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2024年7月30日火曜日

皇室番 黒革の手帖 / 大木 賢一

著者のネット記事がきっかけで読み始めました。先代の皇后についての記述が気になってさ…


皇室のニュースは完全な統制下におかれた規制されたものだということが、よくよくよーく分かった。

宮内庁がとてもとてもエライとこだということもよくわかった(皇室よりエラインちゃうかって感じ)

で、その宮内庁のおかげで皇室の権威付けと神秘性が保たれているっぽい。


[松の間]ののぞき窓など、初めて知ること、面白い話しもたくさん。

宮殿の"波の間"の話しが出てきて、ネットで画像検索。素晴らしい!

宮殿内部の見学ってできないのかなー?

とりあえず外部の見学に行ってみたいと思ったよ。


人と会うのが仕事って接客業みたいやなって思ったり…


批判的内容はとてもとてもとてもオブラートに包んで書かれているように感じた。

とりあえず私は皇后雅子さまを応援してる。著者もそうだと思ったけど、違うかな?


本を通して「なぜ国民は皇室をありがたがるのか?」という問いに私も考えさせられた。

まあ、私もありがたがってるんだけど…でも数十年前の祖母のようにお名前を "さん" 付けで呼びたいなあ。いつから "さま" になったんだろ??

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暑い暑い中、お昼休みに図書館へ。

途中、コノテガシワの木に白緑色の実がたくさんなっているのを見かけました。

北浜のカフェではランチ中のオフィスワーカーの笑顔がガラス越しに涼し気。

さて、私は今晩何食べようかなあ。


冷蔵庫には万願寺唐辛子を炊いたんが冷えてるし、糠を変えた糠漬けの大根も楽しみ。


2024年7月29日月曜日

プロヴァンスの休日(原題・仏語: Avis de mistral)

いかにもフランス人だなあっていう感じのこまっしゃくれた女の子は、パリジェンヌ。

私がイメージするフランス人はパリの人のことなのかな?

明るい陽射しがいっぱいの映画でした。


私が初めて会ったフランス人は、アメリカのサンアントニオで出会った小柄な女の子。

チョコレートを食べながら一緒に運河を歩いたなあ。

次に会ったのはニューオリンズのユースホステルでの大人数グループ。

たいそう賑やかで、バスルームビショビショ、酷暑の中、真っ白なミニのワンピースに黒の長ブーツというお揃いでのおでかけ。

そんなことを思い出したよ。あれからもう何十年…


今、パリオリンピックの真っ最中!

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傘、好き。

夏は傘がいっぱい。みんな日傘を差してるから。

もっといろんなパターンの傘があればいいのに。模様も形も。

建築家が作った傘とかあったらいいな。

いろんな傘をさしたいけど、モノが増えても困るから買い足せなくて長年同じのを使ってる。

もうずいぶん若い時の好みなんだよね…気に入ってるけど。


2024年7月25日木曜日

走れ外科医 泣くな研修医3 / 中山 祐次郎

泣くな研修医シリーズ3作目

医療モノというより働く若者の物語というふうに読んでました。

初めてのプレゼンの準備、本番、

(発表中に)「終わってしまうのが寂しくもある」「また、発表したいな」

泣けた…一生懸命頑張った人のせりふだなあ。

私もいっぱい"初めて"を経験したはずなのになんにも思いだせないよ…


気に入った言葉

プレゼンの資料を見て

「(略)やっぱりアメちゃんは優しいからわかりやすいんだろうな」

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土用の丑の日。

うなぎのお寿司を買いました。

いつもの八百屋さんではデラウェアを。

今夏初めてのデラウェア。楽しみ♪

今年はマスカット安くならないのかな?


ほんで、今日のブラウス、細く見える♪

2024年7月24日水曜日

逃げるな新人外科医 泣くな研修医2 / 中山祐次郎

泣くな研修医シリーズ2作目

テレビ "あの本、読みました?" で作者さんが出演したはった本。

図書館で借りて、シリーズ2から読み始めた。

手軽に読める小説は久しぶり。さくっと読める。でもウルウル泣いちゃう場面もある。

こんなに一生懸命働いてるというその若さが眩しい…

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仕事帰りに坐摩神社(いかすり)に行ってきました。

近いのに初めて行ったよ。

"ざま神社"だと思ってたよ。"ざま"って通称なんだって。


お目当ては"せともの祭り"。

おそうめんを食べるときの器がほしくて。今まではガラスの器だったんだけど、陶器のがほしくなっちゃって。

灰色がかった渋い緑色のを買いました。


神社では夏祭りで太鼓と鉦のお囃子も。

おかめとひょっとこがドンドン。小っちゃい子が鉦をチンチン。

ドンドンチンチン、ドドンチン♪


帰ったらさっそく冷やしうどんを食べたよ。おいしかった。

そんな大暑の日。

2024年7月22日月曜日

テムズとともに ‐ 英国の二年間 / 徳仁親王

青年の留学記としては平凡なものだと思うけど、若者のこういう経験はどんなに平凡でもキラキラしていて素敵なものだし、それが皇太子さまのことだからなおさら。

天皇陛下が20代半ばの皇太子時代に楽しく自由な時間を過ごされたことがただただ嬉しい。よかったなあと思ったよ。


あとがきにあった言葉に天皇陛下のお人柄を感じました。

[思い出というものは自分で作る部分も多かろうが、人に作ってもらう思い出も多いと思う]

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夏のお菓子。

羊羹ではなくてお干菓子を買ってみました。

日持ちするかと思ったら10日ほどの賞味期限…

レモンピールの入ったお菓子です。




2024年7月20日土曜日

奥村厚一 光の風景画家展

京都市京セラ美術館


暑い日、少し迷ったけど行ってよかった。

入ってすぐに雨の絵。私の好きな雨。静かな雨。


奥に進むと、どれもとても静かで穏やかな色ばかり。

派手な色は光を表す輝く白だけ。


人物もいなくて(たまにいても、とても小さい)穏やかで涼しい。

一枚一枚、ずっと観ていられる。


初めての画家さんだったけど、好きな人を見つけました。


竹藪の絵が好きだったな。

笹の葉が繊細で、若い竹と丸いお月さまが微笑ましい。

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行帰りの電車の中では、久しぶりに見た昨夜の夢を反芻しながら。

で、帰りに高島屋で夏のお菓子。


2024年7月17日水曜日

色は語る 色彩と心理の不思議な関係を読む / 山脇惠子

ページの端のカラフルな着色が十二単のよう。

茶色の章で絵画を説明しているのが特に面白かった。


[赤がくすんで暗褐色になったとき、その屈折した心に寄りそうことが…]

[完全な闇の黒に対して、暗褐色はま光とつながっている状態]


茶色を暗褐色と呼ぶと、深さを感じる。

これを読んで以来、茶色(暗褐色)を見ると心が動く。

金色から暗褐色へのグラデーションの高貴なこと!


青の章では・・・[すくうと青でなくなる水や海の色、見えているのに遠い存在の空など、身近な青がどれもあいまいで不確かな体験を与える色]

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昨日、西瓜を食べました。今夏初めて♪

西瓜ってお腹いっぱいになるねえ。

桃も安いお店を見つけて、もう4つも食べちゃった。


そして。

食卓横の窓に飾ってたサンキャッチャーが壊れちゃったから栞にしました。

いい感じでウレシ☆


2024年7月16日火曜日

シン・東洋陶磁―MOCOコレクション / 東洋陶磁美術館

大好きな美術館。

改装されてから初めて行きました。

まずは、入り口の階段が美しい。

そして、先月観た曜変天目に続いて今回は油滴天目茶碗。ゴッホの絵みたい。星月夜。

曜変天目は暗闇の中で目を凝らして観たけど、油滴天目は光の中で自らも光を放っているよう。

どちらもだけど、こういうのを身近に所有して、しょうっちゅう手に取っていたら精神やられそう…元の持ち主方はどんな気持ちだったんだろう。


大昔のものなのに輝く白さの白磁の美しさ。

どっしりした存在感のある素朴で大きなものも大好き。


竜が描かれている壺がいくつかありました。

暴れん坊の竜が壺に閉じ込められちゃったよう…かわいそう…頭の中に物語が浮かんできたら竜が友達になった気がしたよ。


青磁を見るには

「秋の晴れた日の午前10時ごろ、北向きの部屋で障子一枚へだてたほどの日の光」

がいいそう。


私もそういう日の光のような人でありたい…。

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美術館には、少し前に衝動買いした日傘をさして行きました。


白のレースで、昭和のご婦人がさしてそうな日傘。

UV加工なんてしてなさそうな、たぶんデッドストック品。

でもね、品があって優しいのヨ。

ギラギラの暑さ指数MAX日は、内側が黒いナイロンの中国製を使うけど、そうじゃなければ昭和のご婦人ごっこ。

          





2024年7月9日火曜日

オオカミに冬なし(原題:Kein Winter für den Wolf) / クルト・リュートゲン

池澤夏樹が紹介してるというのに惹かれて図書館で借りました。

子ども向けの本だっていうから、オオカミが擬人化されたようなお話しかと思ったら全然違ったよ。

ドイツで 1955年に出版。実話だそう。


氷の凄まじさに驚き、大滝のくだりにドキドキ。

北極圏への移民、伝道は初めて知った。

ドン・ジョバンニのアリアのくだりも面白かった。


1964年に出版、そのままの訳で今まできてる。

平仮名と漢字の割合や、文章の言い回しがなんとも読みにくいけど、これも時代の情緒。文章というのは60年でこうも変わるのかという意味で残しておくべきとは思うんだけど、新訳で出たらもっとたくさんの人が読むんじゃないかなあと思ったり…


ところで…アフリカから始まった人類の軌跡、北極で留まった人たちは何考えたはったんやろ??

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昔々、フィンランドレストランでトナカイ食べたことあったなあって思いだしたよ。

先輩に連れて行ってもらって。

たしか御池じゃなかったかなあ。たぶん今はもうない。

連れて行ってもらったのは、私のお誕生日だった気もする…わからへんけど…どうやったっけかな??

彼女にはいろんなお店に連れて行ってもらったなあ。

優しくて面白くてお洒落な人だったなあ。

どうして疎遠になっちゃったんだろう。


かつていろんな人にもらった優しさを私は誰にも返せてない…