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2024年7月9日火曜日

オオカミに冬なし(原題:Kein Winter für den Wolf) / クルト・リュートゲン

池澤夏樹が紹介してるというのに惹かれて図書館で借りました。

子ども向けの本だっていうから、オオカミが擬人化されたようなお話しかと思ったら全然違ったよ。

ドイツで 1955年に出版。実話だそう。


氷の凄まじさに驚き、大滝のくだりにドキドキ。

北極圏への移民、伝道は初めて知った。

ドン・ジョバンニのアリアのくだりも面白かった。


1964年に出版、そのままの訳で今まできてる。

平仮名と漢字の割合や、文章の言い回しがなんとも読みにくいけど、これも時代の情緒。文章というのは60年でこうも変わるのかという意味で残しておくべきとは思うんだけど、新訳で出たらもっとたくさんの人が読むんじゃないかなあと思ったり…


ところで…アフリカから始まった人類の軌跡、北極で留まった人たちは何考えたはったんやろ??

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昔々、フィンランドレストランでトナカイ食べたことあったなあって思いだしたよ。

先輩に連れて行ってもらって。

たしか御池じゃなかったかなあ。たぶん今はもうない。

連れて行ってもらったのは、私のお誕生日だった気もする…わからへんけど…どうやったっけかな??

彼女にはいろんなお店に連れて行ってもらったなあ。

優しくて面白くてお洒落な人だったなあ。

どうして疎遠になっちゃったんだろう。


かつていろんな人にもらった優しさを私は誰にも返せてない…