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2016年9月12日月曜日

相愛大学 音楽学部サクソフォン専攻生によるアンサンブルコンサート


相愛南港ホール

今年もまたまた行っちゃった。
どうしてもどうしても行きたくなる。
気になる人の演奏会は毎回行ってても、そのうち「もういいかな」って思うようになったりするんだけど、彼らの演奏会にはまだそんな気持ちにはならない。
なんだろう??

そして今回…やっぱり行ってよかった!
いやいや、今までいちばん良かったんじゃないの!?
ああ、私は毎年この演奏会にくるたびそう思ってる!
いつだったかは「プチ・ミ・ベモルみたい」って。
去年は「ミ・ベモルの完璧さはないけどこれはこれでいい!好き!」って。
今年は確信したね。「ミ・ベモルの完璧さはないけど、私、こっちの方が好き!」
ああ、しまった。
アンケートにそう書いてくればよかった。
いつもの如く終わってすぐに会場を出たんだけど、いつもの如く…いや、いつもより早くお見送りの挨拶にロビーに現れていた彼ら。
ホールの扉を開けて出たとたん「ありがとうございました!」って。いえいえこちらこそ!

ある学生さん…彼女が高校生の時にあるイベントで隣同士で吹いたことがある。
彼女は覚えてないだろうから、見知らぬ人にそんな風に思われてるのは気持ちが悪いかもしれないけど、期せずして成長を見ることができた私にとってはなんだか光栄。
才能と美貌がある彼女には、それを持つ人特有の自信とプライドが感じられたよ。素晴らしい。

また、あるアルトの学生さん…なんて個性的な音!
流行りの音っていうものがあるとしたら、彼女の音は違うかもしれない。
最初はちょっと変わった音色に戸惑ったけど、聴いてるうちにそれが曲にぴったりマッチしてきた!
このフレーズはこの音がいちばんピッタリなんだって思えたよ。
ずっと、みんなが思う「いい音」でないといけないような気がしてた私には眩しかったね。

前田先生の指導…もとい、指導陣がプロジェクトとして取り組んでるっていう感じ。
ミ・ベモルの完璧さはないけど、若さで魅力を発揮してた彼らに“洗練されたもの”を感じた演奏会でした。

効果的な打楽器も素敵だったから、そっちも行かなくちゃ!

聲明 三井寺/大念佛寺 国立劇場開場50周年記念

【第1部】
曼荼羅供(まんだらく)
天台寺門宗総本山三井寺

【第2部】
融通念佛宗
夕時勤行(ゆうじごんぎょう)
融通念佛宗総本山大念佛寺

行ってみたいと思いながら機会を見つけられずにいた聲明の演奏会にやっと行くことが出来ました。
1部、2部ともにそれぞれ20人程のおっさん(お坊さん)で1時間半ほど。
舞台上には大きくて煌びやかな仏壇風のセット(もしかしたらホンモノ?)や掛け軸。
幻想的な照明の中、20人もが鮮やかな袈裟姿で登場したらなんだかミュージカルみたい!
そして20人のテノールが殆ど音程のない単旋律をユニゾンで1時間半×2。
…寝た…
たまに起きて「あー、極楽極楽…zzz」

フォルティッシモで何度もリピートする「南無阿弥陀仏」の時はさすがに目が覚めて思わず合掌しながら私も心の中で「南無阿弥陀仏」

眠りこけてて言うのもなんだけどまた聴きたいなあ。ホールじゃなくてお寺で。
イスラム教のアザーンもいい声で聴いてみたい。
ヨーロッパの教会を巡ってグレゴリア聖歌の聴き比べをしてみたい。