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2024年7月16日火曜日

シン・東洋陶磁―MOCOコレクション / 東洋陶磁美術館

大好きな美術館。

改装されてから初めて行きました。

まずは、入り口の階段が美しい。

そして、先月観た曜変天目に続いて今回は油滴天目茶碗。ゴッホの絵みたい。星月夜。

曜変天目は暗闇の中で目を凝らして観たけど、油滴天目は光の中で自らも光を放っているよう。

どちらもだけど、こういうのを身近に所有して、しょうっちゅう手に取っていたら精神やられそう…元の持ち主方はどんな気持ちだったんだろう。


大昔のものなのに輝く白さの白磁の美しさ。

どっしりした存在感のある素朴で大きなものも大好き。


竜が描かれている壺がいくつかありました。

暴れん坊の竜が壺に閉じ込められちゃったよう…かわいそう…頭の中に物語が浮かんできたら竜が友達になった気がしたよ。


青磁を見るには

「秋の晴れた日の午前10時ごろ、北向きの部屋で障子一枚へだてたほどの日の光」

がいいそう。


私もそういう日の光のような人でありたい…。

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美術館には、少し前に衝動買いした日傘をさして行きました。


白のレースで、昭和のご婦人がさしてそうな日傘。

UV加工なんてしてなさそうな、たぶんデッドストック品。

でもね、品があって優しいのヨ。

ギラギラの暑さ指数MAX日は、内側が黒いナイロンの中国製を使うけど、そうじゃなければ昭和のご婦人ごっこ。