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2014年12月18日木曜日

The Last Station

邦題:終着駅 トルストイ最後の旅
テレビの録画。

歴史に名を残す“悪妻”…そう言ったのは夫じゃなくて他人だろうしね。
夫婦の事は他人にはわからないしね。
私は結婚してないけどさ。

ふたりの事なんてほっとけばいいんだけど、有名人とかお金持ちにはありそうな状況だね。
芸能ニュースでよくやってる話し。

この映画でも、今わの際に嘘までついて夫婦をあわせようとしない人たちもいはるけど本当に悪意があったり意地悪な気持ちの人はいなくて。

でもねえ、トルストイに心酔しているチェルトコフや実の娘も、トルストイが言ってた“愛と自由”には反してたね。
“愛”には満ち溢れてるんだけど“主義”に囚われ過ぎて“自由”じゃなかった。
トルストイ自身は鷹揚だったのに。

“愛”よりも“自由”の方が難しいんだね。きっと。
自分ではそのことに気づきにくそうな気もするし。
そういうことに気づくためには常に内省・内観しなきゃいけない。
冷静に。知性を持って。哲学的に。高いレベルで。

これは難しい・・・でもそういうことが出来る自分でありたいね。
私、子どもの頃から好きな言葉は“自由”。
愛とか友情とか家族とか夢とか努力とか正義とかじゃなくて、“自由”。
でも年々、そして時々、その言葉の辛さと厳しさと重さに呆然とする。