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2016年3月27日日曜日

泉 里沙ヴァイオリンリサイタル “ヴァイオリンを抱えて国境を越える”



大阪大学会館

ショーソンのポエムという曲を知りました。
ピアノの出だしがピーンとした緊張感と不思議な感じ。
あれ、もう一度聴きたいな。

プログラム最後のカルメン幻想曲は、いつか私もやりたいと思ってる曲。
前半は、自分もバイオリンを弾いてる気分…途中で「あ、私は弾くんじゃなくて吹くんだ」って思いなおして自分も一緒に吹いてるつもり…もう弾いてるんだか吹いてるんだかわかんないけど、とにかく演奏してるつもりになって聴いてました。フラジオなんかも楽々やってるつもりで。
いやでも、相当むつかしそう…これは夢のまた夢だなあ。
いやむしろ破綻したような演奏になってもいいんじゃないかな、これそういう曲だし…うまく出来なくてアップアップするよりドラマティックでいいかもなんて思ったりして…

ドイツとフランスのバイオリン曲についてのお話しが興味深くて、いつもながらディレクターのお仕事ぶりが素敵だなあと思える会場でした。

そしてそして、プログラムの表紙がとても素敵でした。
彼女が自分で作らはったのかな?
こういうのを見ると、よくあるチラシやプログラムの顔写真なんていらないんじゃないかって思っちゃう。
まあ場合によっては顔が大きななファクターになることもあるけどね。

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早くに会場に着いたので、開演前に近くの中山池の畔に座って駅前で買ったパンとコーヒーで遅いお昼ごはんを食べました。
日差しポカポカ、ホーホケキョは練習中。



2016年3月22日火曜日

塙美里サクソフォンリサイタル ~ジュリアン・プティ氏を迎えて~ 初来日記念公演

青山音楽記念館。
歌やピアノを聴きによく通ったホールです。
ここでサックスを聴いていると思うとなぜか感慨深い…なぜか…そのうちゆっくり考えましょう。
これがわかったら一皮むけるかも。

そしてコンサート。
とても素晴らしい。
サックス2本とピアノが、オーケストラのよう。
客席の真ん中から少し後ろに寄った辺りに座ってたんだけど、ピアノの音に頭を包まれて、ソプラノの音が上手、テナーの音が下手から聴こえてくる感じ。
ほんとは逆で、ソプラノは下手で演奏してるんだけど。
目で見ている情報と聴こえてくる音の方向の違いについて考えてみようとしたけど、こんがらがりそうになったからすぐに中止。
そのままぼんやりと、どこまでも伸びていきそうな音を聴いていました。

ああ、こんな風に音は伸びるんだなあ。伸ばしてみたいなあ。伸ばそう!
って思ったから、帰ってすぐの練習は楽しかったよ。

といっても、好きだったのはそれぞれのソロ。
特に民族色が強い曲は大好きなので、こんな曲があるんだなあって。
クレズマーっていう言葉を初めて知りました。
ジューイッシュの音楽って聞いて “屋根の上のバイオリン弾き” が頭に浮かんだけど、あれもクレズマーなのかな?それともそれっぽく作ってるだけかな?

いつだったかも思ったけど、煌びやかで伸びやかなサックスの音は暗いホールで聴くもんじゃないね。
屋根も壁もない自然の中が一番似合う。と、思う。だから私はそういう風に吹きたい。

それから、アンコールはホッパーのレクイエムでした。
ホッパーってチェロのホッパーかな?
そうだとしたら、ホッパーの曲はやっぱりいい曲ばっかり!
あー、私も自分で編曲できたらいいのに!

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前回のブログからちょうと1か月も経ってる。
まずは、仕事が忙しかった!
夜はできるだけ早く帰りたいから、朝の出勤時間がどんどん早くなって…
おかげで、楽器の練習時間はちゃんと確保できました。
コントラバスとピアノとでガーシュウィンの “サマータイム” の披露なんかもしちゃいました。
楽団でジャズの曲をやったことはあるけど、トリオなんて初めて!
アドリブは、楽譜をいろいろ集めて書き写すところからだったんだけどね…