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2015年12月13日日曜日

Benvenuto Cellini(ベンヴェヌート・チェッリーニ)

場所はネーデルランド・オペラ。
テリー・ギリアム演出。マーク・エルダー指揮、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団。
テレビの録画で。

面白かった!
酒場での粗野なシーンが男声合唱が聴こえるとイヤな感じじゃなくなる。
この辺りから俄然おもしろくなってきて、サーカス団のダンサー達の踊りも愉快。
バレエの人たちと違って女性ダンサーが細すぎないのも人間的で魅力的。

ローマ法王が頭に日輪を載せて平安時代の天皇みたいな衣装。
でも、装飾とお化粧は中国風。
俗悪・野卑な演出も、あと少し過激だったら目を背けるところだけど、なぜか観てられる。
どうしてかな?これがギリギリのところなのかな?ギリギリ加減がいいのかな?
いや、充分イッちゃってる気もするけど。

いいなあって思ったのは、アスカーニオ役のミシェル・ロジエ。
宝塚の男役みたい。
女性が演じる男性ほど魅力的なものはないね。

舞台ものは生で観るに限る。それもいい席で。そうじゃなきゃ行かない。
って思ってたけど、テレビでもこんなに楽しいんだから、来年はライブビューイングを観にってみようかな。