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2014年6月2日月曜日

ラ・プティット・バンド 大阪2014

ラ・プティット・バンド。ザ・シンフォニーホール。
J.S.バッハ:管弦楽組曲全曲演奏。

「たいへん、けっこうでございました m(^0^)m」
・・・って言いたい感じ。

よく「歌うように楽器を演奏する」って言うけど、ワタシは「しゃべるように演奏したい」と思ってます。
いろんな事を想像したり考えても、それは心の中にしまっておいて外には出さない。
ワタシは普段でも感情表現過多気味な気がするから、それを演奏でも同じようにしたくないなあって。
ワタシの気持ちなんて「こうなのよー!」って声高に言わなくても、周りのヒトはみんなお見通しでしょう。

もひとつ。
ブランデンブルグのフルートソロを聴いて思ったこと。
ソロだからって張り切って大きな音で吹くのはカッコワルイなって。
今日のフルートは全然前に出てなかった。
奥の方で鳴ってた。
奥だけど後ろじゃない。
他の楽器の音量とおんなじ、もしかしたら小っちゃいくらいだったかも。
でもちゃんと聴こえてた。
曲にもよるだろうけど、こういうのいい!
アンサンブルってコトですかねえ。

そんな必要ないのに大きい声でしゃべられるとやだし、何しゃべってんのかわかんないような小さい声も困るけど、普通よりちょっと小さめの声でしゃべられると「ん?」って聞こうとするなあって。
聞こえてきたものじゃなくて、聞こうとして聞いたことは、価値のあるものに思えるんじゃないかなあ。

古楽器演奏のバッハを聴いてそんなことを思いました。

あと、トランペットかっこ良かった!
3人。体は客席を向いてるんだけど顔は横向き。
楽器は右手だけで持って、左手は腰に当ててる。
まさに騎士!

それからティンパニのオトコノヒト。
男性はみなさん黒いスーツに黒い靴だったんだけど、ティンパニのヒトは鮮やかなサファイヤブルーのネクタイに同じ色の靴紐でした。
ステキ!

何回も何回も続いたカーテンコールに予定外(?)だったっぽいアンコールもしてくれはりました。
ホントはこんなホールじゃなくて、中央公会堂の中会議室なんかで聴きたかったかな。

こんな感じ。