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2018年12月18日火曜日

エモーショナルサウンド クリスマス特集


ヒルトンプラザウェスト

素晴らしいアレンジャーの黒川さんによるモーツアルトメドレー。
彼の曲を聴いてると 「私もサックスやっていて良かった!」って思える。
いつも "あの有名な曲" を見事にサクソフォン用に編曲。
原曲の素敵さそのままにサクソフォンの魅力も全開。
華やかで技巧的でいい音!
今回のモーツアルトもとても素敵。
モーツアルトの軽やかさや華やかさってサックスにぴったり!って思えたよ。
楽譜、売り出してくれたらいいのになあ。

ずっと気になっていたピアニストのソロも聴けて楽しいひとときでした。

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用事があってキリスト教会へ。
礼拝の時間だったから、キリスト教徒じゃないけど聞いていくことに。
後ろの席から見える信者の方々。
ああ、ここにいはる人たちはみんな敬虔な人たちなんだ・・・少なくともいまこの時は敬いとつつましい心を持って座ったはるんやと思ったら私の心も洗われるよう。
たとえ普段は雑多な感情を持って過ごしていても週に一度心をリセットして善いものを心に灯すっていうことが大事なんだなあと。
お祈りっていうのはそういう効果があるのか。
イスラム教は一日に五回もやったはるけど、嫌なことをしたり言ったりしちゃってもすぐにそれを反省して改める機会があるっていうことか。素晴らしい!

昔、アメリカに行って 無宗教 だと言うと、宗教を持ってる人からするとはおかしな人(信用できない人)だと思われるっていう話を思い出した。今やっとその意味を理解した気がしたよ。

宗教を持ってない私は、敬虔な気持ちも反省の気持ちも自分で作って保っていかないといけないんだ。
たいへんな努力と強い気持ちがいる・・・

2018年12月16日日曜日

羊と鋼の森

羊と鋼の森
もう最初からウルウル。そして3ページごと、いや全ページに泣ける。
全ての登場人物の音に対する思い、主人公の仕事中のエピソード、全てに共感して泣けてくる。
違うかな、私の思いが本の中の言葉にあるのかも。
そして人気のこの本は、年齢も人生も違うたくさんの人が同じように自分の気持ちと同じだと思ったんだろうなあ。
本ってすごい。

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少し前からお風呂上がりの保湿に精を出してる。
いつもと同じ化粧水やクリームだけど早くてはっきりした効果にちょっとビックリ。
・・・思ったこと・・・保湿や肌ケアって若いときにはあんまり必要ないんだ。
だってこんなに効果を感じたことなんてなかったもん。
いま、化粧水やクリームの効果をしっかりと感じるってことは、いまやっと本当にこういう事が必要な年齢になったっていうことなんだろうなー

2018年12月11日火曜日

Бахчисарайский фонтан(バフチサライの泉)




マリインスキー・バレエ マリインスキー劇場

アラビア大好き。
ダンサーの人たちも王子様はキリリとマッチョで男性的。
女性もヨーロッパの王女様と違って可憐なだけじゃなくて強い眼力で意志的。

主人公の一人ザレマにオペラ:アイーダのアムネリアスが重なる。
私はアイーダよりアムネリアスに感情移入しちゃうから。

ザレマの最期、自分を殺そうとするギレイへの態度がカルメンの最期に重なる。
カルメンの心情とは違うかもしれないけど、潔さと情熱と強い意志はすごく似てる気がする。
アムネリアスもザレマもカルメンもみんな大好きヨ!

番組後半のエトワールガラは2時間たっぷり。
特に人魚のプログラムが好きだなあ。
美しくて恐ろしい人魚。ああ芸術。

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ワタシの緊縮財政をスタートさせなくちゃ・・・っていう事態。
支出削減より収入増を図るべきなんだけどそうはいかない・・・というよりこれ以上働きたくないから支出削減で。
・・・あれ?じゃあ国も支出削減より増税がだいじってことかな?・・・個人と国は違うよね・・・え!?

2018年12月3日月曜日

ミ・ベモル サクソフォンアンサンブル 第34回定期演奏会

いずみホール

お目当てはグリーグ、シベリウスに牧神。
これをミ・ベモルで聴きたかった。
ところがところが、素敵な印象として残ったのは スウェーデン狂詩曲「夏至の徹夜祭」とドビュッシーの小組曲。
どちらも、バレエ音楽みたいに思えた。
物語がぼんやり浮かんで、舞台の情景とバレエダンサーまで見えるようだったよ。なんて素敵!

ドビュッシーの小組曲は連弾の曲をアンリ・ビュッセルが編曲したんだとか。
ああ、アンリ・ビュッセル! あなたの名前を聞いたのは2度目。一昨年やったアストゥリアスは大好きだったよ。

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終わったあとは大阪城公園を抜けて帰りました。
赤いモミジ、黄色いカエデがほんとに今や盛りとほんとにきれい。
野外音楽堂の近くにある濃い緑の木はなんて言うんやろ?
観光地に限らず駅や道路も旅行者でいっぱいの昨今、恐る恐るのお散歩だったけど思ったほど人も多くなくて楽しい時間でした。

大阪城の歴史が嫌な国の人もいはるんじゃないかと思うのは、勝手な思い込みなのかな?
いろんな国の言葉の人たちがお散歩したりコーヒー飲んだり穏やかな秋の夕暮れでした。

2018年11月19日月曜日

SAX PARTY!サロンコンサートシリーズ 福田亨

MITAホール
SHIONに来られた頃から気になっていた福田さん。
ソロを聴きたいと思っていたのがようやく叶いました。

舞台に出られてまずは挨拶。
こういう声だったんだ。こういう話し方なんだ。優しい声と話し方でした。
続くプログラムは濃くてカッコいいサックスらしい曲ばっかり。
ああ、こういう人なんだ。

休憩なし、60分の演奏会。
サックスもピアノもグワンと濃くて、小さな会場で奏者の緊張感や感情をグワンと浴びて胸が張りさけそうな1時間。
胸いっぱいになったあと、アンコールのシューマン、アベ・マリアでソプラノサックスの伸びやかな音でフッと心が静まりました。

音楽に限らず、絵や書道や文章やスピーチ…どんなものでもその人を感じるのが大好き。
巧拙云々は二の次。

次は年明けにあるそう。
また行きたいな。

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楽器演奏のハナシ。
リードはだいじ。楽器よりもだいじ。練習と同じくらい。次が先生。
あ、でも一番大事なのは脳ミソ。
しっかり考えるアタマがあれば全て解決。時間もお金も有効/有意義に使える。
楽器に限らない至極当然。自明の理。

2018年11月12日月曜日

無限動2018秋 IN 大阪「想像を超える音楽の無限な世界」

ヒビキミュージックサロン

二胡ってこんなにきれいな音がするのかとうっとり。
大きな音はないのに大陸を感じるのはそういう音楽だから?
とてもとても小さな音でも悠久と広大な大地を感じる。
とても素敵。
ああ、私もこんな音を出したいよ。

売れっ子奏者らしく、エンターテイメントっていう感じのプログラムと進行。
合間合間のおしゃべりは英語。
時々、日本語の単語が入るフェイントに最初は「?」ってなったけど、言葉のチャンポンは電車で見かけるインターナショナルスクールの学生の会話みたいで慣れてくると面白い。

高齢者も多く年齢層の高い客席だったけど、冗談には笑いもおきてみんな(…かどうかは分からないけど)言葉の壁は厚くはなさそう。
そんなに難しいことを話すわけじゃないし、こういう場面で話すことだから何となく想像つくし。
海外からくる人たちはみんな気を使わず英語を使ってくれたらいいのにって思ったよ。
退屈な通訳が入ってテンポが崩れるよりずっといいんじゃないかな。
多少聞き取れないことがあっても、通訳を介さない直接の語りかけの方が海外アーティストの演奏会に来てるっていう気持ちになれて楽しいと思うんだけど。どうかな?
英語以外の言葉や難しい話は困るけど、専門的な話を伝えたい時は事前に印刷物を配っておくとかね。

きれいな音をうっとり聴きながらそんなことを思いました。
二胡の可能性を表すっていうテーマだったからいろんな曲があって、いろんな事ができるんだっていう事を知った会でした。
で、そもそも二胡を殆ど知らない私としては伝統的な曲も聴いてみたいって思ったよ。

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大阪港でショパンのピアノが聴こえる・・・
ポーランドから来た「ダル・ムウォジェジ(日本語訳:青年からの贈り物)」という名前の帆船が停泊中。
5月20日にグディニャ港出発して来年の3月まで10か月かけての世界一周航海だそう。
ポーランド独立回復100周年の記念なんですって。
船内の一般公開もしていて、船名の通り10、20代の若い男女の船員さんたちがお出迎えしてくれました。
子どもたちにもやい結びを教えてあげてたり、マスコットに扮して一緒に写真を撮ってくれる人もいはる一方で、今日がお休みらしい人たちは一般の人立ち入り禁止のロープが張られた舳先でパソコン開いたりおしゃべりしてのんびりムード。
4,5日いはるらしいから、大阪の繁華街や京都まで足を延ばして日本をみてくれたらいいな。

で、この数日はずっとショパンが聴こえるのかな。楽しいワ。

2018年11月1日木曜日

神田寛明の、アニバーサリー~フランス&イタリア~

ドルチェアーティストサロン
プログラム最初の曲はオペラの曲なんですって。
そしてプログラム最後の曲もとても物語チックな曲。
どちらもお芝居の一幕全部を聴いてるようですごく楽しい!
きれいな歌があったりコロコロ転がったり飛び跳ねたり。
けっこう長い曲を飽きることなくピアノと二人で歌劇の世界に連れて行ってくれるなんて、なんて素晴らしい!
一流のオケマンはこんなことが出来るんだと大感動。

始まる前には、楽器を持たずに舞台に出てきて曲の解説をしてくれました。
おしゃべりは好きでお得意らしいとプログラムに書いてあった通り、これも"一流のプロ"のおしゃべりだわあと楽しく聞きました。
ちゃんと準備をしていて丁寧で楽しい。
そんなおしゃべりもプログラムの前だけで、あとは曲間はもちろん、アンコールが終わっても一言も発することなく音楽の余韻を味わせてくれました。

スーツ姿も上品で管楽器でもこういう人がいはるんやなあと、なんか嬉しい。
客席は落ち着いた女性が多くてフルーティストはこういう感じなのかと。
トロンボーンとホルンは紳士が多かったなあ。
楽器ごとの奏者の性格をアレコレ言うことがあるけど、こういうところでそれを実感。
サックスは…性別年齢問わずなんていうか…ガラッパチだワ…

もとい、オペラ風の2曲以外、大好きな"牧神の午後"はやっぱり大好きだと思ったし、現代曲の響きは胸に迫って心臓がグーッてなったよ。これぞ大好きな現代曲の感覚。

この頃はたくさんの演奏会に行かなくなったけど、こんな時間を過ごすとまた他の演奏会にも行こうって気になるワ。

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11月になってクールビズ終了。
職場のたくさんのダークスーツはすごい威圧感。
春夏とネクタイも無しでやってたんだから、結局もういらないんじゃない?って思うんだけど。

2018年10月22日月曜日

バレエの饗宴 2018



写真はくるみ割り人形の"花のワルツ"。
オレンジの衣装と舞台装飾が華やかで楽しい。
くるみ割り人形って何度も観るなら、お楽しみが凝縮されてる第二幕ばっかりでもいいね。

ラ・バヤデールの"影の王国"もきれい。
コールドバレエの清らかなこと!

バレエをテレビで観る時は部屋を真っ暗にするのがいいんだと今さらながら思いました。

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楽器のこと。
バロック時代の曲を練習しています。
自力ではここまで。
これ以上どうするの?ワタシ一人で出来ちゃったかもっていう段階で先生に見てもらったら・・・
通したあとは折り返して細かい指導。
最初の1小節目、そして2小節目、次・・・
出るところが違う、抑えるところが違う、クレッシェンドの位置が違う、アウフタクトと次の一音目のニュアンス、小節の中での音色の変え方、トリルのタイミング、、、
はい、全てに指導が入りました。
もうホントに全て。
全四楽章のうち、一、二楽章くらいは見てもらおうと思ってたけど一楽章がなんとか終わった(?)かなっていう感じ。
イヤハヤ久しぶりに強烈なお稽古だったヨ。

練習室を出たあと楽器を片付けてる時に大きなため息が何度も。
午後からテニスを見に行こうと思ってたけど、そんな気力は残ってなくていつもよりも重たく感じる楽器を担いでノロノロと家路。
清かな空気のおかげで一際明るい秋の午後の日差しが眩しかったヨ。

2018年10月13日土曜日

Il gattopardo



邦題:山猫(完全復元版)

ヴィスコンティの映画はどのシーンもほんとうにきれい!
タイトルの"山猫"ってどういう意味だろう?
台詞の中に「山猫と獅子。狼と羊。」ってあったけど、うーん…わからない…
聖書の言葉かな?なんだろう?
原作は自伝小説で8章なんだそう。
映画は6章までのようだから、本も読んでみたいなあ。
翻訳も出てるみたいだから買ってみよう!
ずいぶん若いアラン・ドロンも出てた。
タイトルロールでAlain Delonって書くのを知りました。
Delonなのね。

「(没落貴族は)贅沢にお金を使った結果だから洗練されている。プライドもある」
っていう台詞に納得。
長い時間をかけて作られてきたそういうものはもはや文化。
時代の変化はあれど守っていきたいと思う私は何目線なんだろう。
庶民のくせしてセレブ気取りなのかな?
ともあれ、ふと太宰治の"斜陽"を思う。
贅沢で優美な長い長い時間を経てきた美しさ。
知性ゆえに自らの没落を悟っていることの哀れもまた美しいワ。

もうひとつ。
舞踏会のシーン。プレストで踊ってる!
バロックの曲で「これで本当に踊るの?それとも舞曲っていってるだけ?」って不思議に思っていたことがよくあったけど謎が解けたよ。
キャーキャー言いながら走り回るように踊ってたのね。
楽しそう!

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この前、テレビでスウェーデンの100歳のブロガー女性の特集を観ました。
続けて日本の90歳(?)の女性インスタグラマーの特集も。

どちらの女性も周りの人たちにとても好かれてる。
自分のやりたいことをやりたいようにやって助けてもらったりもしているだろうけど、とても好かれてる。
いいなあ。
こんな風になるのが独りのわたしのこれからの課題だワ。
年を経ると元の個性が増幅されるような気がするから、批判的で出しゃばりなわたしの振る舞いは今から変えていかなくちゃ。

貴乃花引退騒動も大きな教訓だワ。
やりたいことをやるには独りじゃだめなんだよね。
人に好かれなくてもいいわ、なんて思ってもほんとにほんとのたった一人で出来ることなんて限られてる。
誰かに助けてもらったり応援してもらわないと出来ないことだらけ。
媚を売ったり迎合したりしなくてもいいけど、嫌われてもいいって開き直るときには、「でも誰かは分かってくれる」なんて甘い期待は捨てなきゃ。
"ほんとに誰からも応援されなくなる"かもしれない覚悟をしなきゃ。
そしてそれはどういうことなのかちゃんと理解しなきゃ。気をつけよう。

2018年10月11日木曜日

コンビニ外国人

ニュースで断片的に見聞きするのと違って一冊の本を一気に読むとなんだか大きなインパクト。
人口減も経済の縮小も由々しき自体で、対応策には海外からの人たちを受け入れることが大事って頭では分かっていたけど、毎日街に溢れかえる海外からの観光客にうんざりするばっかりでホントのホントにちゃんとは意識できていなかった。
意識したくなかったっていうのもある。
でもね、この本を読んで考えが180度変わったよ。

少し前に、刑務所から逃げ出した人が旅行者を装ってたときに手を差し伸べた人たちの中にネパールだかインドだかのレストラン経営者がいてタダで食事を御馳走したっていうニュースを見た時もちょっとビックリしたよ。
日本人の犯罪者にそうとは知らず手を差し伸べる流暢な日本語の移民(?)経営者。

時代は移り変わる。
見極めてついていかなきゃ!

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築地/豊洲のニュースって東京以外の人にも関係あるニュースなのかな?
関係あるとしたらどういう意味があるんだろう?

それよりも在留外国人の永住権がナントカっていう法律が気になるワ。
法律が決定した背景とか意義とか。

韓国の国際観艦式のニュースも気になるヨ。
日本政府、他国政府の考えをもっともっと掘り下げて知りたいヨ。

アメリカの最高裁判事就任の裏側も知りたいナ。
大きな影響力を持ってるあの国でいったいどんな陰謀詭計があるんだろう?

EUやドイツやイタリアや…そんなところのニュースももっと知りたい。

気軽に見聞きできる媒体ではうっすらあっさりしかやってないから全然満足できない。
インターネットの中も探せばいろいろあるんだろうけど、探すのが手間なのヨ。
英語のページを読むのはめんどくさいのヨ。
そもそも原文をちゃんと理解なんてできない。
ドイツ語やイタリア語の記事もなんて書いてあるのか知りたい。
ホントにホントに知りたい!

ゴシップ系なら、湯水以上にお金を使いまくってる通販会社の社長さんのお金のことが知りたいワ。
創業者社長ならあれくらいフツーなの?
経営者報酬の仕組みってどうなってるの?
彼の発言って株価や経営に影響してるでしょ?してないの?
巷の噂じゃなくてホントのところが知りたいワ。

"賢い人しか情報を得られない" なんて悲しすぎるよ。
大手マスコミに頼らず私でも知りたいことが簡単手軽に知ることができるように人工知能頑張ってくれ!

2018年10月9日火曜日

第19回 2018年大阪国際音楽コンクール グランドファイナル=ガラコンサート

高槻現代劇場 中ホール

毎年のお楽しみ、今年も行ってきました。
今年は小さい子どものファイナリストもたくさん。
外国の子どもたちはお辞儀の仕方がかわいくてステージマナーも様になってる。
私も見習わなくちゃ。
学生、大人のみなさんも素敵だったけど、特に私が好きだったのは…
打楽器のデュオ。
オーボエのふたり。
アリアのテノール。
プログラム最後のバイオリン。

コンクールといえど、一瞬で舞台をその人の世界にしちゃう!
本当に素敵!
最後のバイオリンなんて最初の一音目の清冽な美しさといったら!
ピーンと張った弦楽器特有の音に痺れたよ。

それから!
スメタナのモルダウをハープで聴きました。
あれも良かった!
こういう曲だったのかって思ったよ。
川面の小さなさざなみやきらめきが目に浮かぶようでした。

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ホールに入る前に隣の野見神社のベンチでお昼ごはん。
秋祭りの真っ最中でたくさんの幼稚園児や小学生がでお神輿を担いだりお囃子を鳴らしたり。
衣装を来たお稚児さんも可愛い。
少し早目の七五三詣りの子どもたちもいて、みんなの様子を眺めているだけで楽しい。
普段たくさんの子どもを目にすることがないから何だかホッ。

2018年9月27日木曜日

ピカソ 描かれた恋


ピカソがとんでもなく酷いオトコだと知っていても大好きな人が書いた本。
その大好きさがひしひしと伝わってくる。

私は、マリー・テレーズを描いた絵を観て「ああ彼女への画家の愛が溢れてる!」って思って涙をこぼしてからだいぶ経ってピカソの女性関係がなかなか酷いと知りました。
描いた人は嫌い、描かれた絵は好きっていう状態が自分の中で処理できなくて困ったよ。

でもね、この本を読み終わったらなんとなく思いが変わってきた。
まあ要するに無茶苦茶な人だったんだ。
その無茶苦茶さを笑いながら絵を観てみよう。どんな風に感じられるかな?

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私や母にはカチンとくるようなことばっかり言う父。
でもGoogleさんには「○○を教えてください」
すっごい丁寧・・・

2018年9月25日火曜日

アンサンブルプルス Vol.3(大阪公演)


ドルチェ楽器アーティストサロン
プログラムも、演奏される音楽もとても素敵なコンサートでした。
いつもはちょっと苦手なトランペットだけど、バロックでの軽やかで暖かい音や、現代音楽でのコントロールされたトランペットは好き。
バイオリンと一緒に鳴ってると全然知らない初めて聴く楽器のよう。

もう一方のソロ楽器、バイオリンもとても素敵でした。
どの曲にも惹きつけられたけど、初めて知ったヴィターリという作曲家のシャコンヌは特に耳が敏感になったよ。
だってト短調なんだもん!
もう3か月も練習してるソナタはト短調。
時代も同じで「ああこの響き知ってる!」ってうれしくなりました。
「私は同じシャコンヌでもバッハよりこっちの方が感情を乗せやすい」
っていう演奏前のコメント通りとても素敵な音楽で大好きになりました。
楽譜もいろいろあるみたいだから私もやってみよう!

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カツカレーカツカレーカツカレー・・・
そんな言葉をいっぱい聞いたから連休最後の晩ごはんはカツカレー。
カレーを食べたい気分のときはあってもカツカレーの事を思うなんて今まであったかな??
そう言えば安倍さんには前にもカツカレーの話題があった気がする。
安倍さんじゃなくて別の総理大臣だったっけ?
人心を惑わすカツカレー・・・
いつか私も3500円のカツカレーを奢ってもらえるようになりたいワ。
いつか私も総理大臣を決める選挙に参加したいワ。

2018年9月22日土曜日

Reds

邦題:レッズ

予備知識なく観はじめて "レッズ"ってそういう意味だったのかと。
なんだか "中二病" 的だったヒロインが最後には主人公よりもずっとしっかりした人になっていったことに女性の賢さを思ったよ。
男は永遠の中二だけど。

"世界を揺るがした10日間"
映画の中でこの言葉を聴いてハッ!
私の本棚にある!
引っ張り出してみたけど読んだ記憶はない。まったくない。
そもそもなんで私はこの本を持ってるんだ?と思ってパラパラめくっていたら裏表紙の裏に以前勤めていた会社のスタンプ。
スタッフが持ち寄る図書コーナーにあったのを持って帰ってきてそのままでした・・・読まなきゃ・・・どうしよう・・・

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テレビの番組表に書いてあった説明。
南半球の国の、旅番組なのか外国の文化を紹介する番組なのか・・・

「昔々ヨーロッパからの移民がたくさんました。
以来、故郷ヨーロッパの文化を継承して楽しんでます。」

2018年、そのヨーロッパにやってくる移民審査の問題点を取り上げる番組を見たばっかりだよ。
2018年、その南半球の国にやってくる移民を収容する施設の劣悪さを取り上げる番組を見たばっかりだよ。

昔のことを忘れたわけじゃないんだよね。たぶん。
昔々アメリカ大陸にはたくさんの日本人が、生活困難だったり、農家の次男坊以下だったりが移民した。
忘れてないけどそれはおいておこうとしてる。


2018年9月20日木曜日

サクソフォン専攻生によるアンサンブルコンサート2018

相愛大学南港ホール

毎年来てると思ってたこのコンサート。
思い出してみたらここ2年ほど来てなかったかも。
その間に男子学生が一人になってた・・・
知ってる人たちはみなさん卒業してしまって知らない顔ばっかり。
もはや私にとって四年間なんてあっという間。
おまけに関東の巨匠先生が客員教授になったはって、プログラムに載ってる!

先生のトマジは夢の世界、夢物語のようでした。
ああ、これがバラードなんだ!
失礼を承知で書いてしまうけど、六十代の男性にこんな瑞々しい思いを感じるなんて!
何度も聴いたことのある曲だと思うんだけど初めて私もやってみたい!(こんなに長くなければ・・・)って思ったよ。
もうホントにソロ曲は誰の演奏をどこで聴くかで全く印象が変わっちゃう。
ほんとにほんとにチャンスは逃さないようにしなくちゃ。
そして、この曲のときのオーケストラも良かった!
集中してる様子も伝わってきて、一番良かったんじゃないかしら?

終わってから雲井先生にあいさつ。
私がいま練習してる曲のことを言ったら「あれいい曲だね。ズザッ♪って。楽しんでやってください」って。
・・・そのズザッができない。
・・・楽しんで、ってどういう意味だろう??楽しい曲だからっていうことかな??
楽しい曲だって思ってた初めの印象を"短調"だから短調っぽくしなきゃって意識を変えることに成功したんだけど・・・
それとも、単純に音楽を楽しみなさいっていう意味かな?
巨匠の一言に揺さぶられて悶々。

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果物が高くなって久しい。
柑橘類は輸入物を買うのが当たり前になってるけど、以前は売り場の棚に溢れてたアメリカのオレンジもいつのまにか見なくなっちゃった。
恐ろしげな外国産使用農薬の注意書きにも慣れてきてたのに。
柑橘類もキウイもお林檎も一つ100円以下だったら「!」って思って買うけどキウイ以外はどれもあんまり美味しくない。

この間は"中身で勝負"っていうPOPに惹かれてお林檎を手に取ったらどれも傷やら凹みやら。
"ワケあり"の別ワードだったのね。
ほんとに中身がいいんだったら多少の見た目の問題は気にしないんだけど、他のと比べて少し安いだけで味が違うわけではなさそう。
ほんと美味しいお林檎ってなくなっちゃったね。
デパートに行ったら高級品があるんやろか?それは美味しいんやろか?
今や果物を一つ100円以下で買おうと思うのがおかしいってことかな?
果物がぜいたく品って戦後すぐの昭和20年代みたいやん。知らんけど。

2018年9月19日水曜日

小泉八雲記念館

小泉八雲と江戸川乱歩がごっちゃになってたっていうことに気がついた。
で、私は小泉八雲はあんまり読んでないかもっていうことにも気がついた。
彼が取り上げてる民話は日本昔話集みたいなもので読んだんじゃないかな。
日本昔話も江戸川乱歩も小学校の頃の体験。
あんな怖い話をよう読んだわ。
子どもだから読めたのかもね。
怖いという不快感よりも好奇心の方が勝ってたっていうことネ。
っていうことはやっぱり大人になって好奇心が減ってきたっていうことか。残念。

二つある写真のひとつは近くの武家屋敷。
リニューアルされたばっかりだそう。
全ての部屋の広い間口を開けはなして畳の上に座っていたら微かな風を感じてクーラーなんかなくてもぜんぜん平気。
都会でも以前はこんな風に過ごせたのになあ。

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関西空港の復旧が当初の報道に比べてびっくりするくらい早く復旧するようで良かった良かった。
ガラッと変わった街の雰囲気を感慨深く感じてたのも束の間。
船は変わらず到着していて台風の十日後にはいつもと変わらない状況が戻ってきたよ。

2018年9月14日金曜日

石見銀山:龍源間歩

山陰旅行では石見銀山にも行きました。
ゆるやかな上り坂の田舎道を30分ほど上っていったらものすごい冷気が流れ出る入り口に到着。

最初は興味津々。そのうち息苦しいような気持ち悪さ。
私は鍾乳洞も苦手。
何とも言えない気持ち悪さと辛さで早く出たい、って思っちゃう。

聞くところによると当時の労働者は割と高賃金だったとのこと。
本当に全員がそうだったのかどうかは分からないけど、少なくとも奴隷や罪人のような待遇ではなかったと知ってホッ。
皆さん短命だったらしいけど、全て覚悟の上で高賃金を稼いでいたなら良かったワ。
写真は途中の山道で。

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島根、鳥取。
山陰ってあんまり行ったことが無かったけど大山や島根は大好きになりました。
いままで縁がなかったから面白いお土産の言葉がウケた。
私らの気持ちよう分かってくれたはるわ!

2018年9月13日木曜日

民謡

島根県の玉造温泉に行きました。
泊まった宿は "白石家" 。
この宿と街の夏祭りで民謡を聴きました。

メインは地元の安来節だけど、観光客を楽しませようと全国の民謡も。
これが良かった!
ご当地民謡ってどれも知ってる。
たぶん…だけど、中学校以上で聴いた記憶がないから、殆どが小学校の頃までに聴いてるんじゃないか

なあ。
学校の授業や行事で聴いたのか、もしくは昭和の後半はまだそういう曲が身近に流れていたのか…
ノリのいいテンポだったり、ふざけたリズムだったり、唸るメロディだったり。
なんてカッコいいんでしょう!

クラシック音楽とか言って外国の古典もいいけど、こういうのをやりたいよ。
現代楽器でも出来るように楽譜が売ってあればいいのに。
いやもう、本気でそう思うよ。

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玉造温泉
山陰旅行で止まった宿のひとつが"白石家"
部屋や廊下ロビーに美術品がいっぱい!
どれもとても素敵。女の人が選らばはったんかな?って思ったけど違うかな。

玉造温泉はこじんまりした温泉街だけど工夫された道路やイベントに地域おこしの気概を感じました。
ザ・温泉街っていう感じは久しぶりの体験で、うれし懐かしの心もち。
今や、日本中どこに行っても外国人旅行客の集団に出会うものと覚悟してたけど、8月末だからか、ここは元々こんな感じなのか、お客さんの感じも昔懐かし雰囲気でほっこりのんびり楽しみました。

安来節は安来町の安来節会館でも観たよ。
私はここでスマホ落としたの。
電話したら送ってくれはって感謝!

2018年9月12日水曜日

出雲大社

ずっと行ってみたかった出雲大社。
やっと行くことができました。

車を止めてそれらしいところから入ると参道の途中に出ました。
歩いていくと…あれ?
近くの人に訊くとどうやら反対に歩いてしまったよう。
「出雲大社は下り参道なんですよ」って。
下り参道いう言葉を知りました。
調べてみると興味深い。
でも本当のところはわかっていないというところかな?
調べたらなんでもわかるって思い込んでる自分がいることに苦笑。
ああ、でも知りたい!!
もう解明されることはないのかな?

そして本殿。
感動したのは横、後ろに回ったとき。
特に後ろから見た姿のなんて凛々しいこと!
青い空にくっきり凛と屋根の線が描かれて、日の丸がはためいてる。
凛々しく若々しく美しくかっこいい!
木陰で微かな風を感じながらいつまでも見飽きない姿。
涙まで出てきたよ。

ぐるっと回って正面に戻ってきたら皇室、宮家等の札(?)が美しく掲げられていてなんだか嬉しい。
ああ、日本人でよかった!

参道にあった大国主命の大きな像もかっこよかったー。

****************

良い縁が結ばれるには
良くない縁を切らなきゃいけない云々。

出雲大社にお詣りした次の日、ケータイを失くしました…
ああ、そういうことか…
いっそのこと電話番号変えよう!
って思ってたんだけど戻ってきた。
・・・ふむ。断行・捨行・離行は自力でせよということか。

2018年9月11日火曜日

足立美術館



今回行くまで殆ど知らなかったところ。
ミシュランの三つ星をもらってるんだとか。
格付けされてるのはレストランだけじゃなかったのね。

評判の高いお庭は、まさしく海外の人たちに好かれそうだなあっていう感じ。
大山の自然の借景の雰囲気は京都の天龍寺を思い出したよ。こんな感じじゃなかったっけ?

お庭自体は私には整いすぎてる感じがしたけど、夏の眩しい日差しを受けて作られる濃い影はかっこいい!

そして何より感じ入ったのは、お茶室の前の小さなお庭の高いもみじの木々が風に吹かれて出す音!
何重にも重なったたくさんのもみじの葉っぱはとても小さいから風に吹かれて出る音もとても繊細。
ああ、自然の中にはこんな素敵な音があるのね!

そして美術品。
どれも素敵だったけど、息を飲んだのは河井寛次郎の言葉。
「自分の好きなことをする。それを人も好きかどうかはわからないけど・・・ギリギリのところで出てきた・・・」
いやーっ、どうしよう!ちゃんと覚えてない!
あんなに感動したのに・・・
どこかでまたあの言葉に出会えますように・・・

*********************

楽器のハナシ。
解決したと思ったらまたすぐに悩みの種になるリード。
使えるものが残り少なくなってきたを始めたけど、もう何を買っていいのかわからない…
ふと思い立ってリードの調整屋さんを始めた知り合いに相談。

1か月経って届いたリードは今までとは違うブランド。
以前、自分で買ったときは全く使えなかったヤツ。
ところがところが!素晴らしい!!
慣れない違和感もすぐに解消。
一番悩みの低音も大丈夫!
タンギングもOK!
音程が安定する。

ああ、ちゃんとしたリードってこういうものなのね!!
箱に入ってるものが全て同じように使えるのもうれしい。
もっと早く頼むんだったワ。
楽器本体よりもマウスピースよりもリードが大事。
いいリードを使うことは練習と同じくらい大事。

2018年9月10日月曜日

大山寺(だいせんじ)

お寺

鳥取県大山の中腹にあるお寺。
夏休みに行きました。

お寺の先は神社と金門という名前の河原。
賽の河原とも。

河原には観光客や登山者が積んだと思われる石塔があちらこちらに。
何を思って積まはったんやろ・・・

ともあれ、奥に見える大山の北壁はたくましく、お寺の金はいい音で響いてくれました。

今度は日本一長い石畳という大山神社にも行きたいなあ。

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大山。
大好きになりました。
初めて見た大山は小っちゃい富士山みたいな姿かたちで見惚れたよ。
でも違う角度から見たら上から下まで断崖絶壁の威圧感。
どこから見ても素敵だけど、一番好きなのは富士山風のなだらかで長い裾野が見える角度かなあ。
いつか上まで上がってみたいな。
いい年した初心者の私も一緒に連れていってくれる人ってどうやったら見つけられるんやろ・・・







2018年8月29日水曜日

クラシカルサクソフォン&ピアノ 真夏の夜の夢





帝国ホテル 大阪 4階チャペル
サクソフォン:田端直美さん

どの曲も聴きたい!って思うプログラム。
2、3週間前に申し込んだ時にはキャンセル待ちだったけど運よくチケット入手。
天井高12メートル、大理石の床。
これは響きそう!どんな風になるんやろ?って思って聴いた1曲目。
ソプラノのなんて透き通った細い音!
細い音っていうと良くないみたいだけどそんなことない。まっすぐで透明でスーッとした細い音。ああ!こんな音があったなんて!もう泣けるヨ。

そして、子犬のワルツ。
これ、ライブで聴いてみたかったんだ!
よかったよー!この曲がこんな風にサックスで吹けるんだ!ああ、なんて楽しい!

マルチェッロ。
1曲目からずっと天井付近の青いステンドグラスを眺めながら聴いてました。
ステンドグラスに描かれてるのは誰やろ?
盾を持った男性は十字軍の騎士?
第三楽章のプレストになったら私の心の中で騎士たちが活き活きとしてきた。

全曲デュオだと思ってたけど、ドビュッシーとリストはピアノソロでした。
どちらの曲もアマチュアの演奏はよく聴くけどライブでプロの演奏を聴くのは私にはなかなかないこと。
ドビュッシーって涼しい音楽なんだなあって思ったよ。
いっつも水が流れてる。

最後はウエニャン。
いろんなウエニャンがあるけど、田端さんのが好き!って思った。
・・・でも、もしかしたら今日、ここで吹いてる田端さんのこの曲が好きなのかも。

プログラムの1曲目から、響きすぎる会場に対して抑制された感じの音がとても素敵。
どの曲も私も吹いてみたい!って思ったけど、どれも難しいんだろうなあ。
軽々と吹いたはるから私でもできるんじゃないかと錯覚しちゃうよ。

アンコールはシューベルトのアヴェマリア。
ガラッと変わったアルトサックスの音色と流れるピアノのにうっとり。

とてもとても素敵な90分でした。

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街のあちこちにある素敵な結婚式場やパーティ会場。
そういうのが出来始めたころ、この素敵な建物はなんだろう?
レストラン?カフェ?メニューが外に出てたら見てみたいな。
って思って門をくぐったら
「何か御用ですか?」「あ、あの何かなと思って…」「結婚式場です(だから入ってくるな)」
っていう事があった。
その頃にはもう同世代の友人の結婚ラッシュはとっくに終わってたからそういうのに疎かったのヨ。
そのうちあちらこちらに突如として西洋風のお屋敷がビジネス街、繁華街、大通りに出現して
入ってみたいなあと思う反面、風景に似合わない違和感を感じてた・・・感じてたけど「結婚式場です」っていうことだから、関係ない私がアレコレ思うのも憚られて敷地の前を通るときは心が無表情になってた気がする。

で、ここ1年ほど。
演奏会をやる場所を探してるうちに候補になるかもしれないと上がってきた結婚式場。
なんせ、室内の装飾が豪華。グランドピアノがあるところも多い。
ただ借りる時は、基本ご飯がついてる。
ご飯込みの値段だから、ご飯抜きだと高い!
そうか、そういうことなのか・・・

それにしても平成不況の時代にこんなにパーティ会場が出来たってなんか不思議。
結婚式にお金ってかけなくなったんじゃなかったっけ?
それまでのホテルでやるよりも安いのかな?だから増えたのかな?
少子化だけど、結婚する人はまだ増えてるのかな?

いろいろ不思議で、私には縁のなかったことだけど演奏会に使えるようなことがあればいいな。

2018年8月22日水曜日

Barabbas

邦題:バラバ

バラバ役の アンソニー・クイン の凄味に見入る。
原作の本があって、映画とは趣が違うとか。
読んでみたい!

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迷いに迷ってとうとう白髪染め。
それほどたくさんの白髪がある年齢になった、っていうことよりも髪を染めるのは好きじゃないのに染めることを選んだ自分にモヤモヤ。
人と違ってもゼンゼン平気。むしろ違うことにこだわりたい。
ずっとそう思ってきたけど、白髪にはそんな気持ちも揺らいじゃう。
白髪があるからじゃなくて、こういうプライドが保てなくなったことが若さを失ったっていうことなんじゃないか・・・なんて憂いながら、近藤サトや若き日の結城アンナや島田順子の写真を眺める夏の終わり・・・

2018年8月18日土曜日

フィリエ「クープランの祈り」平和演奏会

川口基督教会

プログラムに書いてあるフランス語のタイトルがお菓子の名前みたいに思えてクスッ。
付いていたプログラムノートはA4、2枚の裏表に文字がびっしり。
書きたいことがいっぱいあったのね。
家に帰ってからゆっくり読んでたら書いた人(出演メンバーのオルガニスト)の思いがまっすぐ伝わってきてホワッ。

演奏会は、プログラムが進むにつれて透明な音楽の世界にどっぷりと浸ることができました。
クープランが透明なのか、彼らの音楽が透明なのか・・・
水曜日のミサ曲では礼拝堂の灯も消えて祈りの時間とはこういうものなのかと。

四人の出演者全員の家族も一緒に来日とのことで、ベルギーから来た赤ちゃんや小さい子どもも客席に。
演奏会の間、本当に静かな赤ちゃん。お母さんの声だから?

小さくて暖かい礼拝堂にぴったりの素敵な演奏会でした。

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エアコンを付けたまま寝たら、朝はちょっと冷え過ぎる。
朝の通勤時、太陽の角度と光線の強さが違う。
天気予報で"秋雨前線"って言ってる・・・"秋"!この言葉がこんなに素敵に響いた夏は初めてかも!

2018年8月14日火曜日

WOOLF WORKS


ウルフ・ワークス
英国ロイヤル・バレエ団
テレビの録画で。

音楽が素敵。
メロディもエレクトリックな感じも。
衣装が素敵。
円盤みたいなチュチュを男女ともに着けてるのが面白い。
照明が素敵。
近未来的な感じ。

バージニアウルフを演じるなんてどんなどんな精神状態になるんだろう。
憑りつかれてしまうのか、本番の舞台では案外冷静なのか、はたまた"無"なのか。
最初から最後まで集中して観た2時間でした。

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10年くらい夏はずっと極薄の白いカーテン。
朝も早い時間に日が差すけど早起きできるからかえって嬉しかった…けどこの暑さ!
夜、家に帰ったら食器棚の中の食器もなんだか熱い。
クーラーもなかなか効かない…炎天下の長時間停めてた車の中みたい。
日光を遮るためにすだれを買いました。
本当はベランダに立てかけるよしずにしたかったんだけど、景観上よくないかなあと考えて窓の内側用に。
調べてみたら天然の葦簀やすだれは虫がつくらしい…
それでも遮光カーテンより夏っぽくしたかったので樹脂製のすだれ。
これで少しはマシになるかな。

2018年8月13日月曜日

インセプション


面白かった!
複雑怪奇 荒唐無稽 夢だからこそ

そういえばこのごろ夢見てないかも。
見たいなあ。思いっきり不思議なやつ!
お盆休みにいっぱいお昼寝したら見れるかな?

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普段はシャワーだけど週末にゆっくり泡のお風呂。
お湯から足先を出してぼんやり眺めてたら・・・日焼けしてる!?
通勤によく履く靴の形がうっすら。
明りの具合かと思って部屋に戻ってもう一度確認・・・やっぱり焼けてる。
太陽の下に出るのは毎朝10分程度しかないのに・・・
この頃は仕事が終わってもまだ明るいからそれも?
いやそれをいれても15分ほど。
・・・まあ1日15分でも今夏の強烈な日差しを思えば積み重なればこうなるか・・・
顔は日傘の下にあるけどだぶん相当焼けてるんだろううなあ。
なーんにも塗ってないし。

いいことはひとつ。
この前テレビで近視予防には日差しを浴びるのが有効っていうのをやってた。
テレビでやってた時の対象は子供だったけど、年齢関係なく有効かな?

2018年8月12日日曜日

Stuttgart Ballet in John Cranko's Romeo & Juliet



シュツットガルト・バレエ団
シュツットガルト国立歌劇場
ロメオとジュリエット
テレビの録画で。

これ好き!
ジョン・クランコという人の振付だそう。
コミカルな場面がいっぱいあって楽しい。
演劇やらミュージカルやらよりもこの振付のロミオとジュリエットが一番好きだワ!

最後、ジュリエットとお坊さんが一緒に踊ってるとき、ジュリエットが宙に浮いて静止したみたいに見えたけどあれはどうなってたんやろ??

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命の危険を感じる暑さ
汗がふき出る暑さ
むせ返るような暑さ
汗の乾くまもない暑さ
手の施しようのない暑さ
猛烈な暑さ再開
万全な対策が必要な暑さ

ウェザーニュースのスマホアプリ、毎日のコメントが興味深い。
毎日毎日同じような暑さを言葉を変えて表現したはる。
次はどんな言葉かな?って楽しみになってきてたんだけど、お盆が近づいてきたら「急な雨に注意…」っていうのが入ってきた。
ふむふむ…夕立っていうのはこのくらいの時期から始まるのね。

2018年8月11日土曜日

バッハ/無伴奏チェロ組曲&ベートーヴェン/チェロ·ソナタ全曲演奏シリーズvol.2


ヒビキミュージックサロン

会場は駅から5分ほど。影のない炎天下の道。時間は午後2時前。
たった5分だけど今年の夏はこれだけでもうんざり。
開演ぎりぎりにたどり着いてほっと一息。
席は一番前。
すぐに始まった音楽の最初の一音目、重厚な低音に心を掴まれました。
普段、自分の金属でできた楽器の音ばっかり聴いてるから、目の前1メートルの距離で優美な木材から出る響きがガツンと心にきた。

ベートーベンの演奏会シリーズだけど、最後に現代曲があったのもうれしい。
アンコールは白鳥と鳥の歌。
至近距離で聴くとこれまた最高!
音楽に涼んだ2時間でした。

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少し前に、父に携帯扇風機をプレゼント。
親子の歴史の中で初めてホントに喜んでもらえたプレゼントになったかも。

2018年7月30日月曜日

赤松林太郎ピアノコンサート 2018夏

ピアソラばっかりのコンサートで彼の魂の迫力みたいなものに圧倒されて怖くて震え上がった強烈な体験はもう何年も前。
やっと2度目の演奏を聴くことができました。

演奏前のお話しでは今回はロマンチックな曲ばかりとのこと。
私のイメージではロマンチックっていうとひたすら甘くてとろけるっていう感じなんだけど、彼の演奏はやっぱり何かが深いところからググッと迫ってくる。
ショパンもシューマンも甘くなんてない。グワーって。

最後のリスト。
今までは聴くたびに、最初はドラマティックだと思ってもいつの間にか冗長に思えて長い曲だなあって思ってた。
ところがところが。
最初から最後まで聴き入ったのは今回が初めて。
ホントに海が波が、波しぶきがうねりが見えるよう。
この前行った堂島リバーフォーラムの美術展を思い出したよ。
怖いほどの臨場感にこの曲が大好きになりました!

アンコールの剣の舞は目にも止まらぬ指捌きでウヒャーッ!
終わった途端感嘆の声が漏れました。

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もうずいぶん長いあいだ楽器の練習場所として使ってたカラオケチェーン。
どんどんお店が減っていって残ったお店も今月から値上げ。
ニュースによると他社との統合があったとか。
値上げ後は見慣れたスタッフの人を見なくなったり、制限時間のお知らせ電話がなくなったり、備品の紙ナプキンが置かれなくなったり。
ホントに長いこと通ってたから愛着があるんだけど値上げは困る。
すぐに別のお店にチェンジ→いい感じ。

2018年7月18日水曜日

千住 博 & チームラボ コラボレーション展「水」


堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画

炎天下の真昼間、肥後橋駅から歩く気になれず京阪で最寄り駅まで。
それでも5分ほどの道のりは日陰もなくグッタリ。
で、たどり着いて扉の中に入ったとたん…暗い!涼しい!!
怖いなあと感じたのが先か、渦巻く水に東北の津波を思ったのが先か。
そして連想は数日前の中国地方の大雨災害へ。
知識からそんな連想をするけど、この怖さは芸術であることも確か。
被災者でないからこそ正視できるのかもしれない、と複雑な気持ち。
これは圧倒的に絶対的に素晴らしい芸術なんだけど、表現するということ表現されるものの怖さも然り。
そして間違いなく今夏の大阪で一番涼しいところだワ。

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会社の机に向かって仕事をして幾年月。
新しい発見をしました。
脇机の一番上の引き出しを開けっ放しにして肘を乗せるとvery楽チン。
今まで気が付かなかったなんて!
肘掛け椅子の人たちにはこういう利点があったのね…


2018年7月11日水曜日

The Imitation Game


邦題:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

実話なんだって。
まだまだ知らない歴史がいっぱいだわ。
そしてこの主人公にこの人ピッタリだわって思える役者さん。

最後のテロップにちょっとビックリ。
イギリスでは1967年まで同性愛が犯罪だったって。
思えばアメリカも1965年までジム・クロウ法があった。 
ついこの前やん。
LGBTなんてつくられた言葉はあるけど今はほとんど差別はないんじゃないかな。
それに比べると肌色の違いや人種の違いによる偏見・感情は今もあると思う。
戦争/犯罪に結びついているっていうことかしら?
連想ゲームでアパルトヘイトという言葉を思い出した。
まだアパルトヘイトが実施されてた頃、アメリカで出会ったものすごく背が高くて色の白い金髪女性。
バックパッカー同士の気軽さで「どこから来たの?」って声をかけたら「南アフリカ」って。
たぶんそれが初めて出会った南アフリカの人だったんじゃなかったかな。
国を聞いておおいにとまどったけどそれを押し隠して話しを続けた。
でも彼女の愛想のない態度で二言三言でサヨナラ。
彼女が不機嫌そうな顔をしていたのは、たまたまなのかいつもなのか。
私が"名誉白人"日本人だからなのか、それとも最初の私のとまどいに気がついたからなのか…

出会った詳しい場所や状況はぜんぜん憶えてないけど、背の高い彼女の白いTシャツとジーパン姿、真っ青な空と歩いた緑の芝生とその時の自分の感情だけはしっかり憶えてる。
国の名前を聞いて咄嗟にアパルトヘイトという言葉が浮かんだこと。
でも全員が差別主義者ってワケじゃないだろうって思ったこと。
でも、もしそうだったらって思ったこと。
そんな風に思うワタシも立派な差別主義者だわって慄いたこと。

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6月中旬に演奏で行った神戸の布引ハーブ園。
2回目だけど、以前は演奏しただけでなんにも見なかったから今度こそはと思ってお散歩してきました。
音楽ホールに入れるのは午後からだったので、朝7時からスタジオで音出ししてからロープウェイへ。
ハーブは夏至のころがピークなんですって。朝からなかなかの人出。
一緒に出演する友人と山の中腹までぷらりぷらりと歩きました。
中ほどにある建物やカフェもいい感じ。
もっともっと堪能したかったし、下まで歩いてみたかったけど時間もないしあんまり疲れると午後の演奏
に影響しそうで断念。
本番が終わったあとはオープンカフェでみんなでビール。
日差しは強いけど風が気持ちいい!
最後は母と二人でテラスのあたりを長い時間かけてぶらぶら。
暮れていく山を見ながら軽い夕食を取りました。
外国人観光客もいはったけど他の観光地と比べたら人も少なくてロマンティックな所でした。
また行きたいなあ。
今度は下まで歩きたい!

2018年7月6日金曜日

Gravity



邦題:ゼロ・グラビティ

なんて…なんて…なんちゅうハナシよ…
それに、宇宙遊泳ってほんとにこんなに自由に遊んだりするもんなんやろか?
どちらにしてもコワいハナシや。

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少し前から白髪を抜くのをやめました。
毎日が雨の日みたいに髪の表面がポワポワするのが気になって美容師さんに訊いたら「切れ毛です」って。
心当たりあり。
白髪を見つけては抜いてたから…でも百発百中で白いのだけを抜いていたとは限らなくて黒いのを抜いちゃってたりもしょっちゅうだったし。
抜くのをやめたら日ごとにどんどんどんどん出てくる!増える!
もう白髪染め決定だなあ…と思いながらもやっぱりちょっと抵抗感。
老いを認めるのがイヤなんじゃなくて、自然体じゃなくなるのがイヤ。
でもこのままでいるのもイヤだって思うのはやっぱり老いを感じたり、人に感じられるのがイヤだっていうことなんだろうなあ・・・
どうしたもんか…ふー…

2018年7月2日月曜日

2018年 春夏わたしのコンサート

取り組んだのは1曲だけ。
ボザのイタリア幻想曲 (BOZZA,Fantagy Itariane)

試演会などを含めて人前披露は5回。
1回目と2回目を聴いてくれはった人から、2回目のあとに
「今日は良かったね(^^)」って。
はい、ワタシもそう思います…それくらい1回目はボロボロ・・・
弾いてくれはったプロのピアニストさん曰く
「感情が勝ってるネ」って。
はい、ワタシもそう思います…技術が気持ち追いついてない。
しかも卑怯なことにその稚拙な表現で技術の幼さを誤魔化そうとしてる。本番中に!

3回目は通ってる音楽教室の演奏会。
なんとフェニックスホール!
急遽決まった演奏会に間に合わせようと頑張りました。
だってフェニックスホール!!
舞台に立ってわかるホールの素敵さ。
客席ではわからなかった適度な響き。適度な照明。
真っ暗な客席を見て思ったこと…真っ暗な中に向かって吹くのは気持ちいいけど、真っ暗な中に向かって顔の見えない人たちに喋るのはヘンな気持ちだろうなあ…
そして3回目もワタシはごまかしながら吹いたのでした…

4回目は公開レッスン。
5回目は試演会。

4回目以降は私の企画。初プロデュース。
ここで学んだことたくさん。
企画/運営一般的なこともたくさんあるけど、音楽に関することでは

・ピアニストさんってタイヘン!凄い!
プロのピアニストにお願いして必要な方には一緒にアンサンブルをしてもらいました。
全部で6組9曲。
私の不手際もあってご迷惑をおかけしてしまったんだけど、それにしてもアマチュア相手に2時間近く弾きっぱなし。
みんなアマチュアだけど曲は小難しいのも多いし楽器もいろいろ、曲のタイプもいろいろ。
今まで
「ピアニストがいないと私たちは何にもできないしねえ」「さすがプロだねえ」
なんてよく聞いていたし私も言ってたけど、今までの言葉の軽さよ!
同じことを今も思うけど、今はその重みが全然違います。
そして「さすがプロ」っていう言葉はピアニストだけじゃなくて全てのプロフェッショナルに当てはまるし軽々しく思うことじゃないなあと。
ご本人たちが軽々とやってのけてるように見えることもその裏には私には計り知れない大きな努力と沢山の時間が費やされているんだろうと思います。
元々の才能云々だけでは決してない。
自分でイベントを企画して初めてそんな事に気がつきました。

・プレイングマネージャーであるということ
試演会での演奏はボロボロでした。
ピアニストさんが笑い出しちゃって
「後半だけでももう一回やりましょうか?」って言われたけど、無理。出来る気がしなかった。
それまでに何度か本番をしていてもう慣れてるはずなのになんでこんな事に…って茫然としてたらピアニストさんが
「参加者みなさんのお世話をしたり、運営をしながら自分の演奏をするのって集中するのが難しいですよね」って。
そう言えば、会場に一番乗りして次々来はる皆さんに「朝早くからありがとうございます」「迷われませんでした?」等々、笑顔で挨拶して回り、空調を気にして照明を調整してプログラムを配ってお金を集めて始まりの挨拶をして…そしてトップバッターで演奏。
笑顔で挨拶も気を配るのも当たり前といえばそうなんだけど、ふだんは無愛想だから自分では気がつかなかったけど気疲れしてたのかも。
演奏がボロボロだった理由のホントのところは分からないけどピアニストさんの言葉に救われた気がしました。
そして、演奏前の気持ちのあり方が大事だっていう事もよくわかった。
今までは参加者の一人としてお客さんみたいに大事にされてたんだなあ。

六回目
最後の本番。ハーブ園のホールで。
チラシもプログラムもプログラムノートも進行も全て私のやりたいように!
演奏だけじゃなくて全てが私。
演奏はやっぱりトップバッターだけど、試演会の反省があったから出来るだけ気持ちを落ち着かせて。
もうこうなるとここでの演奏の出来不出来は問題じゃなかった気がする。
この演奏会の全てがわたしの演奏。
(実際は空調の風で楽譜がめくれてピアノに1小節余分に弾いてもらったり、暗譜できてるのに楽譜にかじりつくように吹いてる気持ちがしてたり…いろいろあったけど)
もちろん当日になったら一人で何もかも出来るわけもなく、特に男性陣にはいろいろとお手伝いをしてもらって感謝!
公園に遊びに来ていた人たちで客席もいい感じに埋まって、参加者の人たちの演奏もみなさん素敵。
大赤字だったことを除いては成功。
そして、たくさんの人たちに助けてもらってはじめて自分のやりたい事ができるんだと心から思った素敵な経験になりました。

2018年6月30日土曜日

FAGOTT TRIO SALZBURG ~ザルツブルク・モーツァルトテウム管弦楽団ファゴット奏者たちによる~

ドルチェ・アーティスト・サロン

ギリギリ、間一髪で1曲目に間にあいました。
会場へ急ぐ途中
「間に合わないかも…1曲目から聴けないんだったらやめとこかなあ…」
って思ってたけど、行ってよかった!
最初の1音目からそう思えた!

ファゴットはあんまり大きな音がしないから四重奏でも圧倒されずに音楽に浸れる。
なんて品のある音と音楽なんでしょう。
バッハのオルガン協奏曲の第二楽章の最後の和音はなんていう恍惚…
ああ素敵。幸せ。

ピアソラでもそこはかと漂う気品。
アンコールのガーシュウィンメドレーは、今まできいたことのない品のあるガーシュウィンでした。
あー、良かった!

と!忘れちゃいけない!パーカッションの人!
ピアソラとガーシュウィンに登場したはった。
ファゴットの中でなんとも繊細なカホンとシンバル。
何の紹介もなかったけどブラボーでした!

***************

テレビでローザンヌバレエコンクールを観ました。
コンテスタント達の年齢ににビックリ。
15,6の少年少女たちがほとんど。
手足がやたら長くてひょろひょろした子どもの体つきで踊っているのがなんとも奇
妙。
そんな子どもたちなのに、みんな素晴らしい表現力で独自の世界を見せつけてくる
様に見入ってしまいました。
全身で表現できるっていいなあ!
ワタシは音だけにそれを込めなくちゃ…ああ、踊りながら笑いながら演奏したいな
あ!

2018年6月29日金曜日

“イタリア幻想曲” ボザ

“Fantaisie Italienne” Bozza

前半、中間部、後半の三つに分かれて展開。
前半と中間部は最初から明確なイメージが持てたので練習も楽しい。
練習が進むにつれてイメージが変わっていったりいろんなパターンを試すのも楽しかった。
問題は後半。
トリッキーなリズムの中にスラーとタンギングの組み合わせ。強弱も激しい。
ゆっくりゆっくりスラーで練習。
テンポが上げられるようになってきてもタンギングなんて出来る気がしなくて、もうスラーの
ままにしてしまおうか…と思ったところで、急遽決まった発表会の為にピアノ合わせ。
ピアノ譜も読んでいたつもりだったんだけど、合わせて初めて「こんな曲だったのか!?」…と
…。
スラーなんかで誤魔化していい曲じゃないって気が付いて覚悟を決めました。
覚悟が決まれば、なんだか順調。
やれば出来るのに最初から諦めてたっていうこと…割といつものパターン…

そんなこんなで、ある程度までは出来るんだけどなかなか完成度が上がらない…
何度か人前で演奏したけど、うまくいきそうにないって思ったとたんスラーで吹いちゃってそのたび自分に嫌悪感。
練習量の問題?こんなに練習してるのに?そもそも私には難しすぎた?
曲のことも楽器のことも知らない人には「良かった」って言ってもらえることもあったけど…いやいや、出来てないことは自分が一番わかってる。
そもそも私はこんな風に吹きたいわけじゃない。

普段あまり聴くことのないアマチュアのサクソフォンソロを聞く機会もあって、みんなの丁寧な演奏に猛省。
最後の本番で上手くいったらコンクールにエントリーしようと思っていたけど、とてもそんな気になれずに断念。
でもそのまま楽譜を片付けることも出来なくて、最後にもう一度、と先生に聴いてもらいました。
講評して下さいって言って。

先生「よく練習してますね。前半もよく考えている。やりたいことは分かる。
アドバイスするなら基礎力の向上!
やりたいように吹けていますか?
高音の響かせ方、低音のピアニッシモ、リズムの遊び方。
基礎の向上が必要です」

…もう言葉もありません…

でも本番を重ねることで最初のころと比べて、気負わずに吹けるようになりました。
思い入れたっぷりに練習して気負わず本番。
楽しめたこともたくさんあるので、とりあえず良しとします。
先生の言葉で心おきなく楽譜をしまえる。
さあ、基礎!
音階とエチュード!

**********************

だいたいワタシはすぐ泣くんだけど、今日はサッカーワールドカップで負けたドイツ選手やドイツ人ファンの人たちの顔をニュースで見てたら泣けてきたよ…
ワタシ自身は一般時事的な関心しか持ってなかったんだけど、あの絶望と悲嘆の顔々…
思い出しても胸がつまる…
そして対照的なメキシコの歓喜の笑顔ったら!
公の場でのこんな感情の発露ってあるかしら!それもこんなに大勢!そしてそれを目撃してしまうなんて!

2018年6月26日火曜日

塙美里 セカンドアルバム発売記念コンサート

PIA Julien

久しぶりの塙先生。
そして初めてのピアジュリアン。

塙先生にビュッセルのアストゥリアスを見てもらったのは2年前の7月。
ハーブ園での本番を一か月後に控えてた。
懐かしいなあ。

いつか行ってみたいと思ってたピアジュリアンは…ソプラノサックスには天井が低過ぎる気がして…
座った席が良くなかったかな?移動しようかな?
沢山のサクソフォン奏者がここで演奏したはるけど他の人たちはどうなんやろ?
もしかしてこんな風に感じてるのはワタシだけ??

そんな事を思っているうちに曲は進んで、サンサーンスの頃にはなんにも気にならなくなってた。
私の耳が馴染んできたのか、音が場に馴染んできたのか、場が音に馴染んだのか。
どれも合ってる気がする。
大きな理由はもう一つ。
いろんなことをOKにしちゃう圧倒的な音楽があるからっていうのもある気がするなあ。

曲の合間に、留学時代の日記や先生からの手紙を読んでくれました。
演奏会での奏者の他愛ないお喋りはあんまり好きじゃないって思ってたけど、これは違った。感動した!

ソリストの音楽を聴くっていうことはその人自身を感じるっていうこと。
楽器じゃなくてマイクを持って話すときも、内容がその人の音楽と合っていたらぜんぜん邪魔じゃない。
むしろその人への理解が深まって音楽を感じられる。
マイクを持って話すのならそれも含めてその人の表現で、その人が作る時間であり、場であるんだ。

そんな事を思った月曜日の夜でした。

************

一週間前、大阪で大きな地震がありました。
電車に乗ってる最中で、車内に響き渡る携帯の緊急速報の音と急に電車が止まったことが最初の恐怖。
次の恐怖は、改札口で駅員さんが「ここには駅員が二人しかいません。全員の対応は出来ませんので自分の身は自分で守ってください」って言わはったこと。
とても当たり前のことなんだけど、非常事態に直面している時に聞くとなんて表現していいのかわからないような怖さと緊張感。

人生、いろんなことが起こります。
自然には逆らえないけど、知恵はこういう状況に対応するために磨いていきたいわ。

2018年6月23日土曜日

煌めく音の世界

うはらホール

ピアノが主体のアンサンブルがたくさん。
2台ピアノでの演奏は音がたくさんあって素敵。
違う楽器で音がたくさん・・・っていうのじゃなくて同じ楽器同士のアンサンブルは耳にすんなり馴染む感じ。
学生時代からの友人たちとの自主公演とのことで、企画者の思いを温かく感じたコンサートでした。

*************

前に書いたブログからずいぶん間が空いてしまいました。
振り返ってみれば、仕事が忙しかったのと練習してきた曲の本番を次々に迎えてた。
楽しいこともたくさんあるけれど疲れやすくなってる体を休めないと…
気持ちだけで動いたら、後になってから心身ともにガクンとくる…そんな事を繰り返すのはもうイヤだしね…



2018年5月18日金曜日

革命前夜


本屋さんのPOPに惹かれて買いました。
本屋さんのお勧めはホント間違いないね。

魅力的な登場人物たちの中で主人公の日本人の小物ぶりに軽く不快感。
発露する感情はとても浅いところからのように思えてならない。
ひとつひとつの行動にも賢さが感じられない。
もしかしてこれをもって典型的な日本人を表しているんだろうかと悶もんとしちゃったよ。

そんなところも含めて面白い本でした。
手元に置いておこう。

東と西のドイツ。
統一後しばらくは差別を含めいろいろあったみたいだけど今はほとんど問題ないとか。
そうかあ、そういうもんかあ。
さていま毎日ニュースになってる私たちのお隣の国は??

***************

先週末、中之島公園と靭公園のバラ園へ。
特に中之島公園は遠くからでもいい香り。
でも実際にバラが咲き乱れる中に入っていくと香りを感じなくなるのネ。フシギ。
色とりどり、形とりどり、開花具合もとりどりのバラたちにたくさん話しかけてきました。

2018年5月13日日曜日

Blue Jasmine


邦題:ブルージャスミン

怖いーー、ホラーだ・・・
壊れてはないけど似たようなヒトはワタシの周りにもいはるワ…
もしかしていつか壊れはるんやろか…もしかして既に…!?!?!?

「いったい誰と寝れば贅沢な暮しができるのよ!?」
いやいや、怖い台詞だワ…どうして怖いか…?
だぶんワタシもその気持ちが分かるから…イッヤーーー!!!!

**************

そんなワタシの最近の妄想テーマは残りの人生働かずに優雅に暮らすこと。
三十億円持ってる前提での妄想だったけど、足りない気がして少し前から四十億円にアップしました。
えー、原資は外貨預金。高騰して1週間で何百倍にもなるっていう設定。
・・・日本潰れるな。

2018年5月7日月曜日

シルク・ドゥラ・シンフォニー



おっと、もうずいぶん前に録画していたものをやっと観ました。
こういうの大好き。
オーケストラでやる曲は視覚効果があるほうが、曲自体もずっと魅力的に感じる。
音楽だけでグッとくるのは相当強いナニか "引き"みたいなのが が無いと "なんとなく" 聴いてるだけになっちゃう。
人数や音が多すぎて長大な曲になるとイロイロ散漫になっちゃうんじゃないかと思うのヨ…
アクロバティックなシルクドソレイユの人たちはその体つきを観てるだけでとても素敵!

高いチケットで遠くの方から観るよりテレビの方がいいかもネ。

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オーケストラでグッときた演奏。
いえ、正確にはソリストに。
あれやこれやと雑用しながら流してたテレビからの音楽にハッとして聴きいって、見入ったのは
セルゲイ・ハチャトゥリアン でした。
テレビからの音に圧倒される。なんという凄み。

ベートベンバイオリン協奏曲ニ長調
バイエルン放送交響楽団