このブログを検索

2015年10月26日月曜日

木曜組曲

テレビの録画。

おもしろい!
暗ーい雰囲気で始まって「あー、やだなー」って。
少し進んで、これからも怖さが増すような気がして「見るんじゃなかった。やめようかな」って。
いま読んでる本が“異常心理”の本なんだけど、そこに書いてある内容を思い出しながら、登場人物を分析してみようかと思ったけど、すぐに「怖すぎる、余計なことするのはやめとこ」
でもだんだん、登場人物みんなとても魅力的な人たちに思えてきて。

答えはなくていい。余韻があれば。

何を意図してるのかわからないカメラワークも、なぜか魅力的。
舞台の劇を見てるようなお芝居。

んー。映画じゃなくて舞台劇を見たくなったなー。
なにか面白いものないかな。

2015年10月23日金曜日

フィリップ・ガイス サクソフォン公開講座


相愛大学南港ホール

公開講座っていう名前だけど、レッスンの見学じゃなくて演奏会形式。
無料。

一部は彼のプロモーションみたいな感じだったけど、ソロの演奏もたくさん。
モーフィンカルテットの演奏をビデオで流してたりして、なんだか懐かしい…

二部は相愛の学生さんのラージアンサンブルとコンチェルト。
ガイスさんはソプラニーノでソロも。
もうね、ニーノのイメージ変わったよ!


実はニーノってあんまり好きじゃなかったんだけど、いやまあもうほんと良かった!

相愛の学生さんたちもすごく良かった。
わたし、目立つ席にひとりで座ってたんだけど、もしかして「あの人また来てる」って思われてないかなあってなんか恥ずかしかったよ…


ハバネラ・サクソフォンカルテット&ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット ジョイントコンサート

神戸文化ホール 中ホール

第一部は、それぞれのカルテットが数曲ずつ。
過激で尖ってるブルーオーロラ。
プロの人はしょっちゅう一緒に合わせることはないらしいけど、それなのにあんな個性的にしちゃうなんて一体どういうことでしょう??
ブルーオーロラは何やってもブルーオーロラになるのね。
編曲も。

初めて聴いたハバネラ。
4人じゃなくてもっとたくさんいろんな楽器が鳴ってるような感じ。
そして高貴。
ちょっとウトウトしちゃったのは心地よかったからかな…

第二部で八重奏。
なにもかも凄かった。
日本の唱歌や民謡をアレンジした曲ではフランス人もソロを。
「わかってるやん、さすが!」って思ったけど、日本人だってドビュッシーとかやるしね…
プログラム最後の、ダッタン人では8人の音楽と迫力に心臓がきゅってなったよ。

激しく体を揺らしながら演奏するブルーオーロラの人たちの中でハバネラのバリトンがなんだかクール。
サムライみたいでカッコよかった。

2015年10月19日月曜日

青年は荒野を目指す

五木寛之、35歳のときの作品。
読みはじめは、自分自身の二十歳の頃の感性が残ってたから書けたのかって思ってたけど、途中から主人公の心は年齢には関係なく普遍的なもののような気がして。

年老いた人の「人生は何度でも新しくなる」っていう言葉が腑に落ちる。
希望が持てるね。

で、悪ーい人でもきれいな音楽をするっていうのはどんな人でもきれいなものを持ってるっていう事じゃないかなあ。
持ってなくても、知ってるとか。
ちがうかな。どうかな。


2015年10月17日土曜日

大阪国際音楽コンクール2015

審査員のチャリティコンサートとグランドファイナルを兼ねたガラコンサート。
高槻現代劇場中ホール。

今年はちっちゃい子が多かった!
“Age-E”っていうグループがあって、なんだろう?って思ってたらエレメンタリースクールの略だって。
しかも殆どが低学年だったんじゃないかなあ…いやはや…
そして、日本の子どもたちと比べて外国…実は全員韓国の子どもたち…の堂々としてること。
舞台袖から出てくる様子、演奏後の様子は、子どもというより小人みたい。
演奏もとても表情豊か。
自分を子どもだとは思ってないのかも。周りの大人も子ども扱いしてないってことかな?
これはたぶんいい事だ。

子どもが多かったっていうこと以外では、感情的だったっていう印象。
きれいだなあっていうんじゃなくて。
そして、一番独自の世界を繰り広げたピアノの大学生がグランプリでした。
リストの「ダンテを読んで」
あんな曲をあんな長い時間、あんな風に弾けるなんてすごく強い心だなあと。強い精神力、つよい集中力。
そしてあの曲を弾くのは、あの年齢の特権じゃないかと。
10代ではまだ浅い、20代後半ではもう別の世界に行っちゃう。

グランプリの学生が何歳かは知らないけど。
聴いてるわたしにはちょっと長過ぎる気のする曲だったけど。

オーディエンス賞の投票用紙が足りなくて私は投票できなかったんだけど、もし出来てたら日本人高校生のバイオリンで、シベリウスのコンチェルトに投票してたなあ。
鋭くて強くてびっくりしたから。

2015年10月10日土曜日

井上 麻子×藤井 快哉 CD発売記念コンサート

ヤマハ大阪なんば店サロン

プログラム:
ドビュッシー 「ベルガマスク組曲」
デュクリュック 「ソナタ」
フランク 「ソナタ」
モーリス 「プロバンスの風景」

心斎橋筋から四ツ橋に移ったヤマハに初めて行きました。
ヤマハでのコンサートは、心斎橋筋商店街に面したガラス張りのお店の1階でお客さん立ち見の “店頭ライブ” って感じだったけど、今度のお店では2階の奥まった所に小さなホール。

良く響くところで、椅子に座って、このプログラム!
これでなんと無料!
2回あったステージで両方とも聴きました。

何人もと一緒にやるんじゃなくて、ピアノと二人だけだとその人のことが本当に聴ける気がするから大好き。

井上先生の演奏は、カルテットやデュオで何回が聴いたことがあるし、ソロの演奏を聴くのもたぶん初めてじゃないように思うんだけど、でもこんなに近くで聴けた今日、井上先生の印象がガラリと変わりました。
先生の真剣な様子もいいなあって思ったし、ひとつの楽器でいろんな音が出せるのね・・・とか。
知ってたけど…でももしかしたら、わたしは今日はじめてそういうのに気がついたのかも。
んー。

今回のお目当ては、いま練習してる 「プロバンスの風景」
昨日それをやるって知って、もう楽しみで!
全楽章やってくれはりました。
「プロバンスの風景」、プロの生演奏を聴くの初めてだったの!
いやー、もう大感激。
あー、わたし必死に吹いてるなあ。もっと軽やかにしよう!
クレッシェンドはこんな風にかけるのかー
高音になるところはこういう感じかー

忘れないように忘れないように…だいじにだいじに帰って練習。
こういう時の練習の楽しいこと!

2015年10月8日木曜日

ハウルの動く城


テレビの録画。
ストーリーの辻褄があっちこっち合ってないのか、テレビ用に編集されてるのか、それとも私が理解できてないのか・・・
でもまあ、これはこんなもんなんだろうっていうことで。
こんな夢見たことあるかもっていう映像がいっぱいで、辻褄の合わないところも含めてまさに夢の世界でした。
わたしもソフィーみたいに優しい人でありたいな。

ハウルってメンタリストDAIGOみたいって思った。
キムタクの声だったけど。
キムタクって優しい声でしゃべらはるのねー

2015年10月3日土曜日

クレオパトラ

クレオパトラっていう名前の石鹸を使ったことがあって。
すごくいい香りで大好き。
わたしの中でのクレオパトラのイメージってそれくらい。
良くも悪くもなんにも思ってなかった。
ところがところが…
この本を読んだら、そんな器じゃないのに女王になっちゃったひとって感じ。
イギリスの独身を通した女王さまなんかと比べたらえらい違いじゃないか。

物語としてはおもしろく読みました。
博物館なんかでよくある“エジプト展”っていままで苦手だったの。
死者の迫力を感じる気がして、気持ち悪くなっちゃって。
今度“エジプト展”があったら行ってみようかな。
違った視点で見れるかな。