なんて魅力的なタイトルなんでしょう!
黒いはずだけど青い気がして。
冷たいのに暑そうで。
空虚なのに素晴らしいところのようで。
死しかないのに、死すらないかもしれないのに、行って肌に感じてみたいと思う。
夏、朝、成層圏、タイトルのどの言葉も青くて爽やかで魅力的。
池澤夏樹って初めて読んだ。
20代の頃、たくさん読んだ片岡義男を思い出したよ。
そこにある物への主観と客観両方の描写なんかが。
片岡義男よりずっとあっさりしてるけど。
片岡義男の本は古本市でしか見かけなくなってきた気がするけど、池澤夏樹はいっぱい売ってるからまた読んでみよう!
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2015年11月23日月曜日
2015年11月19日木曜日
あなたの中の異常心理
たまーに、10年に1度くらい…こういう本に手が出る。
心の闇みたいなものを解説してあるやつ。
なんでしょうね。
自分や人の心が気になることがあるんだよね。
本では、ニーチェやユングや、グレン・クールドまで出てきました。
みんなそういう心を持ってたんだって。
あー、言われてみたらわかる気がするなあっていう人から、そうだったのかとショックな人まで。
この上ない芸術は正常な心理からは生まれないのか…
人は、明らかに異常なものは嫌だけどほんのちょっとの異質な何かは自分の何かと共鳴するから魅かれるのか…
スピリチュアル云々でよく言われる、集合的無意識とか人類全体が共有する無意識っていう言葉のことも書いてあった。
「偶然に意味を感じてしまう敏感さは限りなく異常心理に近い特性でもある」
これが本当かどうかはわからないけど、でもこの言葉はうれしい。
ずっと、なんかおかしいって思ってたんだよね。
直観とかインスピレーションとかいうものもね。
そういう言葉の何かがおかしいと思ってたんだけど、何がおかしいのかよくわからなくて。
っていうことは人それぞれだから別におかしくないのかな?って思っちゃったりもして。
でもやっぱりおかしい!
いや、何がおかしいのかはやっぱりよくわかってないんだけど…
心の闇みたいなものを解説してあるやつ。
なんでしょうね。
自分や人の心が気になることがあるんだよね。
本では、ニーチェやユングや、グレン・クールドまで出てきました。
みんなそういう心を持ってたんだって。
あー、言われてみたらわかる気がするなあっていう人から、そうだったのかとショックな人まで。
この上ない芸術は正常な心理からは生まれないのか…
人は、明らかに異常なものは嫌だけどほんのちょっとの異質な何かは自分の何かと共鳴するから魅かれるのか…
スピリチュアル云々でよく言われる、集合的無意識とか人類全体が共有する無意識っていう言葉のことも書いてあった。
「偶然に意味を感じてしまう敏感さは限りなく異常心理に近い特性でもある」
これが本当かどうかはわからないけど、でもこの言葉はうれしい。
ずっと、なんかおかしいって思ってたんだよね。
直観とかインスピレーションとかいうものもね。
そういう言葉の何かがおかしいと思ってたんだけど、何がおかしいのかよくわからなくて。
っていうことは人それぞれだから別におかしくないのかな?って思っちゃったりもして。
でもやっぱりおかしい!
いや、何がおかしいのかはやっぱりよくわかってないんだけど…
2015年11月18日水曜日
雲井雅人サックス四重奏団第13回定期演奏会~ケネス・チェ氏を迎えて~
ドルチェ楽器アーティストサロン大阪
硬質な音で始まりました。
音が鳴ったとたん「ああ・・・」と胸を突かれて。
ぐーっと突かれっぱなしだったのがいつの間にか、空飛ぶ音楽の絨毯に乗ってふわふわと。
空を見つめながらいろんな事が心をよぎる。
どの曲でどんな風に気持ちが変化していったのか、残念ながら思い出せません。
絨毯にのったようにふわふわと過去のいろんな事を思い出していたのがいつのまにか、ふだん心の底にしまいこんで無視していた人生に対する自分の甘さがぐぐっと表に出てきて。苦しい。悲しい。
人に言われて、その時はなんでもなかった言葉が急に悲しく思い出されたり。
大丈夫だよ、そんなもんだよなんて思ったり。
約2時間、あっちこっちに心が飛び回って疲れて空腹を感じたころに最後の曲の最後の楽章。
奏者にとってはたぶんなかなか大変な曲なんだろうと思うんだけど、疲れてきた私にはすごく遠くから眺めて聴いてる感じ。
遠くに感じるカルテットメンバーの中でいちばん年上は雲井先生。
こんなことを言うと二度と口を聞いてもらえないかもしれないけど、
「先生すごいね。まだまだやるね」
感情が上下左右に揺れまくって家に帰ってテレビをつけたらフランスのニュース。
だんだん明らかになってきたらしい容疑者のプロフィールに、彼らの心と人生を思ってやるせない。何年も前の別の事件のジハーディストたちのプロフィールをふと思い出してせつない。
世界規模のホテルチェーンの更なる拡大のニュースを聞いて、繁栄の陰には涙している人もいるんじゃないかなどと。
戦争と平和。繁栄と貧困。安心と不安。
両方あるんだ。二つあるんだ。どちらかがあるからもう片方もあるんだ。
いろんな感情を掘り起こされた演奏会でした。
硬質な音で始まりました。
音が鳴ったとたん「ああ・・・」と胸を突かれて。
ぐーっと突かれっぱなしだったのがいつの間にか、空飛ぶ音楽の絨毯に乗ってふわふわと。
空を見つめながらいろんな事が心をよぎる。
どの曲でどんな風に気持ちが変化していったのか、残念ながら思い出せません。
絨毯にのったようにふわふわと過去のいろんな事を思い出していたのがいつのまにか、ふだん心の底にしまいこんで無視していた人生に対する自分の甘さがぐぐっと表に出てきて。苦しい。悲しい。
人に言われて、その時はなんでもなかった言葉が急に悲しく思い出されたり。
大丈夫だよ、そんなもんだよなんて思ったり。
約2時間、あっちこっちに心が飛び回って疲れて空腹を感じたころに最後の曲の最後の楽章。
奏者にとってはたぶんなかなか大変な曲なんだろうと思うんだけど、疲れてきた私にはすごく遠くから眺めて聴いてる感じ。
遠くに感じるカルテットメンバーの中でいちばん年上は雲井先生。
こんなことを言うと二度と口を聞いてもらえないかもしれないけど、
「先生すごいね。まだまだやるね」
感情が上下左右に揺れまくって家に帰ってテレビをつけたらフランスのニュース。
だんだん明らかになってきたらしい容疑者のプロフィールに、彼らの心と人生を思ってやるせない。何年も前の別の事件のジハーディストたちのプロフィールをふと思い出してせつない。
世界規模のホテルチェーンの更なる拡大のニュースを聞いて、繁栄の陰には涙している人もいるんじゃないかなどと。
戦争と平和。繁栄と貧困。安心と不安。
両方あるんだ。二つあるんだ。どちらかがあるからもう片方もあるんだ。
いろんな感情を掘り起こされた演奏会でした。
2015年11月15日日曜日
辻本玲チェロリサイタル 全無伴奏プログラム
大阪大学会館
チェロの音だけを楽しみたいと思って行ってきました。
もう本当に心地いい。
秋の午後3時過ぎの柔らかくて白い日差しがステージに差して。
もしかしたら奏者は眩しかったかもしれないけど、雲が流れてるのかたまにその日差しが途切れたかと思うとまた差して。
どんな照明にも叶わない自然な映像を観ているみたいでした。
2階席まで満席。シニアのお客さまが多くて穏やかな雰囲気。
奏者の方も気持ちよさそう。
そして帰る道々、感嘆の言葉をたくさん聞いたから、心地いいと感じたのはわたしだけじゃない。
極端なマニアがわんさか席を陣取ったり、それは心からの感想なの?っていう言葉を聞いたりするようなのじゃない、こういう演奏会が演奏家を演奏家たらしめるんじゃなかろうか…などと…
帰りの電車でもふとチェロの音が蘇ったりしました。
チェロの音って耳に残るんだね。
チェロの音だけを楽しみたいと思って行ってきました。
もう本当に心地いい。
秋の午後3時過ぎの柔らかくて白い日差しがステージに差して。
もしかしたら奏者は眩しかったかもしれないけど、雲が流れてるのかたまにその日差しが途切れたかと思うとまた差して。
どんな照明にも叶わない自然な映像を観ているみたいでした。
2階席まで満席。シニアのお客さまが多くて穏やかな雰囲気。
奏者の方も気持ちよさそう。
そして帰る道々、感嘆の言葉をたくさん聞いたから、心地いいと感じたのはわたしだけじゃない。
極端なマニアがわんさか席を陣取ったり、それは心からの感想なの?っていう言葉を聞いたりするようなのじゃない、こういう演奏会が演奏家を演奏家たらしめるんじゃなかろうか…などと…
帰りの電車でもふとチェロの音が蘇ったりしました。
チェロの音って耳に残るんだね。
2015年11月11日水曜日
2015年11月9日月曜日
2015年わたしの秋の演奏会
プロヴァンスの風景 第一、二、三楽章を演奏しました。
ほんとに楽しい夜。
演奏は悔しく悲しいことばっかりだったけど・・・
練習する中で、曲にいろんなイメージを持ってたのに本番ではそんなイメージがどこに行ったのやら・・・
何を考えて演奏してたのかもあんまり思い出せません・・・
5か月間練習してきて、最近はちょっと飽きてきてた・・・充分練習したつもりだったんだけどね・・・
終わって思うのは、足りなかったと・・・
それでも楽しい夜だったと思うんだ。なんででしょ?
他の出演者のひとたちとのおしゃべりも楽しかった。
みんなすごく緊張してるのに、ちゃんと演奏してるのを観て聴いて。
どんな風に緊張と向き合って、人前にでるのか…もっとたくさんの人としゃべって話を聞いてみたかったなあ。
プロの人たちじゃなくて、アマチュアの人からこそ話しを聞いてみたいしおしゃべりしたい。
そんなことを思いました。
次に向けてまた始めます。
*目隠しだらけの写真・・・
ほんとに楽しい夜。
演奏は悔しく悲しいことばっかりだったけど・・・
練習する中で、曲にいろんなイメージを持ってたのに本番ではそんなイメージがどこに行ったのやら・・・
何を考えて演奏してたのかもあんまり思い出せません・・・
5か月間練習してきて、最近はちょっと飽きてきてた・・・充分練習したつもりだったんだけどね・・・
終わって思うのは、足りなかったと・・・
それでも楽しい夜だったと思うんだ。なんででしょ?
他の出演者のひとたちとのおしゃべりも楽しかった。
みんなすごく緊張してるのに、ちゃんと演奏してるのを観て聴いて。
どんな風に緊張と向き合って、人前にでるのか…もっとたくさんの人としゃべって話を聞いてみたかったなあ。
プロの人たちじゃなくて、アマチュアの人からこそ話しを聞いてみたいしおしゃべりしたい。
そんなことを思いました。
次に向けてまた始めます。
*目隠しだらけの写真・・・
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