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2016年4月10日日曜日

ピカソ、天才の秘密(前期)

あべのハルカス美術館
好きな絵と言えば印象派のもの一辺倒だった20代前半を経て、ピカソが描いた恋人の絵に溢れた優しい愛情に感動して。
同時にキュビズムの摩訶不思議な構造や、一見難解なそれにも人間の感情を感じることができた自分に感動した30歳の頃以降、どんどん新しい時代のものが好きになってきました。
こうなると、ルノワールの絵の夢見ている瞳の少女時代が過ぎ去っていったのは年齢による自然の成り行きで、自分は順調に成熟したんだってことにしてる

さてさて今日のピカソの発見は…
[ギター弾きの女]
老女のように見えるけど案外若いのかも。ああ、それがジプシーか。彼女はどんな音を奏でるんだろう…
[宿屋の前のスペインの男女]ああ、パステルなのになんて強い色なんでしょう。ああ、それがスペインか。
[母と子]
母の大きな手にハッとして、それからはどの絵の人物でも手と足に注目。
どの絵の人物も大きな手足だった。
手や足が大きいって素敵。
力強い。生命力。安心。誠実。信頼。
白魚のような手がいいなんてウソだね。小さい手が可愛いのは赤ちゃんだけ。
ゴツゴツしてても、分厚くても、節くれだってても大きな手と足は確りした人間の証だ。
そして確りした力強い輪郭線。
これも生命力の証。強いっていい。
私も輪郭のはっきりした女でいよう。
輪郭のはっきりした音楽をしよう。
こんな風に思ったピカソでした。

…あれ?大きな手足にはっきりした輪郭ってゴリラっぽい…?
人間的じゃなくて野生的??知性からは遠のく???
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カッコいいなあって魅かれるポスターふたつ。
少し前から街で見かけるけど、、ポスターの彩りや宣伝文句がすごくカッコいい。
どんな人が作らはったんやろ。