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2024年10月23日水曜日

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて / 佐藤 優

もうねえ、読み応えある、面白い、小説みたい。

しかし、外務省も検察もなんちゅうけったいな組織なんでしょう。一審の判決文もけったいやわ。民間企業も私が知らんだけで実は結構けったいなんやろか!?

まあ、一番けったいなんは "国策捜査" やけど。

著者と検察官との会話は興味深く読んでたけど、だんだん私の常識理解を超えすぎてなんかもう笑えてきたよ。

検察の作ったストーリーを呑むとは何事!? まさに事実は小説より奇なり。


著者が無実を主張しながら「国策捜査の必然性があった」としているのがようわからん。

で、この国策捜査は…誰が考えたの? "伏魔殿" って言った大臣?時の総理?…コワッ…知らんけど。


村木厚子さん、角川歴彦元会長と読んでこの本にたどり着いた。

共通するのは "強い" っていうこともあるけど、看守さんに優しい人が多いっていうことと、独房で本を何百冊も読んだっていうこと。

私は遅読だからなー、賢い人は読むのも速いのかなー。

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涼しくなってきたので久しぶりにお花を飾りました。

少し前に、知り合いに見せてもらった結婚式の写真でブーケ(たぶんプルメリア)がきれいだったので、それに似た白いクルクマを買いました。

お花屋さんのクルクマは葉っぱが落とされていて、お花だけの様子はとってもきれい。