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2016年7月30日土曜日

Life of Pi

邦題:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

最初の動物たちの映像…エルメスのスカーフみたい…いやもっと似てるものがあったと思うんだけど…なんだっけ?
動物モチーフはあんまり好きじゃないんだけど、こんな映像になるとなんて素敵。きれい。

観たのは10年ほど前に買ったテレビ。40インチ。
画像の美しさなんて殆ど考慮せず大きさと値段で買ったヤツ。
もっといい画面でみたらどんなんやろ!?

簡単に使えるアプリケーションなんかで加工された画質って好きじゃないなあって思ってたけど、やっぱりプロフェッショナルなものは違うねえ。圧倒。

そしてストーリー。
幼い主人公がいろんな宗教に興味を持つ事にとても共感。
人食い島っていうファンタジーが素敵。恐ろしい場所ゆえの緑の美しさがみごと。

ボートの上での動物たち、去っていくトラ…主人公のお父さんの台詞「動物は友達じゃない」…
いろんな比喩があるんだろうけど、そこは作者の心の中。

ファンタジックだけど、最後の最後でとても現実的…あれ?最後に主人公が語ったもうひとつの物語ってなんだろう??
もしかして、そっちがホントのコト?
あ…じゃなくてどっちも漂流中に彼が作りだしたお話しかしら?




2016年7月14日木曜日

ディエゴ・カンパーニャ ジャパンツアー2016

クラシックギターを聴きたいなあって。ずっと。
有名な人のコンサートは、大きなホールでチケットも高い。
ギターを大ホールで聴いたらどんなんやろ?
それはそれで良いのかもしれないけど、とりあえず私は身近に感じて聴きたかった。
今日は、やっと巡り会えたそんなコンサートでした。

もうなんて繊細な音。
ピアノはとても微かな音。フォルテは決して大音量じゃない。
でもちゃんと、ピアノからフォルテまである。
フォルティシモ的な打楽器風の音も。
そしてフォルティッシ(たぶん)だけど大音量じゃない。

ああ、もうなんて…そして自分がふだん出してる音を思いゾッとする…

アレンジの曲が多くて、プログラムに追加されたバッハでは涙がポロリ。
でもホントはもっとギターオリジナルの曲が聴いてみたかったなあ。
ギターの世界を知りたいのヨ。

“普通の水よりミネラルが多い” というお水を出してもらって、優しい舌触りとギターの繊細な音に感じいることいっぱい。

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昨日は演奏会の後、今日は行く前に楽器の練習をしました。
もう1か月以上もやってるのに出来ないフレーズがある…どうしていいか分からなくなってる感じがしてきてる。
あれこれやっておかしな事にならないようにほっといて、次のお稽古の時に先生に助けてもらおうか…とも思うんだけどやっぱりやってみてる。
ふー。

それに、いつもとは別の先生にみてもらう機会もできた。
少しでもマシな音を聴いてもらいたくて曲をさらわず、ひたすらロングトーン。
その結果、付け焼刃的アンブシュア改造作戦実行中。
ああ…


2016年7月13日水曜日

夏の夜の舞踏会~ジョン・プレイフォード&ヘンリー・パーセル~17世紀英国の調べ

John Playford“The Dancing Master
”全曲シリーズ第3弾

アンサンブル・トリーヌ

大阪市中央公会堂 中集会室

古楽器だいすき。
音色も好きだし、曲も好き。
でも今日は音の終わりがそっけないなあって。
そういう曲なのか、そういう吹き方なのかと聴いてたけどそういう楽器なのかも。

小さい音、大きい音、音が響くということ…

私は吹きすぎちゃってすごく残念な音になる事がよくある…しょっちゅうある。いつもかも。
高い音を出そうとして。低い音を出そうとして。
音程を修正しようとして。
音がデコボコしてるのをなんとかしようとして。
タンギングが上手くいかないのは息のスピードがないからだと思って。
フォルテだから。アクセントがついてるから。クレッシェンドだから。盛り上がる所だから…すぐにブワーッと吹いちゃう。
吹きながら気が付く時があるけど止まらない
息が問題なのか、アンブシュアなのか…両方だな。
ブワーッていう息の時はアンブシュアが緩んでる。たぶん。


音のキタナさはサックスではよく指摘されることだけど他の楽器でもおんなじだなあって、この頃。
みんな一緒。
この頃ピアノをよく聴くんだけどピアノも一緒。
どうも音が大きい人が上手いとされてるような気がする。
サックスと似てる。
そして、よく鳴ってよく響くピアノがいいとされてるような感じもする。
サックスと似てる。

それを目指して楽器が発展してきたらしいけど、楽器マニアじゃない私たちがどうしてそんな考えをするようになっちゃったんだろう。
よく鳴ってよく響くピアノの扱いは要注意な気がするよ…
弾き手も曲も選ぶような…

わたしは大勢で合奏する時に自信がないと、一緒に演奏している他の人に申し訳なくて吹き真似だったり蚊の鳴くような音で吹いたりしてた。
ずいぶん謙虚…いい事じゃないけど。
共演の仲間であっても、人に自分の音を聴かせる責任と怖さを思ってたなあ…
あの状態がよかったとは思わないけど、無遠慮に音を出してる今の自分はやめなきゃ。すぐに!

よく鳴る楽器、大きな音は周りの人への影響が大きい。
ちゃんと心に留めないと。
でも縮こまって吹けなかった以前の自分もイヤ…だからガンバル。

2016年7月10日日曜日

NIKITA ZIMIN ソロ・コンサート 西本淳&松下洋

Dolce Artists Salon

ロシアの人のサックスを初めて聴きました。
リガチャーはバンブーじゃなかった。
フランス人じゃないからか…いや、国は関係ない…
曲ごとにリードを替えたはりました。
世界中のコンクールで25回も優勝してるそうです。28歳。
1回目のコンクールは何歳だったんでしょう…
1年に何回コンクールに出たんでしょう…

「何でも出来るよ」っていう感じで吹いたはりました。
何でもしたはった。
いろんな事をクルクルパッっていう感じ。
こういう人は40歳、50歳になったらどんな風に吹かはるんでしょう。

集中力がすごいなあとも思ったよ。
25のコンクール制覇はこういう所にもあるんでしょうか。
"集中力"。今、一番気になることです。
楽器を吹くときは、良い集中をしたい。
練習の時も、本番の時も。
良い集中…こうあるべき集中…っていうのがあるんじゃないだろうか…それはどういうものかな…
いや、良いとか悪いとかに関わらず曲を吹いている間は最初から最後まで集中していたい。
私はどうもいろんな事を考えすぎてるような気がするよ。

さてさて、このコンサートではピアノもしっかり聴けました。
この頃、いろんなピアニストと一緒に練習する事が多くていろんな気づきがある。
曲を理解している…というか、楽譜を理解しているっていうのはこういう事かって思う事がある。
今回のコンサートで和音、次の和音そしてまた次の和音と進んで行く時にピアニストのクレバーさが見えた気がした。
見えた気がしたら「あー、そういうことか」って思ったよ。
音楽理論の本に書いてある事を理解したいと思ったよ
ふー。

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コンサートがあった日の午前中にピアノ合わせ。
なかなかいい感じ。いろんな事がうまくいって、新しい試みもうまくいった。
コンサートの翌日…(これを書いてる日)…本番でした。
ああ、どうして練習の時のように出来ないんでしょう…
いろいろあったけど、びっくりしたのはディミニエンドの所をクレシェンドした事。
自然にクレシェンドしました。そうするのが自然な感じで。
録音聴き直してもヘンじゃない。
それがヘンだ。
と、思ったら今テレビでSPEEDの今井絵理子が参議院議員に当選してインタビューに答えてた。
これも相当ヘンだ。いや、失礼。がんばって下さい。