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2015年8月29日土曜日

わが母の記

テレビの録画
いい映画!

昭和中頃の娘たちのシンプルな服装がいい。
おばあちゃんのお誕生会をやったホテルの雰囲気がいい。
家族が住んでる東京の家も、おばあちゃんが住んでるいなかの家の感じもいい。

お盆に両親と過ごしたばっかりだったから、よけいにグッときたのかな。

年をとって呆けていくときに憶えてることと忘れることの違いはなんだろう?
わたしは何を憶えてて何を忘れるんだろう・・・

2015年8月28日金曜日

パルムの僧院

長年…もう本当に長いあいだ本棚の風景になってた本。
読んだのか読んでないのかわからなくて。
憶えてないんだから読んでないのと同じこと、と思って読みました。

中学生くらいで読む本だと思うんだけど、10代前半の少女たちはどういう感想を持つんだろう。
もし読んでたのなら、その頃のわたしはどう思ったんだろう。

今のわたしには現実離れしたおとぎ話のような…というより現実的な社会性のないレンアイモノに心が動かない…
若いファブリスの苦悩にまったく共感できない…あたりまえか…

……他の登場人物にもまったく共感できなかったって書こうとして…考えが変わった!
読んでるあいだは「フンッ」って感じだった気がするんだけど、読み終わって感想を書こうとしたいま、本当にそうなのか、と。

30代、物語の最後には40歳代だった夫人の、息子のような年齢のファブリスに対する思い。
恋の相手にパワーを出し尽くして。
頭が良くて、よく気が利いて。でも時々、仕事や対人関係で失敗して。
激しく思う恋の相手はいるけど、穏やかな愛をくれる相手も持っていて。

50代、物語の最後には60歳代だった伯爵の、夫人に対する思い。
分別がある大人の男の人。
揺るぎなく持ち続ける夫人への愛は、わたしが憧れるもの。
夫人への思いから、ときどき公私混同しちゃうのも愛らしい。

年寄りにばっかり共感してる訳じゃない。
クレリアの無茶な行動も、わたしには憶えがある!
あー、かつての自分を忘れてた!

その頃が懐かしいとか戻りたいっていうんじゃないんだけどね。
昔は昔。今は今。
ただ思い出しちゃったら、バカバカしいなんて言えないなあって。

読んでる最中と、読み終わって感想を書こうとした時とで心の中が変わりましたってコト。
…じゃなくて、感想文を書くのって大事だってコトかな?

2015年8月24日月曜日

Glory

邦題:グローリー
テレビの録画

花火大会のとき、花火が上がるときの音、上がって花開く瞬間の音、なんとなーくうっすらと思ってたけど爆弾の音に似てる。
戦争の音はニュースや映画でしかしらないけど。

近くにいるとちょっと煙たかったり煙のにおいがしたりもするし。

こういう連想で楽しい花火大会が一気に野蛮なものに変身。
日本の8月は重い。




2015年8月22日土曜日

2015年 夏休み














上越。
初めての土地でした。
スキーでもここまではこなかった。東京からは近いみたいだけど。








新しい発見のひとつは、高山植物が可愛いと思えたこと。
山歩きをするようになって3年程になるけど、ずっと雑草にしか思えなくて。
あまりにも小さくて、ぽつんとしてて、地味で。
ところがところが、なぜか今年は “なんか、かわいい” って思ったよ。
そしたら、“ああ、こういうことか”って高山植物が好きな人の気持ちがわかった気がした。
生い茂った草むら、ごつごつした岩のかげ、そんなところに “ふっ” って感じで目に入る小さな
花・・・「かわいい・・・可憐だわ・・・」










ぐずぐずしたお天気が続いたのであんまりきれいな写真は撮れなかったけど秋じゃないけど夏は終わったみたいな山でした。
お盆過ぎにしか行ったことないから、いつか夏の初めの山も感じてみたいなあ。











三国街道、塩沢宿。
国の援助を受けての町おこしはずいぶんお金がかかっている感じ。
整い過ぎた町並みは「うーん・・・」って感じだけど、町の人たちのおもてなし感と町に対する熱い気持ちをたくさん感じました。


日本海にもちょっと寄り道しました。
こじんまりした鯨波のビーチは人もまばら。
北朝鮮の工作船が現れたのはどのへんだろう…とか、原発とか…そんなことに思いを馳せながら何年ぶりでしょうっていう日本海でピチャピチャ。
海岸に近い駅がいくつかあって、全部の駅とビーチに行ってみたくなったよ。

温泉にも入って、お酒の呑み比べもした!
もっともっと年を取ってからものんびり旅ができるといいな。

2015年8月12日水曜日

The Artist

邦題:アーティスト
テレビの録画

昔の映画かと思ったら2011年だって。
すごくたくさん賞をとってるみたいだけど…むむむ…そうなのか…

19世紀終わりから20世紀初めの洋服って好き。
男のひとはダンディだし、女のひとはエレガント。
シンプルなデザインで上等そうな生地。
女のひとの髪型が小さくまとまってるのも上品。

あー、ぜんぶ今のわたしと反対だ。

2015年8月9日日曜日

ON THE WAY TO SCHOOL

邦題:世界の果ての通学路
テレビの録画

勉強をしに学校に行く彼ら。
友達と会えるのも嬉しいだろうけど、学校に行く一番の目的は勉強だと理解してる彼ら。
そしてなんの為に勉強するのか、勉強の目的を持っている彼ら。

わたしは自分の人生の目的を理解しているか?
そもそも目的持ってる?持ってるはず。

あと・・・
インドの兄弟の名前はミカエルとサミエルガブリエル。
ケニアの女の子はサロメ。
みんなクリスチャンなのかな?
もしそうだとしたらなにか意味…が…??

2015年8月1日土曜日

A Man for All Seasons

邦題:わが命つきるとも
テレビの録画。

昔のヨーロッパのお話し大好き。
なんだけど、当時の状況をよく再現してるっていう映画を見ると野蛮だなあって思うよ。
映画自体が古いからそう思うのか、古い時代はこういうモンなのか・・・
人の振る舞いや考え方、建物の中の様子とか、なんなら役者さんたちの顔、表情まで・・・

造作が整った顔かたちの俳優、女優さんもなんだかすごく野性的。貴族の役でも。
なんでしょうね・・・私の感じ方が変わってるのかな・・・

ヘンリー8世もトーマス・モアも、やりたい事をやり通したんだね。

常々思ってること・・・
やりたい事をやり通す強さと、自分がやってることの是非と、先々に渡っての影響を判断できる知性。
それから・・・
やりたいことをやるんだったら自立してなきゃ。
精神的にも金銭的にも、物心両面で。
自分の現在と未来に責任を持って。
やりたいことやるってタイヘン。

Dog Day Afternoon


邦題:狼たちの午後
テレビの録画。

後半になるまでずっとコメディかと思いながら観てたよ。
三谷幸喜っぽい感じの。

どこまで実話なんだろう…
主人公の孤独さには胸をつかれえるけど、映画の収益が恋人の手術代に使われたって知って、ちょっと複雑。
少し前に、犯罪を犯した人の手記の出版がニュースになってたしさ。