このブログを検索

2014年5月18日日曜日

大阪国際室内楽コンクール、フェスタ部門予選2日目

いずみホール。
今日は5グループ目から聴きました。

で、今日のサックスはピアノとデュオ。フランス人男性のミーハ・ロギーナさん。
スカラムーシュとクレストンのソナタとガーシュウィンの3つの前奏曲。

左手がチェロを弾く人の左手みたい。
手の甲が柔らかく見えた。
あーそうだ、手首を柔らかくしなきゃいけないんだった…って勉強しちゃいました。
なんだけど、お勉強モードはクレストンの途中まで。
ピアノの譜めくりの人が落ちちゃったみたいで。
ピアニストが自分でめくらはる…次も…次も…譜めくりの人、戻れないのか!?
なんか2人の間に緊張感が漂ってる気がしてワタシそっちに意識集中…譜めくりガンバレーって。
楽譜だけじゃなくて、自分も見失っちゃったのか次のガーシュウィンでも座ったままの譜めくりさん。
もうワタシ一生懸命応援しちゃいました。だからサックス聴いてません。

ご本人の名誉のために。
他の出演者の時の譜めくりはバッチリでした。
クレストンのピアノ伴奏って難しいって言うけど、譜めくりもタイヘンなのかな?
もしそうなら、こういうのの譜めくりはサックス奏者にすべきやな。

1日の演奏が終わってホールを出たら、道路を挟んだ向かい側のビルの前で「カリヨン」っていう木管五重奏のグループが練習したはりました。
衣装のまんまで。
彼らは最後から2番目の出演だったから、出番が終わってすぐ練習したはったのかも。
本選出場を見越して練習したはったのか…さっきの本番でどうしても気になったところがあったのか…
彼らの演奏は「こういうのを上手いっていうんだろうなあ」っていう感じの整った演奏でした。
NHKのクラシック倶楽部でよく見る感じ。

さてさて。
予選結果はもう出てる筈なんだけど、発表見ずに帰ってきたし、ネットにはまだ載ってません。
フェスタ部門は事前に申し込んだ観客だけが審査します。
審査員の人たちは首からカードをぶら下げたはるから一目でわかります。
60歳台以上の人が多かった気がする。で、男性率が高い!
思うんだけど、根っからのクラシックファンとか、クラシックオタクって感じじゃないんじゃないかなあ。
客席での雑音が多いし、拍手のタイミングもアレレ?って感じ。
でもね、ワタシは全然いいと思います。
フェスタ部門はそういうもんなんだと思います。
リタイアして時間ができた人たちが自分の街でやってるイベントに参加。いずみホールでクラシック音楽の審査員。素敵やん!
それぞれの感性で、もう1度聴きたいって思った演奏に点を入れはるんでしょう。
ってコトはこの結果は、大阪でのクラシック音楽のマーケティングに活かせるねー。
大阪ではどういうのがウケるのかって。
興味深い!