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2015年7月7日火曜日

田端直美サクソフォンリサイタルvol.6 ソナタ ヴァリエ

ザ・フェニックスホール

今年もやっぱり素敵なコンサートをしてくれはった田端さん。
長い曲ばっかりなのにどれもぜんぜん飽きない。
一昨年と去年ではぜんぜん音が違ったけど、今年もまた違ったよ。
今までもあんなに頬っぺたキュッとさせたはったかな?
太くなったように感じた音はそのせいかな?違う?・・・って、1曲目で思った。

2曲目だけソプラノサックスで。
ワタシ、ソプラノサックスの音ってあーんまり好きじゃないことが多いんだけど、今日はそんなふうに思わなかった。
なんかねえ、アルトとおんなじ感じ。
いや、おんなじじゃないんだけどほんのちょっと軽いアルトって感じでアルトサックスの続きって感じがしたよ。
頬っぺたの威力かなあ?

フォルテでもいろいろ思った。
ほったらかしにしないフォルテ。
なんだろう?どうするんだろう?????
っていろいろ考えてたんだけど、せっかくのコンサートを楽しめない気がして途中で考えるのヤメ。
目を瞑って音楽に心を委ねて。
そうしたら、オルブライトのソナタの最後の怖かったこと!
いろんなものに追い詰められてる気がして怖くてナミダ…
とうとう耐えきれなくなって目を開けたら、ピンクの衣装とピンクのボンボリの髪留めが可愛いくてホッ。
2部からの衣装でどちらの曲にも合わない衣装だなあって思ってたんだけど、曲に合わせた衣装だと怖くなり過ぎるから、わざとこういう衣装にしはったんやわ!
って勝手に思ってるうちに終わっちゃった。

あと、声楽の太田さん。
見たことある人だと思ったら西本淳さんのコンサートにも出たはった人でした。
この人の声すごく自然で知的!好き!
弱音では声なのかサックスなのかわかんないくらい。
で、サックスの大きな音ともおんなじように響いてて、そんなふたつが、あー、なんて!

で、ジャズっぽい曲はホールじゃなくてお酒片手に聴きたいね。
終わったら「イエーイ!」とか言ってグラスを掲げたい感じだよ。
ホールの壁が見えてるんじゃなくて、ちょっとザワついた景色のとこがいいなあ。
リッカーの第三楽章はホールでもカッコよかったけど!

そんな感じの素敵な演奏会でした。
今日の田端さん笑顔が少ないように思ったかけど気のせいかな?
なんにせよ来年も楽しみです。