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2024年4月10日水曜日

薔薇の名前 (イタリア語原題:Il Nome della Rosa) / ウンベルト・エーコ

登場人物に出てくる実存した人たちや、キリスト教の人たちのいろいろな歴史的論争をネットで調べながら読み進めました。

世界的なベストセラーらしいけれど、世界で一番多いのがキリスト教徒だからなのかな?そういう人たちには身近なことなのかな?


修道僧たちが、規則正しい生活の中で、いろいろな言語を学びながら古今東西の書物を筆写し挿絵を書いている様がうらやましく感じる。

そして、最後はノートルダム寺院の火事を思い出したよ。

読み終わったあとは難しい本を読破したという満足感。


お気に入りの言葉「神トハタダ無ナノダ」

田嶋陽子さんが言ってた「(神様は)見ーてーるーだーけー」を思い出したよ。

そう思うけど、いざという時に助けてほしいから信じることにする。


おまけ

解説で、「翻訳者がこの本の依頼を受けた時、執筆のため、旧吉川英治邸(元講談社別館)で起居していた」というのを読んで、ネットで検索してみました。趣のある写真や、講談社第一別館という興味深い建物を見つけられたのが思わぬ副産物でした。

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先日、古本屋さんに本を持っていきました。60冊以上!

でも…買取は単行本1冊だけでした。50円だって。

この単行本、1年ほど前に千円以上で買ったんだけど…古本屋さんで…。

あとは、古い、古ーーい文庫本が多かったんだけどさ。

どっさり持って行ったのに、部屋の本棚はキツキツのまま。60冊以上も減ったなんてとてもとても思えない…。ふう。