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2014年12月30日火曜日

Le Concert

邦題:オーケストラ!
フランス映画。
テレビの録画で。

楽しいお話し。
でも気になって調べたよ。
物語の始まりになってる1980年頃のソ連。
ブレジネフとか久しぶりに聞いたし。
あんまりクローズアップされない時代かもしれないけど、今から思えばけっこう悲惨な状態だったのかも・・・っていうのは “西側” 目線だけど・・・

最後、曲が流れるシーンで涙涙涙。
単純な話だけどグッときたのかなあ。
それともほんとにそんなにいい演奏だった??
よう分からん・・・

この映画をやってたのって “のだめカンタービレ” をやってたのと同じ頃じゃなかったかなあ。
“のだめ…” は楽団の練習帰りにみんなで観に行ったよ。

一緒に行けなかった人にその事を話したら「 “オーケストラ!” には行ったよ、良かったよ」って聞いたのを思い出したりも。
もう5年も前だ・・・

2014年12月27日土曜日

京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻4回生によるオペラ試演会

京都市立芸術大学 講堂。
グルッグ:オルフェオとエウリディーチェ(全幕)
ヴェルディ:ファルスタッフ(抜粋)
ピアノ伴奏

他の学年には男子学生もいて合唱で参加。
でも4年生は女性ばっかり。
なんだか宝塚みたい。
そして・・・か、可愛い・・・
「オルフェオとエウリディーチェ」は初めて観たんだけど、難しそう・・・
2か月前に私も発表会でやったけど、ちゃんと分かってなかったかも・・・
古いオペラだからなのかなあ、シンプルにきちんと歌わなきゃいけないような感じ。
そんな曲を皆さん一生懸命歌ってて。

そして今日は、芸大生(音大生)って、なんだか特殊な立場だなあと思いました。
プロではないけど、趣味としてやってるアマチュアとも違う。
もうひとつ。
楽器も演奏者の持ってるいろんなものが舞台や演奏に出るけど、歌はそれがもっと顕著な気がした。
・・・タイヘンだ・・・

京都芸大の講堂は古くて、大阪の私立の音大とは随分違う感じ。
ロビーにはこれまた古そうなストーブが置いてあって北国の小さな駅の待合室みたい。
演奏会が終わった後には、学生さんがアンケート回収ボックスと一緒に募金箱も持ったはっ
たよ。

微笑ましかったのは、カーテンコールのときに舞台上から学生さんたちが「○○先生ー!」って黄色い声で客席にいた先生方に呼び掛けてたこと。
普段着の3人の先生方は笑顔で舞台の下に集まって客席にお辞儀。

あー、なんて可愛らしい学生さんたちなんでしょう。
2月の公演も行きたいなあ。


2014年12月26日金曜日

Ye habe ghand

邦題:花嫁と角砂糖
テレビの録画で。

イランの映画。
こういうの大好き。
イスラム教の人たちの服装は私たちと随分違うけどすごくカラフル。
サウジアラビアなんかだと真っ黒みたいだけどこの映画に出てくる女性の衣装は女性らしい感じで素敵。

結婚式の準備にわく家族の様子を見てると、こういう映画を若い男の人に観てほしいなあと。
女の子を嫁がせる親戚の人たちはこんな風に華やかな気持ちでいるんだよって知ってほしいな。

賑やかな叔母さんたちや、とぼけた叔父さんたち。
騒ぐ子どもたちに静かな両親。
結婚式は非日常だけど、でも日常の延長にあるわけで。
私は、楽器を演奏するときにこういうのを思いながら演奏したいなあ。

印象深いシーンは、お庭の緑色と、停電してた電気がお祝いの前にポッと点いた場面でした。

2014年12月23日火曜日

大阪音楽大学 第29回サクソフォンオーケストラ

ザ・カレッジ・オペラハウス。

毎年やってる学生さんたちの演奏会。
私も順調に毎年聴きに来ています。

今年はいつになく早目に到着。
プレコンサートがあったんです。
アドルフサックスでのカルテット。
知人がふたりも吹くらしいと聞いて楽しみに来ました。
扱いが難しいという噂の楽器だけど、みんな楽しそう。
なんだかジーンと来ました。















4年生のチャイコフスキーも良かった。
最高学年だけあって、舞台に出てくるところからなんだか空気が違う。ここでの演奏もみんなやっぱり楽しそう。
4年間ってやっぱり凄いなあと。
そう思うと、今の1、2年生も先が楽しみ!
そして、4年生の皆さんは卒業後も音楽を仕事にするのかなあ。してもしなくても応援しなくちゃ!

2部は60人程の全員演奏。
相愛大学の演奏も時々聴くんだけど、学校毎のカラーの違いを如実に感じます。
こちらは華やかで明るい。
モルダウはドーン!ヒンデミットは楽しい!
どちらも指揮の先生の音楽がこっちにきたよ。

学生数もどんどん増えて、また来年が楽しみです。

2014年12月18日木曜日

The Last Station

邦題:終着駅 トルストイ最後の旅
テレビの録画。

歴史に名を残す“悪妻”…そう言ったのは夫じゃなくて他人だろうしね。
夫婦の事は他人にはわからないしね。
私は結婚してないけどさ。

ふたりの事なんてほっとけばいいんだけど、有名人とかお金持ちにはありそうな状況だね。
芸能ニュースでよくやってる話し。

この映画でも、今わの際に嘘までついて夫婦をあわせようとしない人たちもいはるけど本当に悪意があったり意地悪な気持ちの人はいなくて。

でもねえ、トルストイに心酔しているチェルトコフや実の娘も、トルストイが言ってた“愛と自由”には反してたね。
“愛”には満ち溢れてるんだけど“主義”に囚われ過ぎて“自由”じゃなかった。
トルストイ自身は鷹揚だったのに。

“愛”よりも“自由”の方が難しいんだね。きっと。
自分ではそのことに気づきにくそうな気もするし。
そういうことに気づくためには常に内省・内観しなきゃいけない。
冷静に。知性を持って。哲学的に。高いレベルで。

これは難しい・・・でもそういうことが出来る自分でありたいね。
私、子どもの頃から好きな言葉は“自由”。
愛とか友情とか家族とか夢とか努力とか正義とかじゃなくて、“自由”。
でも年々、そして時々、その言葉の辛さと厳しさと重さに呆然とする。

2014年12月12日金曜日

ミ・ベモル 第30回定期演奏会

サブタイトル ”アドルフ・サックス生誕200周年記念”
いずみホール。

やっぱりミベモルの定期は間違いないねー
最初のくるみ割り人形では「弦楽器なんていらんやん!」っていうくらい弦の音色で、ミベモルらしさ全開。

"シェヘラザード"に至っては、フルオーケストラみたい! 
ハープの音まで聴こえた気がしたよ。
熱演って感じだなあって思ってたんだけど、わたし途中でウトウト・・・あまりにも心地よかったからかな(笑)
おかしなことも変なこともなくて、ほんとに安定のザ・ミベモルサウンドでした。

ゲストのクレパンさん。
こちらはザ・サックスって感じ。
外国の大御所演奏家って、みんな素直にサックスの音を出したはる気がする。
サックスの音って明るいんだよね。
でも、明るいっていうより「深い」「やさしい」っていう感じの方が "いい音" ってされてる気がして、私もどうにかしてそんな音を出したいって思ってた。


でもこの頃、海外の大御所先生たちの演奏を聴く機会が何度かあってなんだか考えが変わったよ。
いろいろ思ってもすぐ忘れちゃう私だけど、今日またそれを思い出した。
行ってよかった。

写真のクリスマスツリーはいずみホールのロビーにあったやつ。
演奏前にはベルギー公使の挨拶があったりして豪華な演奏会でした。

2014年12月11日木曜日

Enchanted

邦題:魔法にかけられて
テレビの録画。

幸せー。ハッピーるんるん。
頭のなかお花畑のお姫さまも、なぜかワザとらしくなくすんなり心に入ってくる。

ムツカシイこと考えずに会ったばっかりのひとでも好きなら結婚すればいい!
って言うお姫さまに「そっか、そうだよね!」ってインスパイアされたのに、結局はデートを重ねて魅力を分かり合ったひとと結ばれるっていう…
「あれれ?」とは思ったけど、なんだかハッピーだからまあいい(笑)

舞踏会のドレスが思いのほかシンプルだったのにもびっくりしたけど、都会的に洗練されたってこと!?
でも他のシーンのラブリーなドレスは可愛かったなあ。
私も普段からあんなん着ようって思っちゃった。

The Pianist

邦題:戦場のピアニスト
テレビの録画。

10年ほど前に大きく宣伝してたのは知ってる。
タイトルからストーリーも想像ついてるつもりだったんだけど、ピアニストがユダヤ人だったっていうのは知らなかった。

観だしてすぐに後悔。
あー、やだなー、観るのやめようかなー、あー、どうしよー…

子どもの頃に読んだ “アンネの日記”や授業で習った広島・長崎。
世界大戦だけじゃなくて、中国の文化大革命やアフリカの内戦・・・
子ども向けの教材から、本、映画、写真、ありとあらゆるメディアで見聞きした…そういうこと…

今も世界のあちこちで起こってることだし、目を背けちゃいけなとはわかってる。
「もう、知ってる」って思ってる。許されるなら「充分知ってる」って言いたい。
新しく生まれてくる若い人たちは見たり聞いたりすればいいけど、私はもういいや、って。

残酷な話は、比喩じゃなく本当に吐き気がするからこの映画も途中で何度もやめようかと思った。でも止められず結局最後まで。

映画の中で流れた、ベートーベンの月光と、バッハの無伴奏チェロ曲で胸がつまった。
あと、ドイツ将校の前で弾いたショパン。

ふと思った。
主人公を演じてるのはどこの国の俳優さんなんだろう?
調べたら、ポーランド系のお父さまと、同じくユダヤ系のお母さまをもつアメリカ人でした。
やっぱりそうだよね・・・じゃあ、他の俳優さんは?
調べようかとも思ったけど、やめた。
深入りしないでおこう。

こういう私みたいなのを平和ボケっていうのかな。

2014年12月6日土曜日

はり重 道頓堀本店


天井の低さとかこじんまりした店内や、お店のひとの接客にそこはかとない老舗感。
ひとりで来てビーフシチューを食べたはる紳士がひとり、ふたり…老舗感アップ!
最初に出てきたポタージュスープはカップじゃなくてフツーの平皿なのもいまどき珍しい気がしてなんかうれしい。

ステーキランチで2700円。
お昼ごはんにしては勇気いるお値段だけどいいモン食べた満足感と満腹感は長く続くねー。

晩ごはんだと思えばフツーの値段。結局お得かも!?
ステーキと一緒にお皿に載ってたエビフライのエビも身が大きくてずっしり。
もう夜だけど、まだいい気分(^^)/