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2016年5月26日木曜日

教員によるSOAI CONCERT ~ピアノ専攻教員によるアンサンブルの夕べ~

相愛南港ホール

毎年同じ時期にあるこのコンサートは、いつも私の本番直前。
練習しようか…
もうたくさん練習したから1日休んで素敵な音楽を聴きにいくのも何かの気づきになるかもしれない…
以前はいろいろ考えてコンサートに行ったり行かなかったり。
今年は、迷うことなく行きました。
充分練習したし!だから、練習するよりいい影響を受けてみたい。

フォルテはただの大きい音じゃない。響きのこと。
音をまとめるということ。

分かってるのにすぐ忘れちゃうことをしっかり思い出しました。

そして…いつか私もプロコイエフにチャレンジできる日がくるといいな。


2016年5月17日火曜日

ジェイン・オースティンの読書会

カレン・ジョイ・ファウラー

シンディとアレグラ母娘の関係がいいなあ。
夫に家を出て行かれる(戻ってくるけど)優しくて大人しい母親。
美人で気が強くて奔放でレズビアンの娘。

頬がこけててキリッとしてて知的なプルーディもちょっと気になる。
私とは正反対だからか。

“オースティンを取り入れた私たちはみんな夫や恋人と過ごしている”
……私のジェイン・オースティンはテレビドラマ。
2時間くらいで2回に分けて放送されてたやつ。
テレビが先で本を読んだことはない。たぶん。

さてさて、ささくれだって尖りまくってる最近のワタシには自分でもうんざりしてる。
恋愛モノを読もうとは思えないけど、ヘンシンしなくちゃね。

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職場でもらった“NYCSAND”って箱に書いてあるビスケット。
ニューヨークシティサンドだって。
食べたのは“N.Y.キャラメルサンド”
美味しかった!
1960年代のニューヨークで流行ってて出張に行った日本人ビジネスマン達がお土産に買った…っていうエピソードもいいなあ。
50,60年代って私の親世代が憧れたアメリカ。
だから私も好き。

2016年5月16日月曜日

高橋悠治・青柳いづみこ2台ピアノによるプラチナデュオ


大阪大学会館


日曜日にあった演奏会です。
どんな曲がどんな風に奏でられていたんでしょうか…
始まりと同時に深い眠りについてしまいました。
休憩時間に目覚めました。
第二部。ピアノの音が聴こえた途端にまたもや無意識の状態へ。
再び目覚めたのはアンコールの時でした。

ああ、なんて不思議。
素晴らしい魔術を帯びた演奏会でした。

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週末のオフィス街のカフェでは就活中らしい女性がOB風の男性と懇談中。
漏れ聞こえてくる女性の言葉からは、輝かしい自分の未来を信じて疑わない様子が。
眩しいワ。






2016年5月15日日曜日

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2016 茶のある暮らし

虎屋京都ギャラリー
19世紀後半の日本人の写真。

着物ってぎゅうぎゅう締めつけて着るもんじゃないんだねえ。
駕籠って窮屈そう。
胴長短足…かどうかは着物だからよくわからない。でも顔が大きい…ビックリするほど…
そして腫れぼったい瞼…昔だって二重の人はいはっただろうに…え、いなかった!?…いやまさか…?
変わらないものは一つだけ。
お茶の作法とお道具。なんて貴重。

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虎屋で岩根のつつじと花菖蒲っていう名前のお菓子を食べて御所をお散歩。
今度はアサンブラージュ カキモトっていうケーキ屋さんのチョコレートケーキとエクレアを食べました。
なんていうか…外国っぽいお味。外国の高級ケーキ屋さん…そんなの食べたことないけど。
なんと世界4位のチョコレート職人さんのお店だそう。

そしてわたしはケーキより和菓子の方が好きなんだと発見。
いやなんかね、和菓子って小さくて食べ応えがあるのよ。

2016年5月8日日曜日

花樣年華


香港映画。
1960年代の香港だそう。

暗いところはほんとに暗くて、明るいところは安っぽい蛍光灯の白色がパアーッ。
ああ、60年代。
深いピンク色や赤い色も香港っぽい。
中国の女優さんがきれい。
体の線がくっきりのチャイナドレス姿が素敵。
色彩に品を感じないのは私だけじゃなくて、日本人なら大概そう感じるんじゃないかと思うのは勝手すぎるかな。
ストーリーもなんてことないし、食事中のクチャクチャ音にウヘッってなるし・・・なのに不思議な魅力はきれいな女優さんが映るからかな。
いや、安っぽいとかなんとか言ってるその映像の中になんとも言えない魅力がある・・・気がする。

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ピアノと一緒の練習が楽しいこの頃です。
アマチュアピアニストさんと一緒にやるのは2曲目。
お互いの都合が合えば何度も出来るし、同じ所を繰り返したり、ゆっくりのテンポからちょっとずつっていうのもできる。
「どうかな?」「こうやってみよう」って確認しながら。
アマチュア同士ならではの楽しさです。
ずっとこういう練習がしたかったんです。ああ楽しい。

Stepmom

邦題:グッドナイト・ムーン
テレビの録画

現題と邦題の違いにびっくり。
まあ、タイトル「継母」はなんだかだけどね。
そのまま「ステップマム」でいいんじゃないかと思うんだけど。
ポスターなんかには「ステップマム=継母」って小さく注釈つけておいて。
とはいえ、20年近く前の映画。
今ならどんなタイトルがつくかな。

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ゆうべは怒りやらイライラやらで眠れない夜でした…
こんな気持ちになったのは…考えてみたけど眠れないほどというのは記憶にない。
憶えてないだけで、無いワケはない…と思うんだけど少なくともここ10年はない。
インターネットでこんな意味の文章を見つけました。

---記憶は睡眠によって脳に定着する。
嫌な事があったり怒りで眠れないのは、その記憶や感情を定着させないようにしている脳の正常な活動---

そうか。
わたしの脳ミソえらい!

なんだかんだ言って、多少は寝たワケで。
で、起きたらまたすぐにイヤな感情が起こってきたけど。
でもお布団を干して、朝陽の中でコーヒーを飲んでるうちにフツーのココロに戻ってきました。
さ、長いお休みも今日で最後。
シーツとお布団カバーを洗って部屋中を大掃除します。
チャッチャッとやって練習もしたいゾ。

2016年5月7日土曜日

・・・あるサクソフォンコンサート

サックスアンサンブルをする機会が少なくなっちゃって、吹奏楽も辞めたこの頃は自分以外のサックスの音を聴くことが少なくなりました。
お稽古にいったら先生の音を聴くことができるし、プロの演奏会もよく行くんだけど、アマチュアの人たちはどんな曲をどんな風に吹いてるんだろう?
有名な先生お二人の門下合同発表会があるというのを知って行ってきました。

“一般”生徒の演奏会=音大生じゃない人たち=子どもから大人までのアマチュア
だと思っていたら半分以上が音楽大学出身のプロの方々でした。
有名先生の生徒っていうのは…そういうことか…
今更ながらひとつ世間を知りました。
幾つになっても知らないことはたくさんある。謙虚にいきましょう。

プロはタイヘンだねえ。
リズムも音程も指もひとつも間違えちゃいけないのかな。
で、息はいつもちゃんとした息をしなきゃいけないのかな。
場所に合った音量とか響きとかも分かってなきゃいけないんだね。
でもそれができたからってグッとくる演奏になるとは限らないもんね。
音とか全体とか細部とか、意味がなきゃだめなんだね。

そしてホンモノのアマチュアの方々の演奏は…
もうね、気持ちが手に取るようにわかる!
でね、思ったんだよ。
間違えないように吹くことが正解じゃないよ。
アマチュアは正確さ100点満点じゃなくてもいいんじゃないかって。
間違えてもいいっていうワケじゃないけど。
リズムや音程や、息や指や…いろんな事がちゃんと出来るように一生懸命練習して…で、きっとみんなちゃんと出来るんだよ。
でも本番でそれが出来るとは限らなくて…だけどねえ良かったよ。グッときたよ。
上手くいかなかったって思ってるところがあるかもしれないけど、それさあ出来ないワケじゃないって分かるよ。
そんなこと言われても本番で上手くいかなかったら悲しいよね。
でもねえ上手くいかなかったって思ってるソノコトってほんとゼンゼン問題じゃないよ。
演奏が終わった皆さんに伝えたい。そして自分にも。

ただ…
やっぱり間違えずにやりたいし、落ち着いて演奏したいし、ちゃんと考えたい…ね。
で、できれば場所に合った響きで演奏したい…ね。
ああ、私の本番…わっ、3週間後!

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さてさて、今日は先生にピアノ合わせ最後のお稽古をしてもらうんだけど…
楽譜がない!
昨日の夜遅くに気がついた。
昨日練習してたスタジオに忘れてきちゃった…たぶん。
開店時間が遅いから間に合わない・・・
持ち歩いてたのはコピーで、原本はあるのでこれを持っていきます。コピーしようかな。

たくさん書き込みをしたし、ついこの間ピアノ譜を小さく小さくコピーして、要所要所に切り貼りしたところなのになあ。
まあでもたくさん練習したから全部頭に入ってる、身についてるはず!

2016年5月2日月曜日

ラ・フォル・ジュルネ びわ湖2016

滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
テーマ:la nature ナチュール-自然と音楽

今年聴いたのは
ジラール弦楽四重奏団のハイドン「ひばり」、ベートーベンの「ラズモフスキー2番」
日本センチュリーのヴィヴァルディ「四季」
アンヌ・ケフェレックのドビュッシーetc...
大フィルのR・シュトラウス「アルプス交響曲」
合間に、高校生のブラスバンド1つ。


1番最初に聴いた弦楽四重奏の美しいこと。
音の最後がいつも、あー、きれい。

2番目は「四季」
始まる直前に古楽器じゃない事をふと残念に思ったけど、いえいえそんな思いはすぐになくなりました。
吹き振り・・・と言っても指揮らしいことをしてたのは最初だけな気がするけど・・・のシャルリエさんのバイオリンの美しいこと。高い音なんてほんと、あー、きれい。
あっという間に1年が過ぎ去って、あー、もう一回最初から聴きたい。

3番目のピアノ。
このプログラムを思いついたとき嬉しかったんじゃないかなあ、って。
何年か前のにドビュッシー生誕・・年っていうのがあって、演奏会に行くとドビュッシーばっかりっていう時に思ったんだけど、こういうのは“聴く”んじゃなくて“聴こえてくる”のがいいなあって。
BGM・・・
演奏する人を感じるんじゃなくて、なんとなーく流れてる音。
以前そう思った事を思い出して、あーそうだったそうだった…と。
客席に座ってから思い出すんじゃなくて、その前から忘れないようにしなきゃ…

4番目のアルプス交響曲。
ホルンだけのアンサンブルで聴いたことはあったけど、オーケストラの生演奏で聴くのは初めて・・・のはず。
大音量で鳴り響く音…舞台上ではキラキラ光る管楽器と忙しなく動く弦の弓。蠢く奏者と指揮者。
思わず目を瞑ったら溢れる情報の中の、少なくとも視覚情報が遮断されて、ちょっとホッ。
そうしたら、聴こえてくる音がまろやかに感じられるような気がした。
で、目を閉じ続けていたら…寝ました…。
あの轟音の中で寝てたのなんて、満員のお客さんの中でわたしだけだったんじゃなかろうか・・・
連休2日目、睡眠時間も充分足りてたはずなんだけど。
で、ここでも思い出した。
わたし、吹奏楽ってあんまり好きじゃなかったんだって。
聴いたのは管弦オケだけど。
大阪市音楽団は好きだけど。
なんだろう?金管が集団で鳴ってるのが好きじゃないのかなあ?
何年か前にホルンアンサンブルのアルプス交響曲を聴いた時はいいなあって思ったんだけど。
でも、ああいうのって演奏する方になるとすごく楽しいだろうなあ…とは思う。

いろいろ聴いて、湖畔でサンドウィッチを食べながらワインを飲んで、ジラール弦楽四重奏団の人たちにサインもらって。
気持ちのいいお天気の下、楽しかった ラフォルジュルネ2016 でした。