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2018年11月19日月曜日

SAX PARTY!サロンコンサートシリーズ 福田亨

MITAホール
SHIONに来られた頃から気になっていた福田さん。
ソロを聴きたいと思っていたのがようやく叶いました。

舞台に出られてまずは挨拶。
こういう声だったんだ。こういう話し方なんだ。優しい声と話し方でした。
続くプログラムは濃くてカッコいいサックスらしい曲ばっかり。
ああ、こういう人なんだ。

休憩なし、60分の演奏会。
サックスもピアノもグワンと濃くて、小さな会場で奏者の緊張感や感情をグワンと浴びて胸が張りさけそうな1時間。
胸いっぱいになったあと、アンコールのシューマン、アベ・マリアでソプラノサックスの伸びやかな音でフッと心が静まりました。

音楽に限らず、絵や書道や文章やスピーチ…どんなものでもその人を感じるのが大好き。
巧拙云々は二の次。

次は年明けにあるそう。
また行きたいな。

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楽器演奏のハナシ。
リードはだいじ。楽器よりもだいじ。練習と同じくらい。次が先生。
あ、でも一番大事なのは脳ミソ。
しっかり考えるアタマがあれば全て解決。時間もお金も有効/有意義に使える。
楽器に限らない至極当然。自明の理。

2018年11月12日月曜日

無限動2018秋 IN 大阪「想像を超える音楽の無限な世界」

ヒビキミュージックサロン

二胡ってこんなにきれいな音がするのかとうっとり。
大きな音はないのに大陸を感じるのはそういう音楽だから?
とてもとても小さな音でも悠久と広大な大地を感じる。
とても素敵。
ああ、私もこんな音を出したいよ。

売れっ子奏者らしく、エンターテイメントっていう感じのプログラムと進行。
合間合間のおしゃべりは英語。
時々、日本語の単語が入るフェイントに最初は「?」ってなったけど、言葉のチャンポンは電車で見かけるインターナショナルスクールの学生の会話みたいで慣れてくると面白い。

高齢者も多く年齢層の高い客席だったけど、冗談には笑いもおきてみんな(…かどうかは分からないけど)言葉の壁は厚くはなさそう。
そんなに難しいことを話すわけじゃないし、こういう場面で話すことだから何となく想像つくし。
海外からくる人たちはみんな気を使わず英語を使ってくれたらいいのにって思ったよ。
退屈な通訳が入ってテンポが崩れるよりずっといいんじゃないかな。
多少聞き取れないことがあっても、通訳を介さない直接の語りかけの方が海外アーティストの演奏会に来てるっていう気持ちになれて楽しいと思うんだけど。どうかな?
英語以外の言葉や難しい話は困るけど、専門的な話を伝えたい時は事前に印刷物を配っておくとかね。

きれいな音をうっとり聴きながらそんなことを思いました。
二胡の可能性を表すっていうテーマだったからいろんな曲があって、いろんな事ができるんだっていう事を知った会でした。
で、そもそも二胡を殆ど知らない私としては伝統的な曲も聴いてみたいって思ったよ。

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大阪港でショパンのピアノが聴こえる・・・
ポーランドから来た「ダル・ムウォジェジ(日本語訳:青年からの贈り物)」という名前の帆船が停泊中。
5月20日にグディニャ港出発して来年の3月まで10か月かけての世界一周航海だそう。
ポーランド独立回復100周年の記念なんですって。
船内の一般公開もしていて、船名の通り10、20代の若い男女の船員さんたちがお出迎えしてくれました。
子どもたちにもやい結びを教えてあげてたり、マスコットに扮して一緒に写真を撮ってくれる人もいはる一方で、今日がお休みらしい人たちは一般の人立ち入り禁止のロープが張られた舳先でパソコン開いたりおしゃべりしてのんびりムード。
4,5日いはるらしいから、大阪の繁華街や京都まで足を延ばして日本をみてくれたらいいな。

で、この数日はずっとショパンが聴こえるのかな。楽しいワ。

2018年11月1日木曜日

神田寛明の、アニバーサリー~フランス&イタリア~

ドルチェアーティストサロン
プログラム最初の曲はオペラの曲なんですって。
そしてプログラム最後の曲もとても物語チックな曲。
どちらもお芝居の一幕全部を聴いてるようですごく楽しい!
きれいな歌があったりコロコロ転がったり飛び跳ねたり。
けっこう長い曲を飽きることなくピアノと二人で歌劇の世界に連れて行ってくれるなんて、なんて素晴らしい!
一流のオケマンはこんなことが出来るんだと大感動。

始まる前には、楽器を持たずに舞台に出てきて曲の解説をしてくれました。
おしゃべりは好きでお得意らしいとプログラムに書いてあった通り、これも"一流のプロ"のおしゃべりだわあと楽しく聞きました。
ちゃんと準備をしていて丁寧で楽しい。
そんなおしゃべりもプログラムの前だけで、あとは曲間はもちろん、アンコールが終わっても一言も発することなく音楽の余韻を味わせてくれました。

スーツ姿も上品で管楽器でもこういう人がいはるんやなあと、なんか嬉しい。
客席は落ち着いた女性が多くてフルーティストはこういう感じなのかと。
トロンボーンとホルンは紳士が多かったなあ。
楽器ごとの奏者の性格をアレコレ言うことがあるけど、こういうところでそれを実感。
サックスは…性別年齢問わずなんていうか…ガラッパチだワ…

もとい、オペラ風の2曲以外、大好きな"牧神の午後"はやっぱり大好きだと思ったし、現代曲の響きは胸に迫って心臓がグーッてなったよ。これぞ大好きな現代曲の感覚。

この頃はたくさんの演奏会に行かなくなったけど、こんな時間を過ごすとまた他の演奏会にも行こうって気になるワ。

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11月になってクールビズ終了。
職場のたくさんのダークスーツはすごい威圧感。
春夏とネクタイも無しでやってたんだから、結局もういらないんじゃない?って思うんだけど。