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2019年8月18日日曜日

SINGELEE, Jean-Baptiste Concertino Op.78

サンジュレー ,コンチェルティーノ Op.78

サンジュレーってアドルフ・サックスと音大時代からの友達なんだって。
この曲は1861年のパリ・コンセルバトワールの入学試験だったとか。
当時の学生たちはどんな思いでこの曲を練習したんだろう。
カンタンカンタン、へっちゃら!って思ったかな?
私は最初そう思っちゃったよ。
でも、アッチェレにしたいところと意図せず走ってしまうところのコントロール。
どんどん走ってしまうところをコントロールしながら強弱つけて音楽にして。
どんどん出てくる課題と湧いてくるアイデアを先生に修正してもらいながら進めていく練習は、初めに思ったより時間がかかって且つ楽しかった!

本当はこの曲でコンクールに出ようと思ったんだけど申込みギリギリでヤメ。
なんかもう充分楽しんだ気がしたから。
細かいミスはいつもあったし、コンクールとなればそれもクリアしなくちゃいけないし。
そういう練習をするときっと一段上に行けるんだろうなあとも思ったんだけど・・・
でも、この曲はこれでいいって思っちゃった。
今回を逃せばもうコンクールに出ようなんて気持ちにならない気もしたんだけど・・・
でもやっぱり、楽しい楽しいこの曲でミスがなくなるように根を詰めて神経質にやりたくないって思っちゃった。
・・・だから私はいつまで経ってもおんなじ所ををウロウロしてるのか・・・

そうそう、いろんな人にピアノを弾いてもらって思ったこと・・・
伴奏(アンサンブル)ピアノって弾く技術より譜読みの技術の方がだいじ!
音が少なくても(なんならコードで読んでても)ミスがあっても曲や楽譜を理解してるのが だいじ 。
そんな風に強く思った出来事はプロのベテランピアニストの先生方に弾いてもらったときより、お稽古のときにサックスの先生が弾いてくれた音数が少ないピアノの方が楽しく吹けたから。
やりたいことがとてもすんなり出来て、曲が生き生きしだしたのが分かった。
先生曰く「ピアノ(の楽譜)がそう言ってる」
この時の先生からのアドバイスは「サックスの楽譜ばっかりじゃなくてちゃんとピアノのところも見るように」っていうことだったけど、私にはごく単純な譜面にしか見えなかったよ。

そんなこんなでこれからの私の課題に加わったこと・・・
・譜読みの技術向上
・やりたいことをピアニストに伝えるすべを持つ
(音で伝えられないなら言葉で説明できるように)
・・・ああ、これができたらどんなに素晴らしいことでしょう!!

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お花の問屋さんに行ってきました。
ほとんどが10本単位の値段。
ふつうのお花屋さんとは違ってものすごく無造作に置かれてる花々はなんだかすごく野性的。
あまりの野性味に圧倒されながら、これが本来のお花の姿なのかもしれないと思ったら空恐ろしくなるほど。

夏は昼間留守の間に部屋の温度が尋常じゃなくなるからお花は置かないんだけど、今年の夏休みはどこにも行かないので一日中涼しい部屋に飾れるからと、夏らしい花を…と思ってたんだけどなんだか見ているだけで食傷気味。

でもせっかく来たんだしと思って選んだのはオレンジのガーベラ。
どれもこれも安くて選り取り見取りなのにありきたりなガーベラが一番しっくりきたんだヨ。