このブログを検索

2019年3月29日金曜日

三銃士(Les Trois Mousquetaires)



アレクサンドル・デュマ・ペール

子どもの時に読まなかった本のひとつ。
少し前に終わった海外ドラマが好きだったので本屋さんへ。
岩波文庫のほかにもう一社からも出ているけど、どちらも半世紀近く前の初版。
「お殿様」なんて言葉も出てきたりしてずいぶん古い言い回しがいっぱい。
子どもの頃に両親や祖父母、叔父さんの本棚にあった本を思い出したヨ。
ああ、なんて懐かしい!
久しぶりの文体に最初は違和感があったけど、物語の面白さにすぐに気にならなくなった。
こういう書き方のおかげで子どもっぽくならずに大人でも楽めるっていうのもあるかも。

でも、こんな版しかないっていうことは今の子どもはこの物語を読まないってことなんだろうなあ。
世界の名作なのに!・・・まあ私も読んでなかったけど。

ドラマでも見惚れたけど、文章の中のダルタニャンのカッコいいこと!
いや、アトスも!
そして稀代の美悪女ミレディ。
わたしさあこういう人知ってる。読めば読むほどある女性のことを思い浮かべたよ。

*******************

隣国の軍事費がものすごい事になってるらしい。
テレビでは彼の国の評論家(?)が「成長過程にある国では当然のこと。何ら問題ない」って発言。
いやいや、数十年前に日本国会で 毎年予算成立の時期になると近隣諸国がやんややんや言ってるっていうのが毎日のように新聞の一面になってたの覚えてるヨ!
ワタシは小学生だったけどドギツイ見出しを覚えてる。

2019年3月27日水曜日

ミベモル 音の泉コンサート 2019 [大阪]

いずみホール

最初の2曲はオープニングの景気づけ風。
3曲目からミベモル風味全開で「ああ、これこれ!」
そこで思ったこと。
私は "らしさ" を期待してるんだなあと。
美しすぎると思っているミベモルには、ハーモニーの絶対美を期待して聴きにいく。

未知のものに出会って感動したら次に行くときはその時と同じような感動を期待していく。
最初の感動が大きければ大きいほどそういう傾向があるかも。
そういうもので、悪いことではないだろうけどこういう思考癖を転換してみたい気もする。
転換というかコントロールできるようになってみたい。

なんだかんだ言ってもコンサートはとても素敵。
ミベモルは30周年なんですって。
移り変わりが多い音楽グループの中で30年とはすごいことかも!
メンバーの入れ替わりはしょっちゅうだけど、器が存在し続けるということは素晴らしい。
主宰者の意気と知性なんだろうなあ。
いつか話を聞いてみたい。

****************************************

街で見かける海外からの旅行者は若者もスーツケース。
しかも特大の。爆買いは下火になったってニュースだけど??
バックパッカーはもういないの?
それとも日本に来るような人たちはスーツケースタイプってこと?

職場で出張に出かける/帰って来る人もスーツケースゴロゴロ。
一泊なのに!パソコンはA5サイズなのに!

そう言えば以前、小学生だった甥が一人で泊まりに来た時もキャリーバッグ引きずって来てビックリしたことがあったナ。

みんなナニ入れてんの?パッキングが下手なの?
人生で一度も荷物を転がしたり引きずったりしたことないワタシにはコンパクトにまとめて担いじゃう方がずっと便利に思えるんだけど??

2019年3月25日月曜日

アトリウムコンサート 荒木絵美 内藤晃

ヒルトンプラザイースト

関西での演奏は3回目だそう。
全部聴いてる私は関西限定の 追っかけ だワ。

ステージの目の前にドーンと作られた桜並木のせいかいつもとはずいぶん音が違う感じ。
いつもの大きな響きじゃない分、音の丁寧さが際立って聴こえたような気がしたよ。
情熱的に激しくても、軽やかにポップでも芯にあるのは丁寧さ。ああ!

お人形さんのように可愛らしいビジュアルにも惚れ惚れ。

そしてピアノ!
挨拶に伺ったとき伝えられなくてあとで後悔したピアノ!
ピアノもやっぱり丁寧だったよ。
情熱的に流れるフレーズでも音の粒はキッカリ丁寧。
これがプロか。

********************

なんだか減った気がする外国人観光客。
一時的に減ってるのか、多かったのがいっときの事だったのか。
それでも駅のホームではどの電車に乗ったらいいのかスマホで確認してる若者たち。
珍しく尋ねられたから、 とってもキレイな英語のその女性が持ってたスマホを見たら簡易中国語。

たくさんの観光客がいるけど道や乗換を尋ねられるのって殆どない。
みんなスマホで解決してるっていうことかな?
でも、目の前の電車に乗っていいかどうかってスマホの情報だけじゃ 日本人の私でも なかなか難しいんだけど。
みんな大丈夫なのかな?大丈夫なんだとしたらそれは若さゆえの理解力??

もとい、
外国語の案内を増やさなきゃ、っていうハナシがあるけどまだ足りないのかな?
道がわからなかったり、駅やバス停で困って駅員さんや道行く人に外国語で話しかけるっていうのも外国旅行の醍醐味だと思うんだけど。
英語が通じなかったり、いや…ワタシの英語が下手なのか(「ワタシはちゃんと喋ってる!アンタの聞き取りの問題ダ!」なんて思ったり)、癖の強い英語で理解できなかったり、なんていうのも楽しい経験。
英語が通じにくいっていう所に行くときはガイドブックの巻末に書いてある簡単な言葉を覚えたり。
ガイドブックに載ってる言葉や会話例を使ってるうちに、ペラペラになった気がして調子にのったのも楽しい思い出。

食べ物、習慣、マナー・・・相容れないと思っても、異文化体験をするのが外国旅行。
観光客向けに至れり尽くせり、オリジナルじゃなくてアレンジされたものなんていやだと思うんだけどね。

2019年3月9日土曜日

第41回 小さな巨匠展 前期


堀川御池ギャラリー

入った途端、壁一面隙間なくびっしりと展示された作品群はあまりにも色とりどりで思わず笑顔に。
京都市内の特別支援学級の小中学生たちの作品。
ふだん子どもの作品を目にすることがないからわからないんだけど、このカラフルさ、幸福感はどんな子どもでも一緒なのかな?
それとも支援学級の子どもたちがもらったギフトなのかな?
もうほんとうに元気いっぱい。健康で幸せ。どの部屋もそんなエネルギーが満ちていました。
思い出すだけで幸せな気分になるよ。

****************

インターネットで見つけたある資料。
年齢別の予想平均寿命が書かれてた。
"人生100年時代" っていう言葉は知ってたけどパソコンの画面に書かれた数字を見てたら現実のものとしてズッシリ圧しかかってきた。
私、100歳まで生きるかもしれないんだ・・・なんなら親も!
親が長生きしてくれるのは嬉しいけど、私自身は・・・

100歳になるまで、

自分で身の回りを整えて自分のことは自分でできるほどに健康で、
日々の楽しみを持てるほどに元気で、
不安なく暮らせるほどにお金の余裕があって、
健全に暮らせるほどに人との繋がりがあって・・・

どうしよう、不安だワ・・・
楽しみといえば、世の中がどんな風になっていくか見ることができるってことだネ。
思いもよらないことになったり、いつか見知ったことが繰り返されたり、直接は知らなかったけどハナシに聞いてたことがまた起こったり。
今起こってることの行く末がどんな風になるのかを知れるのもうれしいネ。

ああ、100歳・・・