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2014年5月15日木曜日

ベートーベンピアノ協奏曲 オリジナル楽器での全曲公演 Vol.1

ベートーベンピアノ協奏曲 第2番と4番。
大阪市中央公会堂の中会議室。
テレマン室内オーケストラと高田泰治さん。

古楽器とフォルテピアノでのベートーベン、ピアノ協奏曲の全曲演奏です。
これって「本邦初の試み」なんですって。

そして今日は、私がベートーベンを好きになった記念すべき日になりました。
今までは、好きか嫌いかって言ったら、「フツー」だったんだけど。

もうほんと、今までのベートーベンのイメージが引っくり返った感じ。
第2番は・・・なんかモーツァルトみたい。軽やか。
第4番は・・・繊細で奥深くて。あー、ベートーベンさん、あなたはこんな人だったのねー、って。
ほんと、抱きしめてあげたい。
古楽器ばっかりで聴いたからかなあ、って思いたい。

1部と2部が始まる前に、楽器紹介もちょっとだけありました。
ホルン、トランペット、クラリネット、オーボエ。
特にオーボエ。
ワタシ、オーボエってあんまり好きじゃなくて・・・
でも、古楽器のオーボエって全然違う音でした。すごくまろやか。いい!

あと、古楽器の音の強弱もいいなあって。
フォルテって、ただ大きい音を出せばいいってワケじゃないっていうのは分かってたつもりで、響きをより豊かにする感じかなあってなんとなく思ってたんだけど・・・
響きっていうより、深みが増すんじゃないかと・・・
古楽器演奏を聴いたならではの発見。
あー、すてき。
写真はティンパニー。これも古いヤツです。

もらったプログラムには
「作曲当時の響きが"大大阪"の生んだ宮殿に満ちるとき・・・・・・中略・・・・・・大阪の誇る近代建築を舞台に新たなる挑戦」
って書いてありました。
演奏会場の中央公会堂はヨーロッパの古い市庁舎を思わせる素敵な建物です。