古本市で買ったんだけど、よく見たら サイン本 だった。
どんな人が持ち主だったんだろう?20~30代の女のひとかなあ。私みたいなおばさんが買ってごめんね…
"マンションの管理人さんは教養が無い"っていう前提、そしてに違和感を感じながら読み始めた。
自分を卑下しているようなその管理人さんにうんざりしてきたけど、読み進めていくと、こういう設定の小説じゃなくて、もしかしてフランスってこういう国なの…!?それとも欧州ってそういうところなんだろうか…?それとも外国ってそうなの…いや、日本も!!!
シンデレラストーリーにはならない思わぬ展開のラストは美しい言葉が並んでるけどなんて残酷なんだろう。
日本には階級なんてないよねって思いたいけど、ほんとにそうかな? "分相応" ってなんて辛い言葉なんだろう…
読後もいろんな考えが頭をめぐります。
理屈と哲学いっぱいの「ああ、フランス!」っていう感じの本でした。
初めて知った言葉もありました。弥縫策(びほうさく)とか…いろいろ
心に残った文章:
「生きて、食物を摂取し、生殖し、もって生まれた使命を果たし、そして死ぬ。」
「わたしたちは確実性の向こう側をぜったい見ないし、もっと悪いのは、出会いさえあきらめてしまい、自分しか見ないうえに、自分という鏡を見ても自分自身さえ認識できないことです。」
「無味乾燥な現実を生きる年寄り」
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たくさんの蜂蜜と北海道の小豆の缶詰をもらいました。
これからはヨーグルトをたくさん食べよう!
小豆をヨーグルトに混ぜたら美味しかったよ。