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2023年9月12日火曜日

犬をつれた奥さん / チェーホフ

なんだフリンモノか…ベタだなー、甘ったるいなー、苦手だなー…あれ?なんか純愛っぽい…ああ、でもそれも束の間なんだよね…って感じ。

唐突な終わりにはびっくりしたけど、こういう終わり方しかないような気もする。

ここからどんな展開になろうともありきたりな気がする。

ここまでもありきたりだけど。

当人たちはドラマティックに生きてるつもりだろうけど、俯瞰したらよくある話…って思う私は年寄りだなあ。

こういうのを唐突に終わらせるということでびっくりさせちゃうという書き方のテクニックなのかな?もっと深い考察ができるんだろうか…

読んだのは"青空文庫" で。

写真は私の本棚にもあるもの。20年以上の"積読本" 

初版1940年10月

私が買ったのは1997年10月に第56刷発行、値段は300円。

で、読んだのは2023年9月に青空文庫でという…

古本屋さんで売ろうと思ってたけど、なんだか惜しくなってきた…

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最近の芸能事務所のニュース。

気になっていたのは、なぜ報道されなかったのか、から始まる "忖度。口にしてはいけない雰囲気。見て見ぬふり…等々" というもの。

マスコミはこれを深く深く探っていってくれれば、こういったものが無くなる社会へ向けての大きな一歩になると、思った。


で、昨日のNHKの "クローズアップ現代" を見て、"無関心・無知・鈍感" という言葉を思ったよ。ああ、それらのなんて罪深いこと!

自分の鈍感さ、無知を恥ずかしいと思って、いろいろなものを見て、聴いて、読んで、考えなければ。

私は自分をどちらかというと繊細(神経質)だと思っているけど、他人に対して繊細な気持ちを向けて行動しているだろうか?

人生って厳しい。

可愛い女 / チェーホフ

この話の中には、批判めいたことがあるんだろうか(「自分で考えられない」とか「依存している」とか)と思いながら読んだけど、どうなんだろう。

まあでも、本当に "可愛い女" だなあと思う。

幸せそうな人は見てて楽しくなるのはわかる。

でも、この主人公のようでありたいか、とか、友達になりたいか、といわれると No, thank you.

青空文庫で読みました。

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昨日の夕方、ビルを出たら狐の嫁入り真っ最中。

夕陽と雨の相乗効果で輝く中を西に向かって歩きました。

なんか幸せ気分だったよ。