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2024年4月27日土曜日

綿業会館

 豪華な建物でした。

中でも好きになったのは談話室のいつまで見ていても飽きないタイル、木製の暖炉、宙に浮いているような階段。

そして、地下グリルの壁のタイル。青いタイルも素敵だし、現代芸術のように不規則に飛んだタイルもずっと見てたい感じ。

会議室の茶色い大理石も珍しいし。ロビーの階段手摺のカーブも美しい。

そしてそして、案内してくれはった会館の方たちは皆さんとてもジェントルマン。


いつもこういうもの(人)に囲まれて過ごせたらなんて素敵なんでしょう…叶わないなら、頭の中に素敵を持とう。

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日本のスーパーも、外国みたいに量り売りならいいのになー。

玉ねぎ2つとか、人参1本とか、お肉〇〇グラムとか自分の好きな量で。

でないと、お惣菜や冷凍モノを買う方がお料理するより安くなっちゃう。

もはやお料理ってお金も時間もある人がする贅沢な行為…








2024年4月26日金曜日

哲学と宗教全史 / 出口 治明

難しいんだろうと思って覚悟を決めていたけど、とても平易で優しい語り口調のような文章。小学生でもいけそう。

そして、全史というだけあって一冊にまとまっているのがなんて有り難い!

大きくて重たくて分厚いけど、昔の百科事典よりは小型だから持ち歩いて読んだし、読みやすい。

こんな教科書があったらいいね。

また、項目ごとにお勧めの本が紹介されていて、その量と紹介文からも著者の深さがヒシヒシ。


ある時突然、占いや宗教的なものから卒業したと感じた数日後に読み始めたんだよね。

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中ノ島美術館でやってる 福田平八郎展 のチラシをブックカバーにしました。

大きなサイズ、厚くて良い紙。もう単行本のカバーにピッタリ☆


全国の美術館さん、チラシはこういう仕様でお願いしまーす。



2024年4月21日日曜日

無鄰菴

1903(明治36)年4月21日に "無鄰菴会議" とかいうものが行われたんだそう。

で、121年後の4月21日に無鄰菴に行ってきました。

会議が行われたという洋館2階の応接間、なんて豪華。壁四面に金箔が貼られた日本画。品のある格天井。

見た瞬間、息をのみました。


三方に窓があるんだけど、曇りの日だったからか電灯がついていても薄暗くて、かえって年月を感じました。

お天気が良いと光が入ってくるのかな?そうだったら、壁の絵はどんな風に見えたんだろう。

絵はもうすぐ修復されるそうです。修復後が楽しみ。


お庭を見ていると雨がポツポツ。

庭石の黒さが素敵。

雨降り、大好き。

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つい2週間前は満開の桜色の街が、すっかり新緑黄緑色に変わったよ。

松ぼっくりの赤ちゃんや、もみじの赤ちゃんが可愛らしい。

モミジの小さい葉っぱ大好き、見上げるとお星さまいっぱい☆っていう感じ。楽しいよ。

スズランの木も花盛り。

大阪では、並木のイチョウは赤ちゃん葉っぱだけど京都では中学生くらいになってた。

もうどれもこれも可愛い。








2024年4月17日水曜日

葉桜の季節に君を想うということ / 歌野 晶午

積読2年目。割と最近だけど、買ったときの事をおぼえてない…。たぶんジャケ買い。

そして本棚にあったこの本に気がついたのと、タイトルが今の季節がピッタリ重なったので読み始めました。

そしててっきり女の人だと思ってた作者は男の人でした。


そしてそして、なんだこれーっ!大笑いーー!!

テレビドラマにありそうな感じだなー、なんでドラマになってないのかなーって思いながら読んでたけど、こりゃムリだわ。


主人公のナルシスティックぶりもこういうことなら、なんかOKだなー。

年を取るのっていいなあって思ったよ。やりたい放題♪

今年の夏・秋は桜の木を見上げよう!

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今年の初めに見た夢(もしかしたら初夢だったけ??)。豆ごはんの夢。お豆の緑がきれいだった。

で、春になったら作ろうと思ってたんだよ。

で、作った。

おいしかった♪

でも、お出汁を入れて炊いたら緑色があんまり引き立たなかったんだよねえ…

再チャレンジをしたいんだけど、山菜ごはんも作りたいし…

この頃は、焼うどんにもはまってるし、いやそれより賞味期限がピンチなパスタソースやカレーのルーもあるし…しかもけっこうたくさん…mumumu

2024年4月16日火曜日

ゴッドファーザー PART II(原題: The Godfather Part II )

ゴッドファーザーというあだなの由来を初めて知った。なんかいい話やん。これを知ると、他の悲惨なアレコレがちょっと違って見える………あ、これってよろしくない思考…?


そして、イチゴを食べながらボーっと観るには、ハリーポッターよりゴッドファーザーの方がワタシ向きだったよ。

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年始から続いていためまいがようやく治ったもよう。

で、お休みの日のランチにワイン。4か月半ぶりのアルコール。

もうこのままお酒無しの生活もいいかも、って思ってたんだけどね。飲んじゃった。

4か月以上も冷蔵庫に入ってた冷え冷えのワインはおいしゅうございました♪

2024年4月14日日曜日

ハリー・ポッターと秘密の部屋 (原題: Harry Potter and the Chamber of Secrets)

 楽しく観ました。


小学校の頃、図書室で借りて読んだ本のことを思い出した。あの頃の私ってどんな子どもだったんだろう。

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ふとした瞬間に憑き物が落ちた。星占いのこと。

星はホラ、星だし月には人が着陸しちゃうし。火星には移住しちゃおうとか言ってるし…。


紀元前の昔々、今ある宗教よりずっとずっと前の人々の想い。その頃の星は今よりたくさん、大きく見えたことでしょう。そうしたらいろんな事を考えたでしょう。


東洋の占いも似たようなものだねえ。

少女のころから大好きだった占いだけど、いきなり目覚めちゃったよ。きっかけなんて何にもない。

まあでも、これからも目にすることがあれば楽しく見るんだけど。



2024年4月13日土曜日

Ten Thousand Waves / アイザック・ジュリアン

エスパス ルイ・ヴィトン大阪5階で。

50分間の映像。

スクリーンは9つ。同じ画像だったり、違ったり、といろいろ。

2010年制作と15年前だけど、全然古くない。


こういう映像と音のインスタレーションは怖い。

たとえ美しくても怖い。

政治的なものがあるともっと怖い。


怖くても体験したいと思う気持ちに抗えず出かけていく。

怖いから心の体力みたいなものが要る気がする。

年をとるとその耐性が下がる気がするから、見られるうちに見ておこうと思う。



ヴィトン、初めて入ったよ。

どんなカッコしていこう…ワタシ的普段着じゃだめかなあ…って思ってたけど大丈夫だった♪

お店の正面入り口じゃなくて、秘密の扉(ハリーポッターみたいだった!)みたいなところから入ったよ。もうそれだけで、来たかいがあったと思ったよ♪

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先日、古本屋さんに本を持っていきました。60冊以上!

買取は単行本1冊だけでした。50円だって。

この単行本、1年ほど前に千円以上で買ったんだけど…古本屋さんで…。

あとは、古い、古ーーい文庫本が多かったんだけどさ。

どっさり持って行ったのに、部屋の本棚はキツキツのまま。60冊以上も減ったなんてとてもとても思えない…。ふう。

2024年4月12日金曜日

スウ姉さん(原題:Sister Sue)/ エレナ・ホグマン・ポーター

初版は昭和40(1965)年ですって!この本は平成12(2000)年で41版になってる。すごい本だなあ!

そして私は、24年間も積読してた!wao!


表紙の絵が可愛らしくて好き。

装幀者 杉浦康平さんですって。ふむふむ。

装幀者に興味を持ったのは初めて。知識が広がって楽しい。

作者は音楽学校卒業だそう。音楽に関するところはウンウンと頷いたり、ちょっと笑えたりしたよ。

最後の教授のせりふもリアルだった…

そう、この終わり方はリアルなんだろうか…ハッピーエンドなんだろうか…どっちでもないな。その中間のような気がするよ。

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4月末にある "びわ湖の春 音楽祭2024" のチラシを使いました。

春らしくて、鞄から出す瞬間など、目に入るたびに楽しい気持ち。


2024年4月10日水曜日

薔薇の名前 (イタリア語原題:Il Nome della Rosa) / ウンベルト・エーコ

登場人物に出てくる実存した人たちや、キリスト教の人たちのいろいろな歴史的論争をネットで調べながら読み進めました。

世界的なベストセラーらしいけれど、世界で一番多いのがキリスト教徒だからなのかな?そういう人たちには身近なことなのかな?


修道僧たちが、規則正しい生活の中で、いろいろな言語を学びながら古今東西の書物を筆写し挿絵を書いている様がうらやましく感じる。

そして、最後はノートルダム寺院の火事を思い出したよ。

読み終わったあとは難しい本を読破したという満足感。


お気に入りの言葉「神トハタダ無ナノダ」

田嶋陽子さんが言ってた「(神様は)見ーてーるーだーけー」を思い出したよ。

そう思うけど、いざという時に助けてほしいから信じることにする。


おまけ

解説で、「翻訳者がこの本の依頼を受けた時、執筆のため、旧吉川英治邸(元講談社別館)で起居していた」というのを読んで、ネットで検索してみました。趣のある写真や、講談社第一別館という興味深い建物を見つけられたのが思わぬ副産物でした。

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先日、古本屋さんに本を持っていきました。60冊以上!

でも…買取は単行本1冊だけでした。50円だって。

この単行本、1年ほど前に千円以上で買ったんだけど…古本屋さんで…。

あとは、古い、古ーーい文庫本が多かったんだけどさ。

どっさり持って行ったのに、部屋の本棚はキツキツのまま。60冊以上も減ったなんてとてもとても思えない…。ふう。

2024年4月6日土曜日

キュビスム展—美の革命

京都市京セラ美術館

キュビズムとはなんて知的なモノ・コトなんだろう。


ジャズ理論を知りたいと思ってハナシを聞いたときの事を思い出した。

あの時「ジャズはアホにはできひん…」って思ったんだよ…。


柔らかアタマで開けた心で見えてきたモノがあると、ちょっと嬉しくなる。

描く人もどっぷり嵌ってたんだろうなあ、楽しかったんだろうなあ。

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今年の桜は京都で。

高瀬川、鴨川、白川を歩いて満開の桜とこんにちは。

春爛漫の一日でした。


写真、上から

・キュビズム展の看板

・京セラ美術館内の小窓

・村上隆 ルイヴィトンのトランクの上にある《お花の親子》

・白川の桜 水面に触れそうで触れなさそうで

・白川の桜 川の曲がり角に枝垂れて雰囲気マシマシ

・鬼瓦屋さん(?)の鬼瓦








2024年3月31日日曜日

八窓庵 奈良国立博物館庭園

普段は入れないお庭がガイド付きで無料公開。

お庭にある[八窓庵]というお茶室は興福寺にあったものを移設したそう。

お茶室は "古田織部風" とのこと。ガイドさんの説明がとても興味深く楽しかった。


このお庭も奈良公園も外国人観光客がもりだくさん。9:1で外国の人たち。

客待ちしてる人力車の人から「hello」と声を掛けられ、お庭の入り口では中国語のパンフレットを渡され、「日本語で☆」って言ってるのにガイドさんは英語でしゃべらはる。あるガイドさんは、説明書と実物を指さして説明してくれはるんやけど終始無言。しゃべれない人なのかと思ったら、私を外国人やと勘違いしたはったていう…


見た目で分かった時代もあったけど、もう見分けはつかないってことだねえ…

お庭とお茶室が観たくて行ったんだけど、日本人の少なさにちょっと悲しい…


ともあれ、数十年ぶりに奈良に行ったのは良いお天気の日で、なんだか海外旅行してるみたいな気分の土曜日でした。


帰りに啓林堂書店(奈良で展開している本屋さん)に寄ったら、読みたかった本を発見→購入→積読に追加!

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暖かくなってきたので、模様替えをはじめました。

真新しいものは何もなくて、1年前の春と同じなんだけどそれでも気分一新。

あ、飾るポストカードはこの前買ったばかりのしたから、これは新品。

いつにも増して、心も身体もきれいになりたいと思う今年の春です。


2024年3月20日水曜日

モネ 連作の情景

大阪中之島美術館

初めて見た絵がいくつかありました。"昼食"は知らずにみたらモネだとは思わない感じ。


実際に見たことない景色だなあって思ったのがたくさんあった。似たような景色を見た・経験した記憶がない…忘れてるのかな…

昔々、長い時間をかけてたくさんの所に行ったけど、私は知らない景色がいっぱいある。もしくは忘れてしまった景色。

願わくばもう一度。


そしてこの展覧会はものすごい人混み!

ネットの混雑状況を見て3時半に行ったんだけど、とんでもない!で、ベンチに腰掛けて読書タイム1時間。

4時半を過ぎたら、ウソみたいに人が少なくなってゆっくり回れました。

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[クラシック倶楽部]というテレビ番組。

同じ時間帯で "プレミアム4K" チャンネルだと最新のコンサートが放送されてる。

4Kって2020年で普及率50%、2023年では90%超えるとかなんとか…

あーあ、そうかあー、、、、、



没後50年 福田平八郎

大阪中之島美術館

良かったー!とっても良かった!

知らない人で、チラシに惹かれて行ったんだけど、思いがけず楽しい時間になりました。


もうね、額縁がとても邪魔に思えたよ。

余白が充分にある絵でももっともっと広がりがあれば、と思った。

縁いっぱいに描かれたものは、その先を想像して楽しかった。

指で囲って額縁を消して観たら、絵の中にずーんと入っていけて楽しい!


楽しい色で形が単純化されたものは、同じものをたくさん並べて壁紙やテキスタイルにしたらきっと楽しい。


逆に額縁が印象的だったのは、掛け軸に描かれた "竹" 。

緑の掛け軸に、白黒の竹の絵。

色が逆転していてなんて素敵。


2パターンあるチラシもブックカバーにぴったりで、ああうれし♪

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去年の今頃は いちご 安かったなー。

今年は倍くらいしてる。食べてるけど。

2024年3月17日日曜日

京都府庁旧本館

現存する日本最古の議場だとか。竣工は120年前。

で、今も使われている。議場や知事室は新しい建物にもあるけど、議場は市民講座やコンサートをやってるんだって。


当時の家具を使っているカフェにも行ってきました。

お客さんが少なくて、部屋が3つに区切られているんだけど、奥の部屋は貸し切り状態。クラシックな雰囲気を堪能しました。

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帰りに、大垣書店の本店に寄りました。

大垣書店が街中に出来たのは、私が引っ越してから。だからここは初めまして。ふむふむ…。そして、またもや積読本が増えたのでした。いつ読めるかな?楽しみ♪








2024年3月16日土曜日

河井寬次郎記念館

いつか行ってみたいと思っていた河井寛次郎さんのお家。

とても素敵なところでした。

二階の段違いになった部屋、お庭に面した茶室が特に好き。お庭の丸い石も面白い。こんなところで暮らせたらいいだろうなあ。

いやまあ、最新設備のあるマンションも憧れるんだけども…


敷地の中には登り窯もありました。

形の違うたくさんの椅子も楽しい。

気になったのは掛け軸に書かれた "火誓浄新" という言葉。その名前の焼き物もあるらしいんだけど、節分から気になっていた "火" "浄" という言葉に出会って、ああ嬉しい!

どういう意味なんだろう…自分の解釈で胸にそっと。

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景品が当たったー♪すっかり忘れていたから宅急便屋さんが来てびっくり。

もらったのは "高知家" というお菓子のセットと牧野富太郎の絵が描いてあるボトル。

絵はバイカオウレン(梅花黄蓮)。ネットで見たら、なーんて可愛らしいんでしょう!咲いてたら見つけることができるかな?見つけてみたいな。

そして高知。未だ未踏の地。昔々、沖縄に行ったとき「高知から船で来た」っていう人に会ったことがあったなあ。地図上では近い!って思ったことがあったのが私の中の高知の唯一のエピソード。

いつか行ってみたいな。







2024年3月12日火曜日

マスク / 菊池寛

 青空文庫で。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/60714_74627.html


1920(大正9)年7月のもの。


菊池さん、あのね、丁度100年経った2020年にも風邪が大流行したんだよ。

毎日のニュースで死亡者数が報じられてみんな一喜一憂したんだよ。同じですね。

でね、マスクをつける人が多数のときはマスクをつけない人が非難されて、マスクをつけない人が多くなると、つける人が非難されるんです。こういうの"マスク警察"って呼ぶんです。面白いでしょ。


あ、脈をとる時に手首を押さえることはしなくなりました。

今はね、機械でできるんです。


100年経つと新しい機械ができるんですね。

でもマスクするっていうのは変わりませんでした。まあ不織布っていう布でできたものがメインですけど。政府はガーゼ製のマスクを国民全員に配りましたよ。大不評でしたが。


次の100年後はどうなるんでしょうね。

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ぬか床にカビ…。今回は何か月もったかなあ。だいぶ水っぽくなってたのを何にも入れずにほったらかしにしてたらおかしくなっちゃった。


まあ、ワタシ的には 糠漬け=秋冬、マリネ=春夏、だから、そろそろマリネの季節ってコトで♪

今シーズンはピクルスにも挑戦してみよう♪


漬けようと思って買ってきた人参は、次の日に買った蓮根とこんにゃくと一緒に煮物になりましたとさ(鶏肉入れればよかった)


写真は、金曜日に買ったスイトピー。なんだか、紅白饅頭か運動会かって感じで剽軽な感じです。


2024年3月8日金曜日

いよよ華やぐ / 瀬戸内 寂聴

ずーっと積読だった本。なんと平成13年発行でした。なーんと23年間も本棚ほったらかし…!

タイトルに惹かれて買ったんだけど、元の詩は・・・

年々に、わが悲しみは深くして、いよよ華やぐいのちなりけり 岡本かの子


しかしまあ、不愉快極まりない描写があちこちに。

 あんな"女子トーク"したことないよ。

いったん読み始めたから、すぐにサクッと読めるからと、最後まで読んだけどさ。


気に入った言葉

「死ぬことを往生っていうのはいいなあ、往きて生まれるってことでしょう。」

仏教用語で極楽浄土に往ってそこで生きる、という意味なんですって。

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一番下の写真は "恵文社" のブックカバーにリボンをつけたもの。

リボンをつけるのが気に入っています。

読んでいるときに両端からリボンが垂れるのが嬉しくて。


恵文社には2月の末に行ってきました。


2010年、イギリスのガーディアン紙で「世界で一番美しい本屋10選」に入ったそう。昔からあるみたいだけど知らなかった…で、初めて行った来たよ。どの辺が "世界で一番" なんだろう…と思いながらも、初めて知った作家がたくさんあってアンナ・カヴァンを買いました。


それにしても文庫本って高くなったねえ。私は500円以下の感覚だったよ…

思わぬ散財をして積読本を増やしてしまいました。


下鴨神社にお参りして、本屋さんに行って、本屋さんの近くにあったパン屋さんに寄って返ってきました。

叡電に乗ったのも久しぶり。ホームにピタパの機械があってなんか笑っちゃった。不似合いさが可愛くて。

京阪電車にも乗ったよ。中国語と韓国語のアナウンスが美しくて聞き惚れた。街中で聞く言葉とはずいぶん違って聞こえたよ。

中国の時代劇も言葉は美しく聞こえる。

どんな言葉も良い声で優しくしゃべると美しくなるんだろうなあ。心に刻もう。


2024年3月2日土曜日

Candlelight: ヴィヴァルディの四季 クァルテット・ソラ

大槻能楽堂

初めましての大槻能楽堂。

舞台上に敷き詰められた蝋燭に「どうやって登場しはるんやろ?」って思ったけど、ちゃんと通路が空けてありました。

蝋燭の灯のゆらゆらは左右じゃなくて上下に見えた。

幽玄…んーなんかちょっと違うな…

静かで動があって生があって明るい。ああ、そんな人になりたい。


チェロ以外は立奏でした。舞台下音響を考えてかな、と思ったりもしたけどどうなんだろう。

昔、能舞台に立つには白い足袋(靴下)って聞いたことがあったけど、見えなかった。どうなんだろう。

舞台の真上の屋根で、場所によって聞こえ方がだいぶ異なりそう。演奏者は気持ちいいだろうなあ。


音楽はとても丁寧。

神経衰弱気味の私にはこれくらいがぴったりなのかも…って思いました。

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めまいのお薬が効かなくなっちゃったのかなあ、って不安になってたんだけど "白い恋人" をもらったら調子よくなってきた♪

そしてこの めまい は、自律神経由来のものじゃないかと自己診断。だって「ム!」っていうことがあるとなるんだもん。

すごく小っちゃい「ム!」でもテキメン。

なんか、ショックなことがあるたびに気絶してたっていう昔のヨーロッパの貴夫人みたいやな♪笑える♪

それが "白い恋人" で治っちゃうって…笑える♪


一番下の写真は、おひな祭りのお菓子。





#Candlelight

2024年2月28日水曜日

えんぴつで菜根譚

えんぴつシリーズ4冊目

コロナ前に、街や旅行先(国内)に溢れていた中国からの観光客にげんなりしていたので中国のものは避けていたんだけど、買ってみたら、あら素敵な言葉!


菜根譚の意味

野菜の根は非常に硬いが、それをかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる


お気に入りの言葉二つ

「人能心和氣、色婉言、母兄弟間、形骸兩釋、氣流、於息觀心萬倍矣」

訳:人の心が誠で気が和らぎ、おだやかな顔つきでやさしい言葉を使い、そして父母兄弟の間がまるで体がとけあうように気持ちが互いに通じ合えば、正座をして息を整え、座禅して念を凝らすことよりも数万倍の効果があろう。


「信人者、人未必尽誠、己則独誠矣。疑人者、人未必皆詐,己則先詐矣」

訳:人を信用するものは、相手がすべて誠実であるとは限らないが、少なくとも自分だけは誠実であるといえる。逆に、人を疑ってかかる者は、相手がすべて偽りに満ちているとは限らないが、すでに自分は心を疑っていることになる。

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2月末の生菓子。

写真上から "めばえ" "雪"。眼福。口福。

"めばえ" 形がおもしろい。

"雪" 写真ではわかりずらいけど、とっても繊細な模様と形。