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2015年2月1日日曜日

日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展



兵庫県立美術館
ホドラーという男の人の深い深い心やを見た気がしました。
展示してあった絵は彼のほんの一部なんだろうなあと。

自分の中の考えや思いを神経を張り詰めさせて表現するとき、音楽は瞬間で終わっちゃう。で、その最中にそれを客観的に聴くってできないと思う…たぶん…
でも、絵はそこにあるんだよね。朝起きたら昨日自分が描いたものがそこにある…完成するなんてあるのか?って思っちゃうけど、あるんだろうね…たぶん…

弟子時代。
人の根源的な何かを表したいかのような時代。これも若さか…。
いろんな事を試してる時期。そして成功。繰り返す実験。
晩年の定点からの風景画。
都度の自画像や、妻の臨終の姿。
うまく言えないけど、ひとりの芸術家である男性の深い心がほんの少し垣間見えた気がして胸が締め付けられるようでした。








キャプチャーにあった「リズム」の説明も興味深くて、そんな観点で観ると頭の中でいろんな音楽が鳴ったよ。
躍動感にあふれた肢体を観ると思わず私も動きたくなっちゃう感じ。

素敵な画家だと思いました。
たくさん展示してあったキャプチャーも面白かったよ。