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2019年5月5日日曜日

バリトン:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
大西宇宙:バリトン
筈井美貴:ピアノ

大西宇宙:バリトン
筈井美貴:ピアノ
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

ここでもまた弱音に大感動。
囁きなんていう言葉よりももっと小さな響き。
なのに言葉のひとつひとつ、音節のひとうひとつがはっきりわかる。

でも大きな音にもびっくり。
大きく豪華に鳴るピアノと匹敵する朗々としたバリトンの声。
どんなに楽器が大きな響きを出しても、人の声にはかなわないんじゃないかと思ったよ。
数値では違うのかもしれないけど、私の頭にズンと響くのは声の方だ。
少なくとも彼の声はそう。

大西さんの日本語の歌に心揺さぶられたけど、その次のアメリカの曲では彼がアメリカ人に見えたよ。
…って伝えたくてサイン会へ。

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キリスト教団体が天皇代替わりの一連の儀式を政教分離違反と主張しているというニュースをチラリと見て・・・。

私は宗教を持ってない。
私の知ってる宗教は、キリスト教/ユダヤ教/イスラム教…など。

私の感覚では仏教は宗教というより哲学。
学問として学ぶより以前から身のまわりにあった哲学。

神道は…子供のころから慣れ親しんでいる日常のしきたりのようなもの。
同じように身のまわりにあった哲学的仏教と自然に混じり合って混然一体となって自分の内・外にある。

宗教が自分の生活/倫理観の指針になるものだとするなら、私は物心ついた時から身近にあった仏教と神道が混然一体となった "それ" が自分の中の 神さま になったんだと思う。

日本人がみんなそうではないというのはわかってるけど、代替わりの一連の儀式をニュースを見てああ日本人で良かったなあと心から思います。
・・・というのは他の誰かにとって心ない言葉になる?