このブログを検索

2015年12月8日火曜日

日本テレマン協会 第465回 マンスリーコンサート パブロ・エスカンデ・プレゼンツ リコーダーとバスで辿る イタリア・バロックの系譜



大阪倶楽部。
スペインづいてた最近だけど、やっぱりヴィヴァルディはいいわあ。

1曲目がなんだかわざとらしく感じて、我が身を振り返りつつどうしようかと思ったんだけど、2曲目からはそんな思いから解放されて音楽の世界へ。

ソプラニーノ・リコーダーって初めて聴きました。
曲も可愛くて楽しい。

4つもリコーダーの協奏曲を聴いたけど、邪気がなくて素朴で自然の中にあるような音のリコーダーにこれもまた自然な弦楽器のアンサンブル。
このリコーダーの音にはこの弦の音しかないんだろうなあっていう感じ。
リコーダーの音を邪魔しないで、でも厚みがあって華やかで。

今日はチェンバロの印象も変わりました。
コレッリのラフォリアでバイオリンとチェロとチェンバロのトリオ。
ああ、チェンバロは弦楽器なんだって実感。
もう二度と、チェンバロのことを“オモチャみたいな音のピアノ ”なんて思いません。
よく響くピチカートみたい・・・あれ?やっぱりまだ違うかな??

どんな音楽も好きだけど、わたしの中で古楽器とかヴィヴァルディは “ザ・音楽 ” だなあと改めて。
目を閉じてぼんやりと聴きながら、いまの自分を反省したり過去を後悔したり。
楽しい未来を想像したり、おとぎ話のような夢物語を作ってみたり。
ふっと懐かしい昔を思い出してうれしくなったり、これからのことに新しいアイデアを思いついたり。
いろんなところに心が飛びまわる。
目を閉じてるから眠たいような眠たくないような。
時々、ハッとするような音が聴こえてくるのもまた楽しい。
至福の時間。