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2023年11月27日月曜日

えんぴつで風姿花伝

えんぴつで書くシリーズの三冊目。

文章を書くのがいい(和歌だと短いと思ってしまう)


一子相伝というのは"戦略"ということ。"秘すれば花"という言葉も戦略だと知り目から鱗、ハッとしました。

"心より心に伝ふる花なれば、風姿花伝と名づく"(言葉にならないものも心から心につたえるものなので風姿花伝と名付ける)


三冊目にしてようやく私の字に変化が出てきたような気がするようなかもかもかも…

なので四冊目に向かってGO!

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下の写真は千總本店一階の外壁。

きれいな模様!その模様が天井にも続いていたのを見た時のうれしさ!

田根剛さんというデザイナーさんだそう。

お店の中までは入れなかったけど…ふらっと入っても良かったのかな?

二階はギャラリーになっているようなのでまた今度行ってみよう!



2023年11月26日日曜日

中華民國留日神戸華僑總會

 2023年神戸モダン建築祭

部屋に置かれている箪笥の表には大きな鏡がついている。箪笥はどの部屋にも置いてある。なので鏡だらけ。

中国の箪笥ってこういうもの?それとも風水?じゃなくてたまたま?


暖炉の扉が素敵でした。

えんとつはレンガでできているそう。

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旧アメリカ領事館官舎(神戸北野美術館)の改修工事を見せてもらいました。

天井や壁をめくった状態。


昔の木造建築といえば、寺社仏閣、武家屋敷に豪農豪商…っていうイメージだけど、ここは当時めずらしかった洋風とはいえ民家…ということなのかなあ、っていう感じの建材でした。

しかししかし、文化財の指定を受けたからにはひょろひょろの柱を補修したおして未来につなげるのが文化財の修復ということを知りました。

工事に携わる方々の知恵と技術が満載。

現在進行形の作業現場というのはなんて興味深いんでしょう。

どうだったのか、何をしているのか、どうなるのか、ひとつひとつ解説してくれるし、何を聞いても教えてくれる!


竣工が楽しみ…だけど出来上がったら裏側は全部隠されちゃうんだと思うと複雑だなあ…






2023年11月25日土曜日

京都文化博物館 別館 (旧日本銀行京都支店)

中へ入ったとたん「わあ…」

たくさんの装飾があるのにうるさくない。茶色と白の二色だけだからかな。

日差しもたっぷり入って明るい。


一つ一つの彫り、デザインをじっくりみたいけど天井が高い…今日は二階に上がれなくて残念。

見学前に3Dで屋根裏や床下を見せてもらいました。天井の明かり取りの仕組み、木の梁が良くわかりました。おもしろい!

これは他の建物でも見てみたいなー。

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文化博物館の本館に入っていた丹山酒造で酒粕と甘酒を買いました。

で、今シーズン初のかす汁。柔らかい味になりました。

今年はいろんな酒粕を試してみたいなあと思っているんだけど、私に違いがわかるかなあ…分量を量って使わないなあ…でもやってみるのだ!

とりあえず、今回のは優しい味でおいしかったよ。







2023年11月24日金曜日

SACRAビル(旧不動貯金銀行京都支店)

好きな建物の一つになりました。

一階の天井が素敵。階段が素敵。

階段の子柱のデザインがフロアごとに違っていて楽しい。

手すりや親柱はさわるととっても柔らかい。100年の時を重ねた柔らかさなんだなあ。なんて優しい。


他の銀行とは様子が違うのは、財閥系の銀行ではないからだそう。ふむふむ。

優しくて女の子っぽい建物でした。

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茶筅直しという物を知りました。

昔は知ってたのかな…忘れてただけかな??

阪急百貨店のお茶道具フェアで買いました。

茶筅のお手入れのしかたも教えてもらって、さっそくトライ。

斜めにくせがついてしまっていた茶筅がだいぶよくなりました。


それにしても新品の茶筅の美しいこと。

お茶道具はどれも美しい。数百円のお茶杓でも。







2023年11月23日木曜日

日本生命京都三条ビル旧棟(旧日本生命京都支店)(TSUGU 京都三条 -THE SHARE HOTELS-)

当初の建物を半分に切っているそう。切られた側の柱が1本残っていたのがなんだかおもしろい。

改修後に窓をつけて室内から間近に見られるようにした尖塔。goojob!

当初のアーチ形の窓がついている部屋も見学しました。

アーチ型っていいなあ。


新しいデザインの部屋は素敵です。

写真でしか知らないから、もっともっといろんな部屋を見てみたいなあ。


辰野金吾さんでした。

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京都の三条通り。

歴史的景観界隈地区に指定されたのが1985年だそう。

石壁の建物が多くあったけどどれもただ古いだけのように感じていて見向きもしなかった。

道を整えて壁を整えて…地域の方々の思いと努力に打たれます。

街って手の入れ方で全然違う。私も自分の街のナニカに加わりたいなあ…


2023年11月21日火曜日

13歳からのアート思考 (末永 幸歩)

「ビジネスマンにアート思考が注目されている」とかなんとかいう言葉が気になってた。

で、読んでみた。


デュシャンの[泉]が当初の物ではないっていう事に笑っちゃった。

古代エジプトの"リアルではない絵"や"黒楽茶碗"の説明にもフムフム。


そしてアート思考とやら。

まず"アート"という言葉が曖昧。

その曖昧さに合わせて、思考というのは人それぞれの知性と教養、考えの深さ、方向性の違いがあるからなんともふんわりした言葉だと思ったよ。

[チコちゃんに叱られる!] の「ボーっと生きてんじゃねーよ!」みたいな感じで「もっと考えろ」ってことなんだろう。…と思う。


でも…

現代美術で、共感も違和感も好意も嫌悪感も感じないものがある…たくさんある…この頃特に…解説文があってもなくても…そういうものには「考えよう、感じよう」という気も起らない。

あ、そこを振り絞って考えてみたら何かがあるのか!(なんてしんどい)

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図書館に行く道すがら、御堂筋イルミネーションの下を歩きました。

今年初のイルミネーション下のお散歩で楽しかったんだけど、少し前に"光害"についてのテレビ番組を見たからちょっと複雑な気持ちも。

イチョウにはライトアップの影響は無いらしいし、そもそも御堂筋は普段から明るい場所だけどさ。


関東は電気代が高騰してるらしいけど、イルミネーションはどうなってるんだろう…と思ったら、去年から縮小してる所もあるよう。


キラキラを充分楽しんだ世代の私が言うのもなんだけど、暗い中にぼんやり光る灯りもいいんじゃないかなあ。

昔のガス灯を見てみたい。どんなんだろう。

外国には下水道に溜まったメタン・ガスを吸い上げて燃やすガス灯があるらしい。エコ。



2023年11月18日土曜日

ガザ 素顔の日常 (原題:Gaza)

びっくりしたこと

今、テレビニュースで繰り返し流されている映像の多くがこの映画で映っていたこと!

この映画は2014~2018年にかけて撮影されたそう。

テレビでは映画から引用してるって言ってた?画面に書いてあった?古い映像ですって言ってた??

どれも無かったと思うんだけど。それとも画面の片隅すぎて気が付かなかった???


「電気がなくて通信が途絶えたら、中の状況がわからなくなる、何が起こっているのかわからなくなる」って報道されていたから、映像があることにちょっと「とは言っても、撮ってる人はいるんだ…」って思ってた。

まあ、そうかもしれないんだけど。

ガザの状況が酷いことには変わりないだろうし、もっと酷いことになっているかもしれないけど。

でもでも、古い映像を黙って流すなんて!!


もうほんとびっくりしたし、呆れたんだけど、他の人はどう思ってるんだろう?

テレビ局の人はどう思ってるんだろう?


そして。

映画館の大きなスクリーンで戦争の映像を見るのはしんどい。音を聞くのもしんどい。


映画館に行ったのは14年ぶり。

14年前は「のだめカンタービレ」を楽団のみんなと観たなあ。

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帰りに、駅前の喜八洲でみたらし団子。阪急でポルチーニ茸のチキンソテー煮込みを買いました。

ポルチーニ茸のお料理を売ってるお店では、以前はリゾットだったんだけど、チキン料理になってました。

ポルチーニ茸…リゾットで食べたいんだけど、どこで売ってるんだろう?自分で作ってみる?できるかな?


ワインはボジョレー。3000円…高級品やな。

2023年11月15日水曜日

東本願寺

2023年京都モダン建築祭

2週続けて来ました。今まで1度も来たことなかったのに!

こんな立派なお堂があるなんて、ホントにびっくり!

両親は来たことあるのかな?おじいちゃんおばあちゃん達は縁がなかったのかな?


本願寺で知ってることと言えば子どもの頃に読んだ新聞に載ってた騒動のこと…調べてみたら、ありゃ昭和だ…

もとい、豪華で大きな建物にすっかり魅了されました。

木造建築としては世界最大級なんだそう。


さてさて、目的は鐘楼の理現場見学。

ヘルメットをかぶって、シートに覆われた足場が組んである中にレッツゴー!

おもしろかった!!


檜皮がはがされて木の骨組みだけになっていました。

100年以上前の大きくて太い柱をさわりました。

これをまだまだこれからも使い続けるのだそう。


檜皮って柔らかい。重なっても柔らかい。この柔らかさがいいんだろうなあ…知らんけど。

もっといっぱい質問すればよかったなあ、と今になって思う…

屋根に置く前に檜皮の形を整えるのに三週間かかるとか。一番大変な作業なんだと言いながら実演してみせてくれました。

て、手伝いたい…それ、難しい?私にできる?頑張るからお手伝いさせて下さい!って手を挙げたかった…


お寺の建物で好きなのは屋根裏の木組み。

見ていて飽きない。おもしろい。白色塗料もカッコいい。

そんな写真を集めたWEBページを見つけました。

好きな人が多いのかなあ。そんな人たちと喋ってみたい…

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帰りは京都駅までてくてく。


どんつきに大きなビルがある感じは、難波みたいじゃないかー。

おっ、スタバがあってヨドバシカメラがある、これは梅田みたいじゃないかー。


しょーもなかった京都駅周辺の変わりようにフフフ。

そして伊勢丹の地下で晩ごはんのお買い物…進々堂があるっ!嬉しくなって「デパートに入るようなキャラちゃうやん」って思いながら近づいてみたら、なんかおしゃれなパンがケースに入ってた。

ヤングジャンボもコルネも無かった…あー、青春の味…






2023年11月14日火曜日

京都国立近代美術館

 2023年京都モダン建築祭

特別公開は、2階の渡り廊下。

「なんだこれだけ?」って思うのは、初めてここに来る人じゃないかな。

私もこの廊下に上がるまでそう思ってた。それが廊下に上がってみたら…ロビーが見渡せた。

ロビー全体を見渡したのは初めて。ちょっと感動。


竣工は1986年だそう。ああ、そうか、そうだったか…感慨深い。

当時はチョーカッコいい!って思ったなあ…感慨深い。


チョーカッコよかった建物も、今では珍しさも薄れ…なんだけど、初めて上がった2階の廊下から見た景色がうれしかった!

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「強烈に感動した!」って薦められて行ったんだけど、色の洪水で気持ち悪くなっちゃったのは多分カディンスキー展だったんじゃないかなあ。

乙女な年頃の私にはしんどかったけど、それから15年以上経った頃から面白いと思えるようになったよ。って伝えてみたい気もする。

もう名前も思い出せない人だけど。優しい人だったのは憶えてるよ。

昔の展覧会の履歴が見られるWEBページを見ながらとりとめなく。

2023年11月13日月曜日

京都府立図書館

 2023年京都モダン建築祭

いや、もうほんと…

京都を離れて数十年。この建物がこんな風になるなんて…


図書館なのは知ってたけど、やってるのかどうかわからなかいって思ってた。

ただ古い古い古い黒ずんだ建物だった記憶。

100年以上外壁の塗装もやってなかったんじゃなかろうか…やってたらゴメン!


それがどうしたことでしょう、外壁と外階段だけ残して建て替えられたんだそう。

外壁はもちろん明るい色に塗ってありました。


中に入ると本を読んでる人がいっぱい、wao☆

読みたくなるような本もあるってコトね、wao☆

文教地区っぽい☆


京都美術館や白川の辺りも含め、変えようとした人たちの力を思うと感慨深い。

ずーっと、ただ古いだけだったもんね…


"京都図書館"の古い文字が…猛烈。

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タロット占いが当たらなくて残念。

当たらぬも八卦。

慎ましく、安らかに、冬を過ごそう。

きっと暖かくて穏やかな季節になるね。

2023年11月12日日曜日

時忘舎(旧竹中精麦所)

2023年京都モダン建築祭

こんな所にこんな建物があったなんて。


オーナーさんがいろんな話をしてくれました。

戦前の様子からこの辺りがきれいになる10年ほど前のこと。

建物を直す際のこだわりなどなど。


昔の物は梁や柱だけ、とのことだったけど、テーブル、椅子、ガラス、お庭の様子等々こだわりが感じられてとても素敵。

あ、昔の花器もあった。白い百合がよく似合ってた。

柳がお庭にあるのも珍しい。風に揺れているのを部屋の中から眺めるのはなんて素敵。

背の高い柳が3本もありました。


ウチのおじいちゃんの家も残してあったらどんな風にできたかなあと空想が膨らむ。

吹き抜けの土間。大きな梁。中庭の手水鉢。

昔は古くて汚いだけと思っていたけど、同世代だと思われる時忘舎のオーナーさんのお話しを聞いていたら、懐かしさと少しの後悔で涙が滲んちゃったよ。

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寒くなってきたのでポトフを作りました。

季節が変わるから作るものが変わるんだけど、作るものが変わると季節が変わったのを実感できる。

ちょっと楽しくなる。

これから作るあれこれを思うのも楽しい気分。

2023年11月11日土曜日

京都市京セラ美術館

 2023年京都モダン建築祭

どうやら私は、階段と天井が好きかも。

ここの美術館の天井も素敵でした。天井から下がる照明もあたたかい。


今回、使われているタイルは泰山タイルということを知りました。

お庭に続く扉が地面の高低差で少し埋まっているところも面白かった。


特別公開は貴賓室。(写真4枚目)

やっぱりこういうお部屋は、入った途端「はあーっ」てため息が出る。

格を感じる。これを表現する言葉を見つけたい。もっと感じねば。もっといろんなものに触れねば。もっと知識を持たねば。


東山キューブのテラスからの景色には都ホテルも見えていい感じ。

手前に連なる三角屋根はなんだろう…民家??

動物園のキリンが2頭、チラ見えしました。


"京都美術館"の古い銘板(?)もありました。迫力ある字体。

その字体が建物左側に大きくあるんだけど、東山の裾にかかってる。イインダカワルインダカ…後者ダナ…イマノワタシテキニハ。


そして…

どうしても「京都美術館」と言いたい…

まあたしかに、リニューアル前は古くて古くて古くて、真っ暗で冷たくて…って感じだったけど。

立派な建物だったんだろうけど、良いイメージが全然無い。

「行こう!」と思える企画も無かった。近代美術館はよく行ってたんだけど…。

だから、きれいになってホントに良かったんだけど…


ネーミングライツへの抵抗感を感じるのは少数派なのかな?

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今日からコートを着ています。

コートのいいトコ。ポケットに手を入れて歩けるところ。

普段と違うことをすると、ズンズン歩けて楽しかったよ。






2023年11月6日月曜日

旧乾邸

なーーんて素敵なお家なんでしょう!
エントランスのポーチの天井の模様が素敵。いえいえ、どのお部屋の天井も素敵。いろんな模様が描いてある。
そしてどの部屋も陽が差し込んでいて、風通しもよさそう。
幸せがいっぱいでいい気持ちになれるお家でした。
ここに住んでいた人たちの幸せを記憶しているからかな。
手入れをしているボランティア(?)さんたちの愛情からくるものなのかな。

愛されているものは幸せだなあ。
人でも物でも。
愛とか幸せは周りにもそれをくれるんだなあ。

ピアノは "challen&son" チャーレンと読むようです。
どんな音がするんだろう。
どんな曲を弾いてたのかな。

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勤めているビルにクリスマスの飾りつけが現れた。
ここのビルは季節ごとの飾りやイベントを楽しませてくれる。

クリスマスツリーはそんなに大きくないけど、あちらこちらにサンタクロースやトナカイやお星さま。
目にするたびに、心と頬っぺたがほぐれます。ありがとう。見習おう。










2023年11月5日日曜日

白鶴美術館

 「わあ、すごい!中国風だあ!」っと思ったんだけど "純和風建築" だそう。

鉄骨骨鉄筋コンクリートだけど純和風。

和風でもなく純和風…まあいいや。


表の石垣の大きいこと、お庭の灯篭の大きいこと、こういうのも中国風に思えちゃったよ。

私の和風イメージはこじんまりしてるってことだなあ…まあ京都やし…??


展示室は写真が撮れなかったけど、格子の天井が素敵。

2階展示室の天井には小さい鶴の模様がたくさん。

照明の鶴も愛らしい。

そう、この鶴の影のような姿はずっと見ていたい可愛らしさ。


そして別館。

入った途端、イスラエルの記念館を思い出した。正式名は忘れちゃったけどとにかく怖かった。

眩しい陽の下から、無機質なコンクリートの建物の小さくて重い扉の中に入った途端襲われる闇。

この別館で、あの時のイスラエルの建物での恐怖を思い出したよ。


恐怖がうすらいで室内に慣れて、展示の説明文に書いてある "アナトリア" という言葉。ロマンティックな言葉だなあ。行ってみたい。

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今冬の酒粕は 白鶴 にしよう。近くのスーパーに売ってるかなー。

酒粕って良し悪しがはっきりしてる気がして、今までは月桂冠推しだったんだけど。

月桂冠も近所ではなかなか見つけられなかった。

これも地域性か…

そして、地域の食べ物をネットで買うのはなんだか価値が薄れる気がする…