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2018年10月22日月曜日

バレエの饗宴 2018



写真はくるみ割り人形の"花のワルツ"。
オレンジの衣装と舞台装飾が華やかで楽しい。
くるみ割り人形って何度も観るなら、お楽しみが凝縮されてる第二幕ばっかりでもいいね。

ラ・バヤデールの"影の王国"もきれい。
コールドバレエの清らかなこと!

バレエをテレビで観る時は部屋を真っ暗にするのがいいんだと今さらながら思いました。

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楽器のこと。
バロック時代の曲を練習しています。
自力ではここまで。
これ以上どうするの?ワタシ一人で出来ちゃったかもっていう段階で先生に見てもらったら・・・
通したあとは折り返して細かい指導。
最初の1小節目、そして2小節目、次・・・
出るところが違う、抑えるところが違う、クレッシェンドの位置が違う、アウフタクトと次の一音目のニュアンス、小節の中での音色の変え方、トリルのタイミング、、、
はい、全てに指導が入りました。
もうホントに全て。
全四楽章のうち、一、二楽章くらいは見てもらおうと思ってたけど一楽章がなんとか終わった(?)かなっていう感じ。
イヤハヤ久しぶりに強烈なお稽古だったヨ。

練習室を出たあと楽器を片付けてる時に大きなため息が何度も。
午後からテニスを見に行こうと思ってたけど、そんな気力は残ってなくていつもよりも重たく感じる楽器を担いでノロノロと家路。
清かな空気のおかげで一際明るい秋の午後の日差しが眩しかったヨ。

2018年10月13日土曜日

Il gattopardo



邦題:山猫(完全復元版)

ヴィスコンティの映画はどのシーンもほんとうにきれい!
タイトルの"山猫"ってどういう意味だろう?
台詞の中に「山猫と獅子。狼と羊。」ってあったけど、うーん…わからない…
聖書の言葉かな?なんだろう?
原作は自伝小説で8章なんだそう。
映画は6章までのようだから、本も読んでみたいなあ。
翻訳も出てるみたいだから買ってみよう!
ずいぶん若いアラン・ドロンも出てた。
タイトルロールでAlain Delonって書くのを知りました。
Delonなのね。

「(没落貴族は)贅沢にお金を使った結果だから洗練されている。プライドもある」
っていう台詞に納得。
長い時間をかけて作られてきたそういうものはもはや文化。
時代の変化はあれど守っていきたいと思う私は何目線なんだろう。
庶民のくせしてセレブ気取りなのかな?
ともあれ、ふと太宰治の"斜陽"を思う。
贅沢で優美な長い長い時間を経てきた美しさ。
知性ゆえに自らの没落を悟っていることの哀れもまた美しいワ。

もうひとつ。
舞踏会のシーン。プレストで踊ってる!
バロックの曲で「これで本当に踊るの?それとも舞曲っていってるだけ?」って不思議に思っていたことがよくあったけど謎が解けたよ。
キャーキャー言いながら走り回るように踊ってたのね。
楽しそう!

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この前、テレビでスウェーデンの100歳のブロガー女性の特集を観ました。
続けて日本の90歳(?)の女性インスタグラマーの特集も。

どちらの女性も周りの人たちにとても好かれてる。
自分のやりたいことをやりたいようにやって助けてもらったりもしているだろうけど、とても好かれてる。
いいなあ。
こんな風になるのが独りのわたしのこれからの課題だワ。
年を経ると元の個性が増幅されるような気がするから、批判的で出しゃばりなわたしの振る舞いは今から変えていかなくちゃ。

貴乃花引退騒動も大きな教訓だワ。
やりたいことをやるには独りじゃだめなんだよね。
人に好かれなくてもいいわ、なんて思ってもほんとにほんとのたった一人で出来ることなんて限られてる。
誰かに助けてもらったり応援してもらわないと出来ないことだらけ。
媚を売ったり迎合したりしなくてもいいけど、嫌われてもいいって開き直るときには、「でも誰かは分かってくれる」なんて甘い期待は捨てなきゃ。
"ほんとに誰からも応援されなくなる"かもしれない覚悟をしなきゃ。
そしてそれはどういうことなのかちゃんと理解しなきゃ。気をつけよう。

2018年10月11日木曜日

コンビニ外国人

ニュースで断片的に見聞きするのと違って一冊の本を一気に読むとなんだか大きなインパクト。
人口減も経済の縮小も由々しき自体で、対応策には海外からの人たちを受け入れることが大事って頭では分かっていたけど、毎日街に溢れかえる海外からの観光客にうんざりするばっかりでホントのホントにちゃんとは意識できていなかった。
意識したくなかったっていうのもある。
でもね、この本を読んで考えが180度変わったよ。

少し前に、刑務所から逃げ出した人が旅行者を装ってたときに手を差し伸べた人たちの中にネパールだかインドだかのレストラン経営者がいてタダで食事を御馳走したっていうニュースを見た時もちょっとビックリしたよ。
日本人の犯罪者にそうとは知らず手を差し伸べる流暢な日本語の移民(?)経営者。

時代は移り変わる。
見極めてついていかなきゃ!

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築地/豊洲のニュースって東京以外の人にも関係あるニュースなのかな?
関係あるとしたらどういう意味があるんだろう?

それよりも在留外国人の永住権がナントカっていう法律が気になるワ。
法律が決定した背景とか意義とか。

韓国の国際観艦式のニュースも気になるヨ。
日本政府、他国政府の考えをもっともっと掘り下げて知りたいヨ。

アメリカの最高裁判事就任の裏側も知りたいナ。
大きな影響力を持ってるあの国でいったいどんな陰謀詭計があるんだろう?

EUやドイツやイタリアや…そんなところのニュースももっと知りたい。

気軽に見聞きできる媒体ではうっすらあっさりしかやってないから全然満足できない。
インターネットの中も探せばいろいろあるんだろうけど、探すのが手間なのヨ。
英語のページを読むのはめんどくさいのヨ。
そもそも原文をちゃんと理解なんてできない。
ドイツ語やイタリア語の記事もなんて書いてあるのか知りたい。
ホントにホントに知りたい!

ゴシップ系なら、湯水以上にお金を使いまくってる通販会社の社長さんのお金のことが知りたいワ。
創業者社長ならあれくらいフツーなの?
経営者報酬の仕組みってどうなってるの?
彼の発言って株価や経営に影響してるでしょ?してないの?
巷の噂じゃなくてホントのところが知りたいワ。

"賢い人しか情報を得られない" なんて悲しすぎるよ。
大手マスコミに頼らず私でも知りたいことが簡単手軽に知ることができるように人工知能頑張ってくれ!

2018年10月9日火曜日

第19回 2018年大阪国際音楽コンクール グランドファイナル=ガラコンサート

高槻現代劇場 中ホール

毎年のお楽しみ、今年も行ってきました。
今年は小さい子どものファイナリストもたくさん。
外国の子どもたちはお辞儀の仕方がかわいくてステージマナーも様になってる。
私も見習わなくちゃ。
学生、大人のみなさんも素敵だったけど、特に私が好きだったのは…
打楽器のデュオ。
オーボエのふたり。
アリアのテノール。
プログラム最後のバイオリン。

コンクールといえど、一瞬で舞台をその人の世界にしちゃう!
本当に素敵!
最後のバイオリンなんて最初の一音目の清冽な美しさといったら!
ピーンと張った弦楽器特有の音に痺れたよ。

それから!
スメタナのモルダウをハープで聴きました。
あれも良かった!
こういう曲だったのかって思ったよ。
川面の小さなさざなみやきらめきが目に浮かぶようでした。

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ホールに入る前に隣の野見神社のベンチでお昼ごはん。
秋祭りの真っ最中でたくさんの幼稚園児や小学生がでお神輿を担いだりお囃子を鳴らしたり。
衣装を来たお稚児さんも可愛い。
少し早目の七五三詣りの子どもたちもいて、みんなの様子を眺めているだけで楽しい。
普段たくさんの子どもを目にすることがないから何だかホッ。