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2015年1月23日金曜日

高野山開創1200年記念 高野山の名宝

あべのハルカス美術館

昔は不動明王なんかの顔を観たら怖くてしかたなかったのに今は全然怖くない。
カッと見開いた目やたくさんの深い皺もなんだかとても愛おしく感じたよ。

こうやってだらしない私を怒ってくれてるんだなあと思ったら「・・・うん、ごめんね(*_*)」って感じ。
親戚や近所のおじいさんが小さな子どもに怖い顔をして「コラーッ」って怒ると、子どもたちは震え上がるけど、ほんとは心の中ではそんなに怒ってなくて「悪いことするな!いい子でいろ!」っていう気持ちなんだってわかってきたからだと思う。
今日はそんな仏像をたくさん見ました。

怖い顔をした仏像も、半眼の優しい仏様もみんな愛おしくてずっと観てたい感じ。
どの顔も、観てたら私が自然に笑顔なる。

黒ずんだ中に少し残ってる赤色や、着物の裾の曲線にも魅かれる。
少し前から仏像をいいなあって思うようになってたことには気がついてたけど、こんなにも魅かれるなんて、若い頃には想像もしてなかった。

年齢やその時々で好みや興味の対象が変わるのは当たりまえで、絵や音楽も以前はむしろ嫌いだったジャンルのものが好きになったりしてます。
今日たくさんの仏像を観て年を重ねるのっていいなあって思ったよ。

・・・ところで木像ってなんで腐らないんだろ?
・・・もいっこ。後鳥羽天皇(?)だったかの手形があったんだけど、ものすごく大きな手だった!
昔の日本人は小柄だったと思うんだけど、手だけあんなに大きかったのかな????