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2016年1月31日日曜日

2016年わたしの冬の演奏会

“プロヴァンスの風景”第一楽章~第三楽章の2回目をやりました。

3か月前にもやったんだけど、その1週間後くらいに何気なく吹いてみたら…すごく軽やかでいい感じ!
わたしこんな風に吹けるんだ!なーんだ!これを皆に聴いてもらわなくちゃ!って。

音楽は自分で楽しめたらそれで充分って思ってたつもりだったけど、なんだやっぱり人に聴いてもらいたいんだ…とか思いつつ、気持ちを新たにしての2回目の練習はホント楽しかった。
やればやるほどウマくなる。ときどき自分に感動(笑)

なのに、ああ…本番はどうしてあんなにダメなんでしょう…
第一楽章は割と吹けたと思ってたのに、帰って録音を聴いてみたら「みんなこんなの聴いてたのか」と愕然。

おまけで"アルルの女"の間奏曲も吹いたんだけど、これが一番良かったっていう…
吹いてるときは、息が続かなくてダメダメだと思ってたんだけど、録音を聴いてみたらダメなところはやっぱりその通りだけど音は素直に伸びてた。そのぶん音色も音程も悪くない。おまけだったのに…ああもう…

まあでもこの2か月、すごく楽しくこの曲を練習できたから満足。心置きなく楽譜を置けるワ。
って思ってたんだけど…
ピアニストの人がこの曲を「難しい。でも面白い」って言はる理由がよく分からなくて。
前回弾いてもらった時に理由を訊いたんだけどイマイチ分からなかった。
今回、別の人だったんだけど同じように言はったからまた訊いてみた。
やっぱりよく分からなかったんだけど、分からない理由が分かったかも…

私はちゃんと考えてこの曲をやってなかったから分からないんじゃないかって。
"若い娘たちのファランドール"じゃなくて"若い魔女たち…"って感じだなあとは思ってたんだけど、どうしてそう思うのか。
どうしてこんな展開になるのか。どうしていきなりこんな音なのか。
ちゃんと考えなきゃいけなかったんだ…でも考えるってどうやって??

思う所はいろいろあるけど、やっぱりこの楽譜はいったん置きます。
もっと考えられるようになってからやり直しやな。
これほんまに初級者用なんやろか。

2016年1月25日月曜日

中国青磁の美

大阪市立東洋陶磁美術館

好きな美術館です。
建物とか、立地とか、雰囲気じゃなくて展示してあるものがなんとなく好き。
入場料も安いし、知識がなくても時々行って器を眺めてたら見る目が養われるんじゃないかと思います。

久しぶりに行ったのは “中国青磁” っていう言葉が気になったから。
ガイドの人の案内も受けました。
ガイドさんの個人的好みが大いに反映された解説が面白い。

いいなあっていうのをたくさん見つけたけど、どういいのか上手く言葉にできない。
これは精進すべきことだな。

写真は1年ほど前に伊万里焼きの大川内山で買ったもの。
人生初、私の青磁。
キズ物の籠に入って大安売りされてたやつなんだけどね。
ちゃんとしたのはなかなか買えなくて。
このカップも相当迷っていったん帰りかけたんだけど、引き返して買ったんだよね。
なんにせよ、初めて自分で手に入れた青磁ってことで見るたび使うたび嬉しい気持ち。

そして器を写真に撮るのってムツカシイ。

「光の透過」展

YOD Gallery。川又 仁奈さん。

アクリル板に描いたこんな絵が10枚ほど。

2016年1月15日金曜日

黒い十人の女

テレビの録画

映像が暗い。黒い。
部屋のテレビはけっこう古い液晶。
プラズマとかパナソニックのテレビだと感じが違うんだろうなあ。
高級感が出てお洒落な映像になるんじゃないかなあ。
ウチのだとちょっと残念な感じ。

岸恵子と山本富士子がかっこいい。
そして、昔の映画ってみんな早口。
東京だからかなあ。
ちょっとした言葉使いも今とちがって興味深い。
山本富士子が "あなた" のことを「あーた」って。
ぞんざいに言おうとするとそうなるのかな?

そしてラストシーン。理解できない…なに?

2016年1月9日土曜日

寺田麗美×井上ハルカ サクソフォンデュオコンサート

南港サンセットホール

好きなホールです。
天井が高くて良く響く。小さい。
行く前から後ろの方に座ろうと決めてました。

1曲目、クープランの墓
前にここで "カデンツとフィナーレ" を聴いたときの事を思い出しました。
あの時、外からの日差しやカーテン越しの海を見ながら聴いていてなんてピッタリ!って思った感動と同じような気持ち。
このホールは本当にフランスの曲がよく似合う。

2曲目、ロバのマサイ
ああ、楽しい!
これもこのホールで聴くからこそ楽しさが大きいんじゃないかと。
初めて聴いた曲だけど、初めてが暗くて閉鎖されてるホールじゃなくてここで聴けてよかった。

2部のファジーバード・ソナタ
勢いがあるカッコイイ曲っていうイメージだったけど、そういう感じよりも女性らしい華やかな明るさ。
好きでもキライでもない…って思って曲だけど、今日のファジーバード・ソナタは好き!

とにもかくにも、フランスの曲は陽光の中で聴くのが一番!
そして、上手いひとはみんな東京にいるって思ってたけど、こんな素敵な若いふたりが関西で活動してることが嬉しい。
そしてそして、ピアノも素敵でした。
なんかキラキラ。これも陽光の魔法かな。
あの人のピアノもっと聴きたいなあ。

2016年1月3日日曜日

水のかたち

第二次大戦終戦後の引き上げの様子はこういう本で読むのがちょうどいい。
そればっかりを本格的に書いてあるのはしんどいから。

焼き物についてはもっといろいろ書いてあるのを読んでみたいな。

教訓めいたアレコレはまあそれなり。



2016年1月2日土曜日

赤線地帯

テレビの録画

白黒映画だけど、どんな色だったんだろう。
お店とか女の人の着物とか。

女優さんたちがみんなすごくいい演技だと思うんだけど、色がついてる映像だとどんな風に観えるんだろう。

若尾文子ってこの映画でもやっぱりキレイ!
沢尻エリカと似てる。
若尾文子の方が上品な感じがするけど、時代かな?
今のふたりが並んだらどんな感じだろう。

音楽は黛敏郎。
最初は邦楽器かと思ったけど、違って最先端の現代音楽風。コーラス付き。
映画と合ってるような合ってないような…でもいい!特に声が入るところ。
たぶん声だと思うんだけど…

Charlie and the Chocolate Factory

邦題:チャーリーとチョコレート工場
テレビの録画。

何度も録画しては、観ないうちにハードディスクがいっぱいになって消してた映画。
やーっと観ました。

色がポップで楽しい。
ジョニーディップの顔がキレイ。
本を読んだ記憶はないけど、書いてある言葉が想像できて、本のページをめくるよう。

わたしもあの工場に行きたいなあ。イヤな所をズバリ指摘してほしい。夢の中でもいいから。

The Night of the Hunter

邦題:狩人の夜
テレビの録画。

いい映画でした。
最初はずいぶん怖いなあって思ってたんだけど、子どもたちの逃避行が始まるところから雰囲気が変わって。
蜘蛛の巣やヒキガエルが映し出されて、なんだかヨーロッパのお伽噺の世界。
ボートに乗って流されていく子どもたちを俯瞰した映像も美しい。
子どもたちを守る女性の頼もしさと正義感にぐっとくる。

クリスマスは1週間前に終わったけど、最後のシーンで子どもたちを思いやるたくさんの言葉でクリスマスに観るべき映画のような感じ。
これサイコパスがメインのホラー映画ってほんと?

菊水




四条大橋。
大正5年から。今年でちょうど100年だそう。

祖父がよく利用していたお店らしいけど、昭和中頃から後半の事かな。
私は小さいころに来た記憶も、大人になってから来たこともない。

窓のかたちや高さがほんの少し違って左右対称じゃない100年前の建物。
使いこまれた風合いのカトラリー。
階段にかかってる青磁色の林檎の中の青い少女。
どれもユニーク。
然しここはレストラン。
一等地に建つ老舗のレストラン。
外見がいいだけじゃいけません・・・

観光都市京都の問題点が透けて見える気がした。