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2019年5月27日月曜日

京都・国際音楽学生フェスティバル2019



京都府立府民ホール アルティ

チェコ:プラハ国立芸術アカデミー
アメリカ:ジュリアード音楽院

初めて行ったイベント。
皆さん丁寧。まとも。真面目。CD聴いてるみたいな整った音。
これが若さか。初々しいというものか。
そんなふうに思うとなんとも感慨深い。

そして皆さん素晴らしい演奏なのにまだ学生。
こんな人たちに先生方はいったい何を教えてるんだろう!?
そこもまた興味深い。

各国の若者たちが良い時間を過ごして日本に良い印象を持って帰ってくれたらいいな。

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得度をした有名なビジネスマンの「一生、俺が俺がというエゴとの戦い」という言葉。
ああ、みんなそうなんだ…とホッ。

いつもいつも、意地が悪くてでしゃばりな自分に嫌気がさしてなんとか直したいと思っているのに直らず、コントロールできないのを情けなく思っていたけど、私だけじゃないんだと。
そうか。
一生かけて取り組むことなんだと思えばなんだかなんとかなるかもしれないって思えてきたよ。







2019年5月19日日曜日

NEW YORKアートマーケット2019

阪急梅田店
クラブ音楽(?)風のBGMにのって楽しく鑑賞。
ジュリアン・ジャクソンさん、CJ・コリンズさん、リンダ・ラベラさんなんかが好きだなあ。

「これ好きだなあ」「これはここの色が好き」って思いながらいろんな形のいろんな色を見てるとカラーセラピーしてるみたいになって心ワクワク。
いい気分。

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アンガ-マネジメントなるものがあるけど、それって人に対して怒鳴ったり文句を言ったりしないようにっていうことかな?
そういう行動を "怒り" っていうのなら私にはアンガ-マネジメントは必要ないなあ。

私がなおしたいのは、皮肉や意地悪やマウンティングするような事を言わないようにしたいっていうこと。

きっとどちらもだいじなのは "我慢" だね。
言いたくなってもグッとこらえる。
数を数えて 1,2,3,4,5,6・・・

 




2019年5月15日水曜日

Henry Eccles, Sonata in G Minor,エックレス ソナタト短調


かれこれ1年近くやりました。
そんな大曲ではないけど、私にとって大事な経験になったかも。
それにいい曲だし。いい曲はいつまでたっても飽きない。

7か月目にあった3回目の本番で終わりにしようと思っていたんだけど、とても終わりにできるような演奏にならなくて、3か月延長して発表会でもやることに。

発表会の2か月ほど前に別の先生のレッスンも受けました。
そこでもらった「ダブルタンギングをしてみたら?」という提案にのって挑戦。
そのお稽古ではそれほど詳しくダブルタンギングのやり方を聞かなかったから、インターネットで調べながら練習開始。
ゆっくりゆっくりから始めたものの出来てるとは思えずあきらめそうになりながら1か月。
いつもの先生に見てもらったらなんと「出来てる」って!
え!?そうなの!?
ダブルタンギングって、自分に聞こえる音と人が聞いてる音が違うの?

よくわからないままやっているうちになかなかテンポが上がらずボテボテしてた第四楽章も、いつのまにかテンポアップ。
それに全然疲れない。
曲が短くなったみたいに感じられる。あっという間に終わるから!

苦労の第四楽章がうまくいきだすと、緩徐楽章を見直す余裕ができました。
ああ、楽しい!

そのころ起こったノートルダム寺院の火災。
思い入れがある建物ではないけど、ニュースで見るフランスの人たちの悲しみに胸がしめつけられた。
奇しくも、第一楽章の私のイメージは大聖堂で祈る人々の様子。
練習中でも吹いていると胸がいっぱいになりました。

この曲ではサロンで2回、教会で1回、発表会で1回と計4回の本番でした。
最後の本番の発表会では第二楽章で楽譜2行分くらい飛ばしちゃって・・・
驚きの大事故だけど、最後の二か月間の練習はとても充実して満足いくものだったので楽譜が飛んだことなんて ヘの河童 。
満足して次の曲にうつります。

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母の日のケーキ屋さんは色とりどり!
色取りの可愛らしさは1年のうちで一番かも、って思ったよ。

2019年5月13日月曜日

Lucid Duo

ドルチェ楽器 アーティストサロン
ルーシッド・デュオ、マリンバのふたり。
ゲストにサクソフォンの安さん

素敵なマリンバを聴きたいとずっと思っていて、やっと叶いました。
なんとも素敵な音。
普段聴きなれない音に耳がびっくりしたけど、最初の小さな小さな一音目の素敵さは今でもおぼえてる。
やっぱり今日も弱音に心を奪われました。
そしてマリンバで好きなのは音階。
ごくごく普通の音の並びが行ったり来たりするのを聴くのが大好き。
私もあんな風に丸いタンギングをしてみたいな。
マリンバの音階は定期的に聴いて心に記憶させたいものです。

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「平成は戦争がなかった時代ではない」という主張を知って…
イラク戦争へは自衛隊派遣をしていると。確かにそうだ。
総理大臣や皇室の方々が行きたいと思うなら靖国神社に行ってほしい。
陛下にはもっといろいろな場で自衛隊の閲兵をしてほしいな、などと。

2019年5月9日木曜日

びわ湖ホール声楽アンサンブル:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

メインロビー
おなじみアンサンブルのみなさん。

これが今年の私のこの音楽祭でのラスト。
楽しいプログラムをたくさん聴かせていただいて、帰り道ずっと口ずさんでいました。
オーディションを勝ち抜いて全国から集まってきた若い皆さんの前途に幸あれ!
そしてこういう音楽を身近に聴けることに感謝。
大津市にもありがとう。

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ホール前の売店に売ってた "ドビュッシーの愛した焼きりんご"
家に持って帰ってレンジで温めて食べました。おいしかったよ!

2019年5月7日火曜日

ピアノ:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
金子三勇士:ピアノ

早々に売り切れてたチケット。
あきらめきれず次の日にもういちど見たらキャンセルが出たのか空きをみつけて聴くことができました。

そして最初から ラ・カンパネラ。
どんなカンパネラだろうと楽しみにしてました。
…ドカーン!
ああ、なんて素敵!もう胸いっぱい。この一曲で充分堪能したワと思えたよ。
なのにまだまだ続くプログラム。
愛の夢 もこれまたこんなの初めて聴いたよ、っていう 愛の夢。
自由に弾いて、それがこんなに素晴らしいっていいなあ!

売れっ子有名人の金子さんはおしゃべりも楽しくて、贅沢な時間でした。

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譲位に伴う一連の儀式を見て…
厳かな儀式の数々

陛下のお言葉…
「この身に負った重責を思うと粛然たる思い…」
そんなふうに思っておられる陛下のお気持ちにこちらも粛然とします。
ほんとうになんていうことでしょう。

2019年5月5日日曜日

バリトン:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
大西宇宙:バリトン
筈井美貴:ピアノ

大西宇宙:バリトン
筈井美貴:ピアノ
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

ここでもまた弱音に大感動。
囁きなんていう言葉よりももっと小さな響き。
なのに言葉のひとつひとつ、音節のひとうひとつがはっきりわかる。

でも大きな音にもびっくり。
大きく豪華に鳴るピアノと匹敵する朗々としたバリトンの声。
どんなに楽器が大きな響きを出しても、人の声にはかなわないんじゃないかと思ったよ。
数値では違うのかもしれないけど、私の頭にズンと響くのは声の方だ。
少なくとも彼の声はそう。

大西さんの日本語の歌に心揺さぶられたけど、その次のアメリカの曲では彼がアメリカ人に見えたよ。
…って伝えたくてサイン会へ。

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キリスト教団体が天皇代替わりの一連の儀式を政教分離違反と主張しているというニュースをチラリと見て・・・。

私は宗教を持ってない。
私の知ってる宗教は、キリスト教/ユダヤ教/イスラム教…など。

私の感覚では仏教は宗教というより哲学。
学問として学ぶより以前から身のまわりにあった哲学。

神道は…子供のころから慣れ親しんでいる日常のしきたりのようなもの。
同じように身のまわりにあった哲学的仏教と自然に混じり合って混然一体となって自分の内・外にある。

宗教が自分の生活/倫理観の指針になるものだとするなら、私は物心ついた時から身近にあった仏教と神道が混然一体となった "それ" が自分の中の 神さま になったんだと思う。

日本人がみんなそうではないというのはわかってるけど、代替わりの一連の儀式をニュースを見てああ日本人で良かったなあと心から思います。
・・・というのは他の誰かにとって心ない言葉になる?

2019年5月3日金曜日

チェロ:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
佐藤晴真:チェロ
薗田奈緒子:ピアノ

今回の音楽祭のテーマは "神よ、平和を与えたまえ"
これをどう感じてどう解釈するかは人それぞれ。
いろんな考え方を知るのも面白い。

この公演では、シュニトケとベートーベンを聴きました。
一番の感動ポイントははシュニトケの演奏が終わったあとに時間が止まったこと。
奏者ふたりが空間の中でピタッと静止。
微動だにせずもしかしたら息もしていなかったかもと思われる止まった時間。
数分…いやまさか。数十秒…たぶんホントは数秒だったのかも。
音楽が終わり、時間が止まり、世界が止まった。

思い出すだけで…ぶるっとする。

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雅子皇后さまの笑顔がテレビで見れてうれしいな。
雅子皇后ってオリジナリティある人だなあってなんとなく。
どうぞこれから存分にいろんなことをやって頂けたらいいな。



2019年5月1日水曜日

オンド・マルトノ:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019


滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
原田 節:オンド・マルトノ
中野翔太:ピアノ

オンド・マルトノって?聴いてみたい!
って思って申込んだ公演。

舞台に設置された大きくて不思議な装置の数々にびっくり。
初めてみたオンド・マルトノ

模様入りのスーツで出てきた奏者が不思議な形のスピーカーに囲まれたキーボードの前に座る姿は…坂元龍一みたい。
オルガンノようなシンセサイザーのような、そのふたつが合体したような…そんなふうに思ったよ。

バッハの時に感じた宇宙感。
これはオルガンではなくてオンド・マルトノだからこその感覚のような気がする。
いや…奏者によるのか?

そしてそして、もう本当に素晴らしかったピアノ!
あんな弱音をあんな音であんなに長い時間鳴らし続けるなんて!

ああ小さな音!小さい音!小さいけどしっかりした音!小さくて主張のある音!
小さい音大好き!小さい音ばんざい!
・・・ってピアニストに伝えたくて、サイン会の列に並びました。

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天皇陛下の譲位、改元のニュースを見て・・・
皇居宮殿の松の間、陛下が立たれる壇上(?)、そして儀式のシンプルさが美しい。

あれ…?シンプルって言葉…日本語だとなんだろう?
シンプル=簡素、だとこの場合はぜんぜん違う。
清潔、厳粛、静か、高潔、誠実…いろんな意味を持っている気がする。
一言であらわす言葉はなんだろう?

なんにせよ自分が日本人であることが誇らしくうれしい気持ちになる。
昨日の上皇、上皇后、今日からの天皇陛下と皇后さま、皇室の方々や一連の儀式を見てそう思いました。
ありがとうございます。