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2018年9月27日木曜日

ピカソ 描かれた恋


ピカソがとんでもなく酷いオトコだと知っていても大好きな人が書いた本。
その大好きさがひしひしと伝わってくる。

私は、マリー・テレーズを描いた絵を観て「ああ彼女への画家の愛が溢れてる!」って思って涙をこぼしてからだいぶ経ってピカソの女性関係がなかなか酷いと知りました。
描いた人は嫌い、描かれた絵は好きっていう状態が自分の中で処理できなくて困ったよ。

でもね、この本を読み終わったらなんとなく思いが変わってきた。
まあ要するに無茶苦茶な人だったんだ。
その無茶苦茶さを笑いながら絵を観てみよう。どんな風に感じられるかな?

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私や母にはカチンとくるようなことばっかり言う父。
でもGoogleさんには「○○を教えてください」
すっごい丁寧・・・

2018年9月25日火曜日

アンサンブルプルス Vol.3(大阪公演)


ドルチェ楽器アーティストサロン
プログラムも、演奏される音楽もとても素敵なコンサートでした。
いつもはちょっと苦手なトランペットだけど、バロックでの軽やかで暖かい音や、現代音楽でのコントロールされたトランペットは好き。
バイオリンと一緒に鳴ってると全然知らない初めて聴く楽器のよう。

もう一方のソロ楽器、バイオリンもとても素敵でした。
どの曲にも惹きつけられたけど、初めて知ったヴィターリという作曲家のシャコンヌは特に耳が敏感になったよ。
だってト短調なんだもん!
もう3か月も練習してるソナタはト短調。
時代も同じで「ああこの響き知ってる!」ってうれしくなりました。
「私は同じシャコンヌでもバッハよりこっちの方が感情を乗せやすい」
っていう演奏前のコメント通りとても素敵な音楽で大好きになりました。
楽譜もいろいろあるみたいだから私もやってみよう!

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カツカレーカツカレーカツカレー・・・
そんな言葉をいっぱい聞いたから連休最後の晩ごはんはカツカレー。
カレーを食べたい気分のときはあってもカツカレーの事を思うなんて今まであったかな??
そう言えば安倍さんには前にもカツカレーの話題があった気がする。
安倍さんじゃなくて別の総理大臣だったっけ?
人心を惑わすカツカレー・・・
いつか私も3500円のカツカレーを奢ってもらえるようになりたいワ。
いつか私も総理大臣を決める選挙に参加したいワ。

2018年9月22日土曜日

Reds

邦題:レッズ

予備知識なく観はじめて "レッズ"ってそういう意味だったのかと。
なんだか "中二病" 的だったヒロインが最後には主人公よりもずっとしっかりした人になっていったことに女性の賢さを思ったよ。
男は永遠の中二だけど。

"世界を揺るがした10日間"
映画の中でこの言葉を聴いてハッ!
私の本棚にある!
引っ張り出してみたけど読んだ記憶はない。まったくない。
そもそもなんで私はこの本を持ってるんだ?と思ってパラパラめくっていたら裏表紙の裏に以前勤めていた会社のスタンプ。
スタッフが持ち寄る図書コーナーにあったのを持って帰ってきてそのままでした・・・読まなきゃ・・・どうしよう・・・

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テレビの番組表に書いてあった説明。
南半球の国の、旅番組なのか外国の文化を紹介する番組なのか・・・

「昔々ヨーロッパからの移民がたくさんました。
以来、故郷ヨーロッパの文化を継承して楽しんでます。」

2018年、そのヨーロッパにやってくる移民審査の問題点を取り上げる番組を見たばっかりだよ。
2018年、その南半球の国にやってくる移民を収容する施設の劣悪さを取り上げる番組を見たばっかりだよ。

昔のことを忘れたわけじゃないんだよね。たぶん。
昔々アメリカ大陸にはたくさんの日本人が、生活困難だったり、農家の次男坊以下だったりが移民した。
忘れてないけどそれはおいておこうとしてる。


2018年9月20日木曜日

サクソフォン専攻生によるアンサンブルコンサート2018

相愛大学南港ホール

毎年来てると思ってたこのコンサート。
思い出してみたらここ2年ほど来てなかったかも。
その間に男子学生が一人になってた・・・
知ってる人たちはみなさん卒業してしまって知らない顔ばっかり。
もはや私にとって四年間なんてあっという間。
おまけに関東の巨匠先生が客員教授になったはって、プログラムに載ってる!

先生のトマジは夢の世界、夢物語のようでした。
ああ、これがバラードなんだ!
失礼を承知で書いてしまうけど、六十代の男性にこんな瑞々しい思いを感じるなんて!
何度も聴いたことのある曲だと思うんだけど初めて私もやってみたい!(こんなに長くなければ・・・)って思ったよ。
もうホントにソロ曲は誰の演奏をどこで聴くかで全く印象が変わっちゃう。
ほんとにほんとにチャンスは逃さないようにしなくちゃ。
そして、この曲のときのオーケストラも良かった!
集中してる様子も伝わってきて、一番良かったんじゃないかしら?

終わってから雲井先生にあいさつ。
私がいま練習してる曲のことを言ったら「あれいい曲だね。ズザッ♪って。楽しんでやってください」って。
・・・そのズザッができない。
・・・楽しんで、ってどういう意味だろう??楽しい曲だからっていうことかな??
楽しい曲だって思ってた初めの印象を"短調"だから短調っぽくしなきゃって意識を変えることに成功したんだけど・・・
それとも、単純に音楽を楽しみなさいっていう意味かな?
巨匠の一言に揺さぶられて悶々。

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果物が高くなって久しい。
柑橘類は輸入物を買うのが当たり前になってるけど、以前は売り場の棚に溢れてたアメリカのオレンジもいつのまにか見なくなっちゃった。
恐ろしげな外国産使用農薬の注意書きにも慣れてきてたのに。
柑橘類もキウイもお林檎も一つ100円以下だったら「!」って思って買うけどキウイ以外はどれもあんまり美味しくない。

この間は"中身で勝負"っていうPOPに惹かれてお林檎を手に取ったらどれも傷やら凹みやら。
"ワケあり"の別ワードだったのね。
ほんとに中身がいいんだったら多少の見た目の問題は気にしないんだけど、他のと比べて少し安いだけで味が違うわけではなさそう。
ほんと美味しいお林檎ってなくなっちゃったね。
デパートに行ったら高級品があるんやろか?それは美味しいんやろか?
今や果物を一つ100円以下で買おうと思うのがおかしいってことかな?
果物がぜいたく品って戦後すぐの昭和20年代みたいやん。知らんけど。

2018年9月19日水曜日

小泉八雲記念館

小泉八雲と江戸川乱歩がごっちゃになってたっていうことに気がついた。
で、私は小泉八雲はあんまり読んでないかもっていうことにも気がついた。
彼が取り上げてる民話は日本昔話集みたいなもので読んだんじゃないかな。
日本昔話も江戸川乱歩も小学校の頃の体験。
あんな怖い話をよう読んだわ。
子どもだから読めたのかもね。
怖いという不快感よりも好奇心の方が勝ってたっていうことネ。
っていうことはやっぱり大人になって好奇心が減ってきたっていうことか。残念。

二つある写真のひとつは近くの武家屋敷。
リニューアルされたばっかりだそう。
全ての部屋の広い間口を開けはなして畳の上に座っていたら微かな風を感じてクーラーなんかなくてもぜんぜん平気。
都会でも以前はこんな風に過ごせたのになあ。

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関西空港の復旧が当初の報道に比べてびっくりするくらい早く復旧するようで良かった良かった。
ガラッと変わった街の雰囲気を感慨深く感じてたのも束の間。
船は変わらず到着していて台風の十日後にはいつもと変わらない状況が戻ってきたよ。

2018年9月14日金曜日

石見銀山:龍源間歩

山陰旅行では石見銀山にも行きました。
ゆるやかな上り坂の田舎道を30分ほど上っていったらものすごい冷気が流れ出る入り口に到着。

最初は興味津々。そのうち息苦しいような気持ち悪さ。
私は鍾乳洞も苦手。
何とも言えない気持ち悪さと辛さで早く出たい、って思っちゃう。

聞くところによると当時の労働者は割と高賃金だったとのこと。
本当に全員がそうだったのかどうかは分からないけど、少なくとも奴隷や罪人のような待遇ではなかったと知ってホッ。
皆さん短命だったらしいけど、全て覚悟の上で高賃金を稼いでいたなら良かったワ。
写真は途中の山道で。

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島根、鳥取。
山陰ってあんまり行ったことが無かったけど大山や島根は大好きになりました。
いままで縁がなかったから面白いお土産の言葉がウケた。
私らの気持ちよう分かってくれたはるわ!

2018年9月13日木曜日

民謡

島根県の玉造温泉に行きました。
泊まった宿は "白石家" 。
この宿と街の夏祭りで民謡を聴きました。

メインは地元の安来節だけど、観光客を楽しませようと全国の民謡も。
これが良かった!
ご当地民謡ってどれも知ってる。
たぶん…だけど、中学校以上で聴いた記憶がないから、殆どが小学校の頃までに聴いてるんじゃないか

なあ。
学校の授業や行事で聴いたのか、もしくは昭和の後半はまだそういう曲が身近に流れていたのか…
ノリのいいテンポだったり、ふざけたリズムだったり、唸るメロディだったり。
なんてカッコいいんでしょう!

クラシック音楽とか言って外国の古典もいいけど、こういうのをやりたいよ。
現代楽器でも出来るように楽譜が売ってあればいいのに。
いやもう、本気でそう思うよ。

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玉造温泉
山陰旅行で止まった宿のひとつが"白石家"
部屋や廊下ロビーに美術品がいっぱい!
どれもとても素敵。女の人が選らばはったんかな?って思ったけど違うかな。

玉造温泉はこじんまりした温泉街だけど工夫された道路やイベントに地域おこしの気概を感じました。
ザ・温泉街っていう感じは久しぶりの体験で、うれし懐かしの心もち。
今や、日本中どこに行っても外国人旅行客の集団に出会うものと覚悟してたけど、8月末だからか、ここは元々こんな感じなのか、お客さんの感じも昔懐かし雰囲気でほっこりのんびり楽しみました。

安来節は安来町の安来節会館でも観たよ。
私はここでスマホ落としたの。
電話したら送ってくれはって感謝!

2018年9月12日水曜日

出雲大社

ずっと行ってみたかった出雲大社。
やっと行くことができました。

車を止めてそれらしいところから入ると参道の途中に出ました。
歩いていくと…あれ?
近くの人に訊くとどうやら反対に歩いてしまったよう。
「出雲大社は下り参道なんですよ」って。
下り参道いう言葉を知りました。
調べてみると興味深い。
でも本当のところはわかっていないというところかな?
調べたらなんでもわかるって思い込んでる自分がいることに苦笑。
ああ、でも知りたい!!
もう解明されることはないのかな?

そして本殿。
感動したのは横、後ろに回ったとき。
特に後ろから見た姿のなんて凛々しいこと!
青い空にくっきり凛と屋根の線が描かれて、日の丸がはためいてる。
凛々しく若々しく美しくかっこいい!
木陰で微かな風を感じながらいつまでも見飽きない姿。
涙まで出てきたよ。

ぐるっと回って正面に戻ってきたら皇室、宮家等の札(?)が美しく掲げられていてなんだか嬉しい。
ああ、日本人でよかった!

参道にあった大国主命の大きな像もかっこよかったー。

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良い縁が結ばれるには
良くない縁を切らなきゃいけない云々。

出雲大社にお詣りした次の日、ケータイを失くしました…
ああ、そういうことか…
いっそのこと電話番号変えよう!
って思ってたんだけど戻ってきた。
・・・ふむ。断行・捨行・離行は自力でせよということか。

2018年9月11日火曜日

足立美術館



今回行くまで殆ど知らなかったところ。
ミシュランの三つ星をもらってるんだとか。
格付けされてるのはレストランだけじゃなかったのね。

評判の高いお庭は、まさしく海外の人たちに好かれそうだなあっていう感じ。
大山の自然の借景の雰囲気は京都の天龍寺を思い出したよ。こんな感じじゃなかったっけ?

お庭自体は私には整いすぎてる感じがしたけど、夏の眩しい日差しを受けて作られる濃い影はかっこいい!

そして何より感じ入ったのは、お茶室の前の小さなお庭の高いもみじの木々が風に吹かれて出す音!
何重にも重なったたくさんのもみじの葉っぱはとても小さいから風に吹かれて出る音もとても繊細。
ああ、自然の中にはこんな素敵な音があるのね!

そして美術品。
どれも素敵だったけど、息を飲んだのは河井寛次郎の言葉。
「自分の好きなことをする。それを人も好きかどうかはわからないけど・・・ギリギリのところで出てきた・・・」
いやーっ、どうしよう!ちゃんと覚えてない!
あんなに感動したのに・・・
どこかでまたあの言葉に出会えますように・・・

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楽器のハナシ。
解決したと思ったらまたすぐに悩みの種になるリード。
使えるものが残り少なくなってきたを始めたけど、もう何を買っていいのかわからない…
ふと思い立ってリードの調整屋さんを始めた知り合いに相談。

1か月経って届いたリードは今までとは違うブランド。
以前、自分で買ったときは全く使えなかったヤツ。
ところがところが!素晴らしい!!
慣れない違和感もすぐに解消。
一番悩みの低音も大丈夫!
タンギングもOK!
音程が安定する。

ああ、ちゃんとしたリードってこういうものなのね!!
箱に入ってるものが全て同じように使えるのもうれしい。
もっと早く頼むんだったワ。
楽器本体よりもマウスピースよりもリードが大事。
いいリードを使うことは練習と同じくらい大事。

2018年9月10日月曜日

大山寺(だいせんじ)

お寺

鳥取県大山の中腹にあるお寺。
夏休みに行きました。

お寺の先は神社と金門という名前の河原。
賽の河原とも。

河原には観光客や登山者が積んだと思われる石塔があちらこちらに。
何を思って積まはったんやろ・・・

ともあれ、奥に見える大山の北壁はたくましく、お寺の金はいい音で響いてくれました。

今度は日本一長い石畳という大山神社にも行きたいなあ。

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大山。
大好きになりました。
初めて見た大山は小っちゃい富士山みたいな姿かたちで見惚れたよ。
でも違う角度から見たら上から下まで断崖絶壁の威圧感。
どこから見ても素敵だけど、一番好きなのは富士山風のなだらかで長い裾野が見える角度かなあ。
いつか上まで上がってみたいな。
いい年した初心者の私も一緒に連れていってくれる人ってどうやったら見つけられるんやろ・・・