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2019年8月23日金曜日

ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち



あべのハルカス美術館

もしかしたら久しぶりかもしれない絵画展。
他の人がどんな感想をもつのか知りたい!

モローが題材にする女性たちは確かに魅力的。
絵の中の女性たちもとても魅力的。
でも…好きになれないなあ。
この絵の中の女性を好きだと思う女の人っていはるんやろか?

美しく魅力的だけど、心からの優しさ/深い思いやり/慈しみ…そういったものが皆無の女たち。
いや…彼女たちが魅力的なのはそんなものが皆無だからっていうのも理由のひとつなのか…
そして思うんだけど…こういう人…いはる!!

習作。
いままで展覧会に行っても通り過ぎてた。
ちっとも興味を引かれなかったから。
・・・ところが!
今回初めて面白いと思ったヨ!
モローの習作が他の人とは違う!?
残念ながら今まで他の人のをちゃんと見てこなかったからわからない。
でも、鉛筆(?)で描かれたたくさんの線、線、線…
同じポーズで何枚も何枚も。
ああ、こんな風にたくさんたくさん練習しはったんやなあって思うと胸にグッとくる。
楽器の練習と一緒だね。
ああでもないこうでもないと試行錯誤の線が切ないよ。

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とあるサックスとピアノのコンサート。
知り合いの出演なので行ってきました。

いわゆる"営業"的なものだったのかも。
どの曲も何十回と演奏してきたんだろうなあという慣れた感じの演奏。
一般受けしそうなプログラムだけど、バラエティに富んでいて中には体力/技術ともに大変な曲も。
「汗だくになりました」って言ったはったけど、息はまったく乱れず吹き終わってすぐにマイクを持っておしゃべりできるほど。
学校を出て七年目、プロの演奏とはこういうことか。

2019年8月19日月曜日

WORLD PRESS PHOTO19 世界報道写真展2019


ハービスHALL

毎年夏に楽しみにしている展覧会。

見ていると眉間に皺がよったり、思わず目を逸らしたくなる写真ばかり。
でもこういう現実を見なきゃ、知っておかなきゃっていう苦行…
そんな中で素敵な写真が1枚。
キューバの15歳のお誕生日の女の子の写真。
未来に向かっていくような後姿がとてもとても力強くて応援せずにはいられない!

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職場でちょっとした異動…というか席替えというか…
席が営業部門の近くになったんだけど…賑やか。鳴り響く電話に大きい声。
ヒャー(>_<)

2019年8月18日日曜日

SINGELEE, Jean-Baptiste Concertino Op.78

サンジュレー ,コンチェルティーノ Op.78

サンジュレーってアドルフ・サックスと音大時代からの友達なんだって。
この曲は1861年のパリ・コンセルバトワールの入学試験だったとか。
当時の学生たちはどんな思いでこの曲を練習したんだろう。
カンタンカンタン、へっちゃら!って思ったかな?
私は最初そう思っちゃったよ。
でも、アッチェレにしたいところと意図せず走ってしまうところのコントロール。
どんどん走ってしまうところをコントロールしながら強弱つけて音楽にして。
どんどん出てくる課題と湧いてくるアイデアを先生に修正してもらいながら進めていく練習は、初めに思ったより時間がかかって且つ楽しかった!

本当はこの曲でコンクールに出ようと思ったんだけど申込みギリギリでヤメ。
なんかもう充分楽しんだ気がしたから。
細かいミスはいつもあったし、コンクールとなればそれもクリアしなくちゃいけないし。
そういう練習をするときっと一段上に行けるんだろうなあとも思ったんだけど・・・
でも、この曲はこれでいいって思っちゃった。
今回を逃せばもうコンクールに出ようなんて気持ちにならない気もしたんだけど・・・
でもやっぱり、楽しい楽しいこの曲でミスがなくなるように根を詰めて神経質にやりたくないって思っちゃった。
・・・だから私はいつまで経ってもおんなじ所ををウロウロしてるのか・・・

そうそう、いろんな人にピアノを弾いてもらって思ったこと・・・
伴奏(アンサンブル)ピアノって弾く技術より譜読みの技術の方がだいじ!
音が少なくても(なんならコードで読んでても)ミスがあっても曲や楽譜を理解してるのが だいじ 。
そんな風に強く思った出来事はプロのベテランピアニストの先生方に弾いてもらったときより、お稽古のときにサックスの先生が弾いてくれた音数が少ないピアノの方が楽しく吹けたから。
やりたいことがとてもすんなり出来て、曲が生き生きしだしたのが分かった。
先生曰く「ピアノ(の楽譜)がそう言ってる」
この時の先生からのアドバイスは「サックスの楽譜ばっかりじゃなくてちゃんとピアノのところも見るように」っていうことだったけど、私にはごく単純な譜面にしか見えなかったよ。

そんなこんなでこれからの私の課題に加わったこと・・・
・譜読みの技術向上
・やりたいことをピアニストに伝えるすべを持つ
(音で伝えられないなら言葉で説明できるように)
・・・ああ、これができたらどんなに素晴らしいことでしょう!!

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お花の問屋さんに行ってきました。
ほとんどが10本単位の値段。
ふつうのお花屋さんとは違ってものすごく無造作に置かれてる花々はなんだかすごく野性的。
あまりの野性味に圧倒されながら、これが本来のお花の姿なのかもしれないと思ったら空恐ろしくなるほど。

夏は昼間留守の間に部屋の温度が尋常じゃなくなるからお花は置かないんだけど、今年の夏休みはどこにも行かないので一日中涼しい部屋に飾れるからと、夏らしい花を…と思ってたんだけどなんだか見ているだけで食傷気味。

でもせっかく来たんだしと思って選んだのはオレンジのガーベラ。
どれもこれも安くて選り取り見取りなのにありきたりなガーベラが一番しっくりきたんだヨ。

2019年8月17日土曜日

2019年春夏 私の演奏会

取り組んだ曲は サンジュレーのコンチェルティーノ78番
本番4回のうち2回は自分で企画した音楽会。
自分でプロデュースするのも、早くも4回目。
あきらめそうになったこともあったけど続けて良かったと思えるほどになりました。

成功の定義は出演者とお客さんが喜んでくれること。
皆さんの言葉は本心からの言葉だ、ということにしてホッとしてます。

一回目から今回まで出演者の顔ぶれも変わってる。
私にはこの移り変わりが合ってるのかも。
主体的に動くのは大変なことが多いけど、それ以上の学びがあるね。何より楽しいし!

心にしみたアドバイス・・・
事務処理はルールを作って例外なく淡々とルールに則って事務的に処理をする、ということ。
友人/知人、相手によって忖度しない。
私がたったひとりで切り盛りしてるから、よく言えば臨機応変にできる。悪く言えば好き勝手にできてしまう。
私がやってることだから私の好きなようにしたいって思ってたけどダメだね。
それじゃ賛同を得られない。
臨機応変と好き勝手を使い分けられない/判断を間違うくらいなら、淡々と"事務的" に。

忘れないようにしなきゃ。
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街から韓国の人が消えた・・・ホントにそう思う。
徴用工云々から輸出ルール見直しからの、韓国での日本ボイコットニュース。
報道数日後からいきなり減って、その後は蛇口を締めたあとポタ…ポタ…と落ちる水滴くらいの感じで聴こえていた韓国語も今やまったく耳にしなくなった気がするよ。
観光客の人数も少なくなってる気もする。
そしてそのぶん目立つ中国語!
わお…