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2018年6月26日火曜日

塙美里 セカンドアルバム発売記念コンサート

PIA Julien

久しぶりの塙先生。
そして初めてのピアジュリアン。

塙先生にビュッセルのアストゥリアスを見てもらったのは2年前の7月。
ハーブ園での本番を一か月後に控えてた。
懐かしいなあ。

いつか行ってみたいと思ってたピアジュリアンは…ソプラノサックスには天井が低過ぎる気がして…
座った席が良くなかったかな?移動しようかな?
沢山のサクソフォン奏者がここで演奏したはるけど他の人たちはどうなんやろ?
もしかしてこんな風に感じてるのはワタシだけ??

そんな事を思っているうちに曲は進んで、サンサーンスの頃にはなんにも気にならなくなってた。
私の耳が馴染んできたのか、音が場に馴染んできたのか、場が音に馴染んだのか。
どれも合ってる気がする。
大きな理由はもう一つ。
いろんなことをOKにしちゃう圧倒的な音楽があるからっていうのもある気がするなあ。

曲の合間に、留学時代の日記や先生からの手紙を読んでくれました。
演奏会での奏者の他愛ないお喋りはあんまり好きじゃないって思ってたけど、これは違った。感動した!

ソリストの音楽を聴くっていうことはその人自身を感じるっていうこと。
楽器じゃなくてマイクを持って話すときも、内容がその人の音楽と合っていたらぜんぜん邪魔じゃない。
むしろその人への理解が深まって音楽を感じられる。
マイクを持って話すのならそれも含めてその人の表現で、その人が作る時間であり、場であるんだ。

そんな事を思った月曜日の夜でした。

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一週間前、大阪で大きな地震がありました。
電車に乗ってる最中で、車内に響き渡る携帯の緊急速報の音と急に電車が止まったことが最初の恐怖。
次の恐怖は、改札口で駅員さんが「ここには駅員が二人しかいません。全員の対応は出来ませんので自分の身は自分で守ってください」って言わはったこと。
とても当たり前のことなんだけど、非常事態に直面している時に聞くとなんて表現していいのかわからないような怖さと緊張感。

人生、いろんなことが起こります。
自然には逆らえないけど、知恵はこういう状況に対応するために磨いていきたいわ。