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2024年3月31日日曜日

八窓庵 奈良国立博物館庭園

普段は入れないお庭がガイド付きで無料公開。

お庭にある[八窓庵]というお茶室は興福寺にあったものを移設したそう。

お茶室は "古田織部風" とのこと。ガイドさんの説明がとても興味深く楽しかった。


このお庭も奈良公園も外国人観光客がもりだくさん。9:1で外国の人たち。

客待ちしてる人力車の人から「hello」と声を掛けられ、お庭の入り口では中国語のパンフレットを渡され、「日本語で☆」って言ってるのにガイドさんは英語でしゃべらはる。あるガイドさんは、説明書と実物を指さして説明してくれはるんやけど終始無言。しゃべれない人なのかと思ったら、私を外国人やと勘違いしたはったていう…


見た目で分かった時代もあったけど、もう見分けはつかないってことだねえ…

お庭とお茶室が観たくて行ったんだけど、日本人の少なさにちょっと悲しい…


ともあれ、数十年ぶりに奈良に行ったのは良いお天気の日で、なんだか海外旅行してるみたいな気分の土曜日でした。


帰りに啓林堂書店(奈良で展開している本屋さん)に寄ったら、読みたかった本を発見→購入→積読に追加!

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暖かくなってきたので、模様替えをはじめました。

真新しいものは何もなくて、1年前の春と同じなんだけどそれでも気分一新。

あ、飾るポストカードはこの前買ったばかりのしたから、これは新品。

いつにも増して、心も身体もきれいになりたいと思う今年の春です。


2024年3月20日水曜日

モネ 連作の情景

大阪中之島美術館

初めて見た絵がいくつかありました。"昼食"は知らずにみたらモネだとは思わない感じ。


実際に見たことない景色だなあって思ったのがたくさんあった。似たような景色を見た・経験した記憶がない…忘れてるのかな…

昔々、長い時間をかけてたくさんの所に行ったけど、私は知らない景色がいっぱいある。もしくは忘れてしまった景色。

願わくばもう一度。


そしてこの展覧会はものすごい人混み!

ネットの混雑状況を見て3時半に行ったんだけど、とんでもない!で、ベンチに腰掛けて読書タイム1時間。

4時半を過ぎたら、ウソみたいに人が少なくなってゆっくり回れました。

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[クラシック倶楽部]というテレビ番組。

同じ時間帯で "プレミアム4K" チャンネルだと最新のコンサートが放送されてる。

4Kって2020年で普及率50%、2023年では90%超えるとかなんとか…

あーあ、そうかあー、、、、、



没後50年 福田平八郎

大阪中之島美術館

良かったー!とっても良かった!

知らない人で、チラシに惹かれて行ったんだけど、思いがけず楽しい時間になりました。


もうね、額縁がとても邪魔に思えたよ。

余白が充分にある絵でももっともっと広がりがあれば、と思った。

縁いっぱいに描かれたものは、その先を想像して楽しかった。

指で囲って額縁を消して観たら、絵の中にずーんと入っていけて楽しい!


楽しい色で形が単純化されたものは、同じものをたくさん並べて壁紙やテキスタイルにしたらきっと楽しい。


逆に額縁が印象的だったのは、掛け軸に描かれた "竹" 。

緑の掛け軸に、白黒の竹の絵。

色が逆転していてなんて素敵。


2パターンあるチラシもブックカバーにぴったりで、ああうれし♪

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去年の今頃は いちご 安かったなー。

今年は倍くらいしてる。食べてるけど。

2024年3月17日日曜日

京都府庁旧本館

現存する日本最古の議場だとか。竣工は120年前。

で、今も使われている。議場や知事室は新しい建物にもあるけど、議場は市民講座やコンサートをやってるんだって。


当時の家具を使っているカフェにも行ってきました。

お客さんが少なくて、部屋が3つに区切られているんだけど、奥の部屋は貸し切り状態。クラシックな雰囲気を堪能しました。

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帰りに、大垣書店の本店に寄りました。

大垣書店が街中に出来たのは、私が引っ越してから。だからここは初めまして。ふむふむ…。そして、またもや積読本が増えたのでした。いつ読めるかな?楽しみ♪








2024年3月16日土曜日

河井寬次郎記念館

いつか行ってみたいと思っていた河井寛次郎さんのお家。

とても素敵なところでした。

二階の段違いになった部屋、お庭に面した茶室が特に好き。お庭の丸い石も面白い。こんなところで暮らせたらいいだろうなあ。

いやまあ、最新設備のあるマンションも憧れるんだけども…


敷地の中には登り窯もありました。

形の違うたくさんの椅子も楽しい。

気になったのは掛け軸に書かれた "火誓浄新" という言葉。その名前の焼き物もあるらしいんだけど、節分から気になっていた "火" "浄" という言葉に出会って、ああ嬉しい!

どういう意味なんだろう…自分の解釈で胸にそっと。

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景品が当たったー♪すっかり忘れていたから宅急便屋さんが来てびっくり。

もらったのは "高知家" というお菓子のセットと牧野富太郎の絵が描いてあるボトル。

絵はバイカオウレン(梅花黄蓮)。ネットで見たら、なーんて可愛らしいんでしょう!咲いてたら見つけることができるかな?見つけてみたいな。

そして高知。未だ未踏の地。昔々、沖縄に行ったとき「高知から船で来た」っていう人に会ったことがあったなあ。地図上では近い!って思ったことがあったのが私の中の高知の唯一のエピソード。

いつか行ってみたいな。







2024年3月12日火曜日

マスク / 菊池寛

 青空文庫で。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/60714_74627.html


1920(大正9)年7月のもの。


菊池さん、あのね、丁度100年経った2020年にも風邪が大流行したんだよ。

毎日のニュースで死亡者数が報じられてみんな一喜一憂したんだよ。同じですね。

でね、マスクをつける人が多数のときはマスクをつけない人が非難されて、マスクをつけない人が多くなると、つける人が非難されるんです。こういうの"マスク警察"って呼ぶんです。面白いでしょ。


あ、脈をとる時に手首を押さえることはしなくなりました。

今はね、機械でできるんです。


100年経つと新しい機械ができるんですね。

でもマスクするっていうのは変わりませんでした。まあ不織布っていう布でできたものがメインですけど。政府はガーゼ製のマスクを国民全員に配りましたよ。大不評でしたが。


次の100年後はどうなるんでしょうね。

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ぬか床にカビ…。今回は何か月もったかなあ。だいぶ水っぽくなってたのを何にも入れずにほったらかしにしてたらおかしくなっちゃった。


まあ、ワタシ的には 糠漬け=秋冬、マリネ=春夏、だから、そろそろマリネの季節ってコトで♪

今シーズンはピクルスにも挑戦してみよう♪


漬けようと思って買ってきた人参は、次の日に買った蓮根とこんにゃくと一緒に煮物になりましたとさ(鶏肉入れればよかった)


写真は、金曜日に買ったスイトピー。なんだか、紅白饅頭か運動会かって感じで剽軽な感じです。


2024年3月8日金曜日

いよよ華やぐ / 瀬戸内 寂聴

ずーっと積読だった本。なんと平成13年発行でした。なーんと23年間も本棚ほったらかし…!

タイトルに惹かれて買ったんだけど、元の詩は・・・

年々に、わが悲しみは深くして、いよよ華やぐいのちなりけり 岡本かの子


しかしまあ、不愉快極まりない描写があちこちに。

 あんな"女子トーク"したことないよ。

いったん読み始めたから、すぐにサクッと読めるからと、最後まで読んだけどさ。


気に入った言葉

「死ぬことを往生っていうのはいいなあ、往きて生まれるってことでしょう。」

仏教用語で極楽浄土に往ってそこで生きる、という意味なんですって。

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一番下の写真は "恵文社" のブックカバーにリボンをつけたもの。

リボンをつけるのが気に入っています。

読んでいるときに両端からリボンが垂れるのが嬉しくて。


恵文社には2月の末に行ってきました。


2010年、イギリスのガーディアン紙で「世界で一番美しい本屋10選」に入ったそう。昔からあるみたいだけど知らなかった…で、初めて行った来たよ。どの辺が "世界で一番" なんだろう…と思いながらも、初めて知った作家がたくさんあってアンナ・カヴァンを買いました。


それにしても文庫本って高くなったねえ。私は500円以下の感覚だったよ…

思わぬ散財をして積読本を増やしてしまいました。


下鴨神社にお参りして、本屋さんに行って、本屋さんの近くにあったパン屋さんに寄って返ってきました。

叡電に乗ったのも久しぶり。ホームにピタパの機械があってなんか笑っちゃった。不似合いさが可愛くて。

京阪電車にも乗ったよ。中国語と韓国語のアナウンスが美しくて聞き惚れた。街中で聞く言葉とはずいぶん違って聞こえたよ。

中国の時代劇も言葉は美しく聞こえる。

どんな言葉も良い声で優しくしゃべると美しくなるんだろうなあ。心に刻もう。


2024年3月2日土曜日

Candlelight: ヴィヴァルディの四季 クァルテット・ソラ

大槻能楽堂

初めましての大槻能楽堂。

舞台上に敷き詰められた蝋燭に「どうやって登場しはるんやろ?」って思ったけど、ちゃんと通路が空けてありました。

蝋燭の灯のゆらゆらは左右じゃなくて上下に見えた。

幽玄…んーなんかちょっと違うな…

静かで動があって生があって明るい。ああ、そんな人になりたい。


チェロ以外は立奏でした。舞台下音響を考えてかな、と思ったりもしたけどどうなんだろう。

昔、能舞台に立つには白い足袋(靴下)って聞いたことがあったけど、見えなかった。どうなんだろう。

舞台の真上の屋根で、場所によって聞こえ方がだいぶ異なりそう。演奏者は気持ちいいだろうなあ。


音楽はとても丁寧。

神経衰弱気味の私にはこれくらいがぴったりなのかも…って思いました。

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めまいのお薬が効かなくなっちゃったのかなあ、って不安になってたんだけど "白い恋人" をもらったら調子よくなってきた♪

そしてこの めまい は、自律神経由来のものじゃないかと自己診断。だって「ム!」っていうことがあるとなるんだもん。

すごく小っちゃい「ム!」でもテキメン。

なんか、ショックなことがあるたびに気絶してたっていう昔のヨーロッパの貴夫人みたいやな♪笑える♪

それが "白い恋人" で治っちゃうって…笑える♪


一番下の写真は、おひな祭りのお菓子。





#Candlelight