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2019年4月29日月曜日

吉野直子 ハープ:近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019


滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
吉野直子:ハープ

オープニングのあと一つ目の公演。
薄暗いホールに入ると舞台に置かれた大きなハープに目が奪われました。
凛とした美しさ。黄色いスポットライトがよく似合う。

そして一曲目。
ドビュッシー:月の光
一音目でノックアウト。
一音目、こんな 月の光 初めて聴いた。
一音目で涙。
これはハープが原曲だったのかと思ったよ。

例えば海外の一流モデルのような美しすぎる人を前にすると緊張してしまうような、そんなふうに心が緊張した。
私はこの美しすぎる音、旋律に自分を恥じたの・・・?

もうほんとうに 美しい という言葉を超えた美しすぎる音、旋律。
自分を恥じるかのように緊張を感じた私は次に・・・寝た・・・

ときどきうっすらと覚醒しては「いけない…」って思うんだけど抗えず…
2曲目の途中以降、寝てしまった私だけど素晴らしく美しい時間だったことはぜったい確か。

終演後、同行者に「これ癖になるよ。今日はもうなに聴いても寝るよ(笑)」って言われて心配したんだけど他の公演は全部ちゃんと起きてました。ホッ。

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「平成を振り返る…」的なテレビ番組を見ていて・・・
全てがついこの間のように思える。
辛く悲しく楽しく過ごした私の青春時代だったんだなあと改めて。
さて次は・・

2019年4月27日土曜日

オープニング:近江の春びわ湖クラシック音楽祭



滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール メインロビー

ファンファーレ:京都市交響楽団
ソプラノ:中島康子、ピアノ:沼尻竜典

二年ぶりの音楽祭。
ずっとたのしみにしていた ラ・フォルジュルネ がなくなったのが一昨年。
去年から別の名前で始まってたけど魅かれるプログラムがなかったから行かなかった。
今年も「一応…」と思ってみたホームページで思いがけず素敵な公演の数々に急いでチケット購入。
チケット発売後一週間後だったけど既に売り切れのものもあって出遅れた感いっぱい・・・
人気のものは残席も少なく、今回聴いた5公演は全部同じような席でした。
いい席だったから良かったんだけど。

調べてみると日本中でやってた ラ・フォルジュルネ も今は東京だけのよう。
発祥のフランスでは黒字になるまで8年かかったとか、発足時のプログラムの組み方の拘りも続けるのが困難で途中から曖昧なものになったとか…
そして日本各地での開催も、金銭面/テーマなどで主催者と折り合いがつかなくなっていたとか云々。
真偽はわからないけど、難しいものなんだなあと、私がやっている比べ物にならないほどの極小企画に思いを巡らせたりして・・・

ともあれ、大津市が名前を変えても音楽祭をやってくれていることに感謝。
出演する音楽家たちも普段より安いギャラでの演奏なのかな?
なんにせよ感謝。

続けることが大事なんだと自分自身のことにもおきかえて。

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寒い寒い一日でした。
湖畔の歩道では強い風に枯れ葉が渦を巻いていてまるで冬のよう。
それでも広い空と広い湖に心も広くなったかもね。

2019年4月22日月曜日

ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ バランシン・ガラ


テレビで。
写真の場面で鳴ってたオーボエもきれいでした。

少し前に楽器のお稽古で「付点音符のリズムが甘い」(付点の次の音符のこと)という指摘を続けて受けました。
注意するようにしたら音楽がガラッと変わってびっくり。
ああ、付点音符ってこういうことだったのかと。
そうしたら今日はバレエの後ろで流れてる音楽の付点音符がことごとく耳に入ってきた。
ああ、付点音符ってこういうことだったのかと…また。
とてもアクティブなリズムなのね。

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東京大学入学式の上野千鶴子さんの言葉に感動。
そしてだいじな御代替わりがあるというのに、ネガティブな皇室記事。
ああ、皇室というのはつくづく人権の治外法権だと・・・

2019年4月14日日曜日

Morte a Venezia



邦題:ベニスに死す

流れてるマーラーの交響曲第5番の第4楽章 アダージェット
弦楽器のなんて重いこと。ずっしりとした重量感に胸にドーン。
そしてヴィスコンティはいつも美しい!

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シリアで反政府の若者たちが籠城する街でつくった "秘密図書館" のドキュメンタリーを見た。

空っぽになった家々や施設から持ち出した本は1日で13000冊も集まったそう。
地下につくった図書館では読書会のようなものや合唱、結婚式なども行われたと。
それまで本を読む習慣がなかった人もこれがきっかけで本好きに。
ご本人は「戦争がきっかけで本を読むようになった」って皮肉っぽいコメントだったけど。

そんな図書館も政府軍の攻撃で陥落。
その後の映像には壊れされた棚、床に散乱する本・・・。
当事者じゃなくても泣ける。

こういった悲惨な情報は反政府の人たちのものばかり。
政府側の人たちのことは政府の規制で表に出てこないのかな。
政府軍の兵士やその家族も大変だろうに、どうしたはるんやろ?

昔々、艶やかで分厚い高級ファッション誌で世界のプリンセス特集みたいなのをよくやってたのを覚えてる。
結婚前は何をしていたのか。
どうやって夫と知り合ったのか。夫はどういう人か。王族としての暮らし。王妃としての仕事。妻として。母として。

みんなとても綺麗で贅沢で、なんて素敵なんだろうって思いながら読んだ。
ヨーロッパのプリンセス達にならんでシリアの王妃のページの事もよく覚えてる。

あの頃は "地球の歩き方" もシリア編があった。
結局行かなかったのが今になって後悔。

行ってみたいところ ダマスカス、モスクワ、サンプトペテルブルグ。
ああ、憧れの響き。

2019年4月10日水曜日

Shine

邦題:シャイン

観たことある気がするって思ってたのは "シャイニング" だった・・・
主人公は実在の人だけど、映画は虚実ない混ぜだそう。
家族は抗議したらしいけど嫌だったろうなあ。強く同情する。

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インターネット上に溢れてるコラム。
興味弾かれるタイトルに読み進めても、本当に面白いと思うのは20個に1つくらいか。
底が浅いというのを通り越して殴り書きのやっつけ仕事としか思えないようなものが、大

手の立派なサイトで堂々と紹介(リンク)されてる。
しかも、やっつけ仕事ぶりはどんどん加速してるんじゃなかろうか・・・
書いている人たちはこれで生活したはるんやろか?

無料モノしか読まないからこんな事を思うんだろうけど。
ちゃんとしたのは 有料 になってるんだろうなあ。

Facebookをしなくなって時間を有効に使えてるかもと思ってたけど、こんなもの見てる限りは一緒だワ。

2019年4月1日月曜日

Barry Lyndon


邦題:バリー・リンドン

世の中に数ある小説の中でキューブリックはどうしてこれを映画にしようと思わはったんやろ?
面白くないわけじゃないけど、なにが特別だったのかちょっと不思議。

主人公のバリーが出兵中の夫を待つ人妻とのロマンスをした時の解説(?)「兵士に恋する女は、次もまた兵士と恋するだろう」(うろ覚え)っていうのが興味深い。

そして戦争の場面の音楽。
敵軍に向かって歩兵隊が行進していく時の音楽。
なんて軽やか!音も高くてなんかふざけてるみたい。
あれで戦意高揚できるの?
あれはなんていう曲なんだろう?
あの曲は本当にああいう状況で演奏されてたのかな?
そうじゃなくて、敢えてキューブリックが選んだのならどういう意図なんだろう?

いどちらにしても昔の軍楽隊って大変だ!
自分の生死もかかってる戦場で武器じゃなくて楽器持って音楽するんなんて!

写真はその行進の場面。

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2019年度国家予算成立・・・今回に限ってなぜか気になった。
いままで一度たりとも気にしたことなく通り過ぎてたニュースなのに。

どう考えても不安だワ