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2016年12月29日木曜日

“カノン” パッヘルベル

ふと思いつきました。
人前で演奏した曲のことを書いておこうって。

合奏はやった曲が多すぎるし、そもそも本気で理解してやったとは言えない。
だから、ソロ曲や、ピアノと一緒にやった曲を。
遊びじゃなくて本気でやったヤツ。

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曲名:カノン
作曲者:パッヘルベル

もう何年前になるでしょう…
通ってたサックス教室はピアノ教室の隅っこでやってた。
で、ピアノの人たちの発表会があるから良かったらどうぞって。
小さなホール。
初めてのソロ。
初めてであれ以来やってないバイオリンの曲!

「上手いと思ってもらおう、きれいだと思ってもらおうなんてプロじゃないんだから。
発表会っていうのは『頑張って練習したので聴いて下さい』っていう場だ」
って言われたのも懐かしい思い出。

この頃は、不甲斐ない自分にいつも悲しい思いにくれていたけど、一度だけ私が先生を泣かせた事がある。
初めてのピアノ合わせ。
緊張して夢中で吹き終わって先生を見たら目が潤んでた!
「よく頑張ったねえ…」って。
今はもっと上手くなったんだけど、いまはもう聴いてもらえる機会もなく・・・

肝心の発表会は、客席からでも指が震えてるのが見えてたそう。
一人だけ呼んだ友人に「来てくれたのにごめん」って。
ふつうは「来てくれてありがとう」なんだけどね。
もうね、謝らずにはいられなかった。
あれ以来、楽団の演奏会の案内はするけどソロ演奏には人を呼んだことがない・・・けど、実はこのごろ勇気が出てきた!