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2014年5月24日土曜日

源氏に愛された女たち

瀬戸内寂聴訳の源氏物語の続きに読みました。
瀬戸内寂聴のもコレも何年も前に買ってほったらかしてたヤツ。
源氏物語読んだときは、ずいぶん女性をバカにひどい話しだと思ったけど、これ読んだらまあこんなのもアリかなあとなんとなくクールダウン。
この作家さんの他の本は、男性目線で書かれた女性像や話しの展開にあんまりいい気持ちしなかったんだけど何故かこれはすんなり受け入れられました。
解説本だからかなあ。
恋愛指南書っぽい感じ。
源氏物語って中国のドラマ「宮廷の諍い女」と似てるなあって、コレ読んで思ったよ。

2014年5月18日日曜日

大阪国際室内楽コンクール、フェスタ部門予選2日目

いずみホール。
今日は5グループ目から聴きました。

で、今日のサックスはピアノとデュオ。フランス人男性のミーハ・ロギーナさん。
スカラムーシュとクレストンのソナタとガーシュウィンの3つの前奏曲。

左手がチェロを弾く人の左手みたい。
手の甲が柔らかく見えた。
あーそうだ、手首を柔らかくしなきゃいけないんだった…って勉強しちゃいました。
なんだけど、お勉強モードはクレストンの途中まで。
ピアノの譜めくりの人が落ちちゃったみたいで。
ピアニストが自分でめくらはる…次も…次も…譜めくりの人、戻れないのか!?
なんか2人の間に緊張感が漂ってる気がしてワタシそっちに意識集中…譜めくりガンバレーって。
楽譜だけじゃなくて、自分も見失っちゃったのか次のガーシュウィンでも座ったままの譜めくりさん。
もうワタシ一生懸命応援しちゃいました。だからサックス聴いてません。

ご本人の名誉のために。
他の出演者の時の譜めくりはバッチリでした。
クレストンのピアノ伴奏って難しいって言うけど、譜めくりもタイヘンなのかな?
もしそうなら、こういうのの譜めくりはサックス奏者にすべきやな。

1日の演奏が終わってホールを出たら、道路を挟んだ向かい側のビルの前で「カリヨン」っていう木管五重奏のグループが練習したはりました。
衣装のまんまで。
彼らは最後から2番目の出演だったから、出番が終わってすぐ練習したはったのかも。
本選出場を見越して練習したはったのか…さっきの本番でどうしても気になったところがあったのか…
彼らの演奏は「こういうのを上手いっていうんだろうなあ」っていう感じの整った演奏でした。
NHKのクラシック倶楽部でよく見る感じ。

さてさて。
予選結果はもう出てる筈なんだけど、発表見ずに帰ってきたし、ネットにはまだ載ってません。
フェスタ部門は事前に申し込んだ観客だけが審査します。
審査員の人たちは首からカードをぶら下げたはるから一目でわかります。
60歳台以上の人が多かった気がする。で、男性率が高い!
思うんだけど、根っからのクラシックファンとか、クラシックオタクって感じじゃないんじゃないかなあ。
客席での雑音が多いし、拍手のタイミングもアレレ?って感じ。
でもね、ワタシは全然いいと思います。
フェスタ部門はそういうもんなんだと思います。
リタイアして時間ができた人たちが自分の街でやってるイベントに参加。いずみホールでクラシック音楽の審査員。素敵やん!
それぞれの感性で、もう1度聴きたいって思った演奏に点を入れはるんでしょう。
ってコトはこの結果は、大阪でのクラシック音楽のマーケティングに活かせるねー。
大阪ではどういうのがウケるのかって。
興味深い!
 

2014年5月17日土曜日

大阪国際室内楽コンクール、フェスタ部門予選1日目

世界中のプロの音楽家の演奏がいっぺんに聴けます。1000円で。
なんてステキ。
もう、外人さんが演奏したはるっていうだけでステージの見た目がいつもと違って新鮮。
ちょっと遅刻して2グループ目から聴きました。
みなさんステキだったんだけど、私としてはやっぱりサックスのカルテットに注目。

2グループあって、両方ともアメリカ人男性ばっかりのカルテット。
私は「バルカダ・カルテット」が好きだったかも。
バッハのイタリア協奏曲:なめらかで優雅。
マスランカのレシティションブック:カッコイイ!
どちらも雲井先生の演奏でよく知ってる曲なんだけど、別の人たちがやると全然違う!
私だったら…なんて考えながら聴いてました。
畏れ多い?向上心です!

彼らの演奏が終わったあと休憩があったんです。
チケット持ってたら出入り自由だったのでホールの外へ。
そしたら、5分前まで演奏してた4人がもう着替え終わって楽器持って出てきはった!早すぎる!
あれぜったいタンポの水分なんて取ったあらへんと思うわ。
もしかしたらスワブも通してへんのちゃうか…
で、他の出演者たちとおしゃべり。
よっぽど写真撮ってもらおうかと思ったけど勇気が出なくて声かけられず…今も後悔…
まあでも、ソプラノとバリトン良かったよー。

もう1組は「ドナルド・シンタ・カルテット」
イケメン4人組。なんと全曲暗譜。
そのプログラムがよかった!
曲の並び方がよかったんです。知らない曲だけど…。

D.ケチリー/ラッシュ
A.グラズノフ/四重奏曲 op.109 第二楽章
M.ナイマン/ここから向こうまで
S.ラーマン/ミラバカヤ
A.グラズノフ/四重奏曲 op.109 第三楽章
Z.ブラウニング/ハウラーバック


他に曲と、その並び順がいいなあと思ったのが「シバライト・ファイブ」っていうアメリカ人の弦楽クインテット。

P.シェフチク/レベル
D.ヴィスコンティ/ブラック・ベント
レディオヘッド/パラノイド・アンドロイド
レディオヘッド/モーション・ピクチャー・サウンドトラック
A.ピアソラ/天使の死

全部現代曲です。ファーストバイオリンがシンセサイザーみたいな音してました。
かっこいい!

で、お昼休憩が2時間近くあったので大阪城公園でお昼ごはん。


2014年5月15日木曜日

ベートーベンピアノ協奏曲 オリジナル楽器での全曲公演 Vol.1

ベートーベンピアノ協奏曲 第2番と4番。
大阪市中央公会堂の中会議室。
テレマン室内オーケストラと高田泰治さん。

古楽器とフォルテピアノでのベートーベン、ピアノ協奏曲の全曲演奏です。
これって「本邦初の試み」なんですって。

そして今日は、私がベートーベンを好きになった記念すべき日になりました。
今までは、好きか嫌いかって言ったら、「フツー」だったんだけど。

もうほんと、今までのベートーベンのイメージが引っくり返った感じ。
第2番は・・・なんかモーツァルトみたい。軽やか。
第4番は・・・繊細で奥深くて。あー、ベートーベンさん、あなたはこんな人だったのねー、って。
ほんと、抱きしめてあげたい。
古楽器ばっかりで聴いたからかなあ、って思いたい。

1部と2部が始まる前に、楽器紹介もちょっとだけありました。
ホルン、トランペット、クラリネット、オーボエ。
特にオーボエ。
ワタシ、オーボエってあんまり好きじゃなくて・・・
でも、古楽器のオーボエって全然違う音でした。すごくまろやか。いい!

あと、古楽器の音の強弱もいいなあって。
フォルテって、ただ大きい音を出せばいいってワケじゃないっていうのは分かってたつもりで、響きをより豊かにする感じかなあってなんとなく思ってたんだけど・・・
響きっていうより、深みが増すんじゃないかと・・・
古楽器演奏を聴いたならではの発見。
あー、すてき。
写真はティンパニー。これも古いヤツです。

もらったプログラムには
「作曲当時の響きが"大大阪"の生んだ宮殿に満ちるとき・・・・・・中略・・・・・・大阪の誇る近代建築を舞台に新たなる挑戦」
って書いてありました。
演奏会場の中央公会堂はヨーロッパの古い市庁舎を思わせる素敵な建物です。

2014年5月5日月曜日

GO!GO!市音! 2014


ATC市音なぎさのホール。
雨だったから屋外での演奏じゃなくて中で。

大阪市音楽団の民営化が取り沙汰された2012年に
「GO!GO!市音!大阪市音をほめる会」
として宮川彬良さんが発起人になって始まった無料コンサートです。
毎年5月5日5時55分に開演。

私は初めて行ったんだけど・・・
知人から誘ってもらったので、お散歩がてら行ってみようって。

開演30分前に着いたんだけど、ほぼ満席。
時間が近づいてきたら立見の人だかりか何重にも。

始まりから熱かったよー。
人数少ない、プログラムの曲も実はたいして興味ない、ホールって言ってもフツーの部屋で、ステージと客席の間にはウソみたいな大きい柱がある・・・
でもねえ、なんかいいのよー。
なんでしょうねえ。わからん。

で、客席の雰囲気もいい!
みんな市音だいすきなんやろねー。

このコンサートではお約束になってるらしい 佐渡裕さんも登場して「アフリカン・シンフォニー」と、アンコールで「宇宙戦艦ヤマト」振らはった。

「宇宙戦艦ヤマト」って今年40周年なんですって。
年内に映画が2本予定されてるらしいんだけど、大阪市音楽団が音楽担当するんですって。
っていう記者発表のコンサートでもありました。
マスコミの人が多かったのはこれがあったからかな。
お客さんも多いし、市音の将来明るいんじゃないかなあ。
こんなにみんなに応援してもらえる楽団って素敵だねー。

宮川彬、佐渡裕、ふたりの盛り上げ方も楽しくてエンターテイメントたっぷり、ステージも客席も熱いコンサートでした。

写真は受付で売ってた「イスカンダル到達饅頭」
市音と戦艦ヤマト、これからどんなコラボ商品が出るんでしょー!?!?

あ、それと、サックスのエキストラのひとりは磯貝さんやった。
もうひとりは・・・?

2014年5月4日日曜日

なにわオーケストラルウィンズ 2014

ザ・シンフォニーホール。
初めて聴いてきました。
日本中の交響楽団の管楽器奏者が1年に1度の勢揃い。みなさん楽しそう。
それぞれのソロはワタシ的聴きどころ。

2部の曲は他の指揮者で聴いてみたいなあ。
いろいろ思ったけど・・・それでも聴かせちゃうんだなあ、さすがだなあ、すごいなあって。

休憩時間に五重奏。打楽器も入って七重奏。
この2曲、至福の時間。
吹奏楽っていうより室内楽やけど。
プログラム外の余興やけど。

で、吹奏楽はマーチがいいなあ。管弦の曲やるより。
こんな感じ。