ずーっと積読だった本。なんと平成13年発行でした。なーんと23年間も本棚ほったらかし…!
タイトルに惹かれて買ったんだけど、元の詩は・・・
年々に、わが悲しみは深くして、いよよ華やぐいのちなりけり 岡本かの子
しかしまあ、不愉快極まりない描写があちこちに。
あんな"女子トーク"したことないよ。
いったん読み始めたから、すぐにサクッと読めるからと、最後まで読んだけどさ。
気に入った言葉
「死ぬことを往生っていうのはいいなあ、往きて生まれるってことでしょう。」
仏教用語で極楽浄土に往ってそこで生きる、という意味なんですって。
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一番下の写真は "恵文社" のブックカバーにリボンをつけたもの。
リボンをつけるのが気に入っています。
読んでいるときに両端からリボンが垂れるのが嬉しくて。
恵文社には2月の末に行ってきました。
2010年、イギリスのガーディアン紙で「世界で一番美しい本屋10選」に入ったそう。昔からあるみたいだけど知らなかった…で、初めて行った来たよ。どの辺が "世界で一番" なんだろう…と思いながらも、初めて知った作家がたくさんあってアンナ・カヴァンを買いました。
それにしても文庫本って高くなったねえ。私は500円以下の感覚だったよ…
思わぬ散財をして積読本を増やしてしまいました。
下鴨神社にお参りして、本屋さんに行って、本屋さんの近くにあったパン屋さんに寄って返ってきました。
叡電に乗ったのも久しぶり。ホームにピタパの機械があってなんか笑っちゃった。不似合いさが可愛くて。
京阪電車にも乗ったよ。中国語と韓国語のアナウンスが美しくて聞き惚れた。街中で聞く言葉とはずいぶん違って聞こえたよ。
中国の時代劇も言葉は美しく聞こえる。
どんな言葉も良い声で優しくしゃべると美しくなるんだろうなあ。心に刻もう。