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2019年10月31日木曜日

~八戸でみたゆめ~ 中村 均一 とその仲間たち

ドルチェ楽器 アーティストサロン

素敵なコンサートでした!

2年前突然の病で倒れた後、リハビリを経て再び演奏活動ができる喜びと感謝を込めたという、医療機関へ募金するためのチャリティ企画だそう。
そんなコンサートだなんて全く知らずに行きました。
私が知ってたのは奏者の名前だけ。
よく聞く名前、大御所の有名な先生…どんな風に吹かはるんやろ…?って。

プログラムはポップス,ジャズ含めポピュラーなものばかり。
若手奏者が "営業" でやりそうな曲ばかり。もしくはアマチュアがたいして練習せずに "やっつけ仕事" 的にイベントでやるような…
一般受けするからと安易に考えられがちなこういう曲だけど、一般受けするのは本当に素敵ないい曲だから。
こんないい曲をこんな風に、本当に本当に素敵に演奏されるのを聴いたことって今まであったかな??

なんてことのないロングトーンの中に意志と物語が詰まってる
なんてことのない曲の中でフッと超絶技巧が出てくる。
難しい現代曲の中でふんだんに使われる難易度の高いテクニックより、こういう曲の中で何気なく使われる高度な技の魅力的なこと!

また、昨日初めて会ったばかりという森下さんとのアンサンブルにも心を持っていかれました。
あれは一体なにがどうしてあんなに素敵だったんだろう?
アンサンブル経験の少ない私にはよくわからなかったことがちょっと残念…

そんな演奏の合間にたくさんのおしゃべりもありました。
溢れる思いいっぱいのおしゃべりはご本人のチャーミングなお人柄との相乗効果でこのコンサートの大事なピースになっているように感じたよ。

そしてずっと気になっていた森下さんのオカリナ。
プロ奏者のオカリナ生演奏を聴くのも初めて。
なんて素敵!
私もしまいこんでいるオカリナをやってみようかなあ…

2時間半と長い時間だったけど、奏者の思いをまるごと感じられるとても素敵な時間でした。

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ラグビーワールドカップがおもしろい!
日本が出ていない試合でも観ちゃうよ。
一生懸命観てたら動体視力が上がった気がするよ。

2019年10月15日火曜日

第20回 大阪国際音楽コンクール グランドファイナル=ガラコンサート

高槻現代劇場 中ホール

今年はファイナリストさんたちがたくさん。
特に多いのが小学生から高校生までの人たち。
今まで高校生になったら大人っぽくなるなあって思ってたけど、いえいえ今回は中学生も大人みたいな演奏と演奏姿だったよ。
こうやって時代/社会は進んでいくんだなあ。

中でも小学校一年生の女の子ピアニストと二年生のバイオリンの女の子は素敵だった!
もしかして未来の大スターかも・・・いや、将来を決めつけたらダメだね。
知性も感性も素晴らしい彼女たちには音楽以外にもたくさんの可能性があることでしょう。

それにしても、三拍子に合わせて体を揺らしながらバイオリンを弾いていた女の子の可愛らしくも見事だったこと!

一位はピアノとアルトサクソフォンの二人が受賞されてました。
二人も出るっていうことがまた素晴らしい。

ピアニストは海外在住の二十歳。
来日(帰日?)に合わせてコンクールの合間/前日にもリサイタルを開催されてました。
二十歳にして既にたくさんの経験を積んでいるっていうこともあるんだろうけど、才能ある人というのはこういう振る舞いができちゃうんだなあ、と。
一位もサラッと獲った感じでした。

そしてサクソフォニストは大阪の大学生。
丁寧で真っ当で力強い音/演奏のように感じたヨ。
・・・そうか、こういうのが一位を獲るのか。勉強になりました。

子どもも多かったけど、日本人もたくさん。
海外からの出場者が少ないのも今年の特徴でした。ちょっと寂しい。

それにしても小さな子が素晴らしい演奏するのって手品を見てるみたいだと思ったヨ。
不思議な光景…

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職場の椅子が変わったの。
肘掛がついて快適!深く腰掛け肘掛に肘をおいてラクチンラクチン。
ただ、ラップトップだからキーボードだけを前に引き寄せられないのが残念。
画面はできるだけ遠くに置きたいんだよネ。
あと、足置きもあったらカンペキなんだけど!

2019年10月9日水曜日

声楽教員による SOAI Concert ~世界の名曲に寄せて~

相愛南港ホール
開演10分前に到着。どうやら学生合唱のプレコンサートがロビーであった模様。どこかに案内があったのかな?知らなくて残念・・・
聴きたかったなあ。

そして演奏会。ラフマニノフの1曲目とトスカの悲しさを数日経った今でも憶えてる。
同じ歌い手さんだったのはたまたまなのか、それとも私はあの人が好きだったのか・・・
どちらにしても悲しいものが今の私にグッとくるのは間違いないのかも・・・疲れてるのかな・・・
最後に会場みんなで 赤とんぼ を合唱。声楽科らしい学生さん達の近くに座ったおかげで、学生さんたちのきれいな声に包まれながら気持ちよく歌うことができました。
これだけでも行ってよかったと思える楽しさ。次もお願いしたいワ。

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週末は私のお稽古。自信満々で持って行ったエチュードが惨敗。息が続かなくて緊張したのか、緊張して息ができなかったのか・・・
一度通したあとはひとつのフレーズで小一時間・・・段々わからなくなってくるし、もうヘトヘト・・・


 

2019年10月3日木曜日

演奏行為論: ピアニストの流儀

少し前から1697年の通奏低音とバイオリンのソナタをサクソフォンで練習してる。
バロックをやるたびに疑問だった強弱をどうするかということの答えへの糸口がこの本で見えたかも。
要するにいろんな考え方があって正解はないいうこと。
聴いている限りでの私の好みは強弱が小さいもの。そこに気品を感じる。そしてバロックはピリオド楽器で聴きたい。
大胆な演奏も素敵だと思うけど 別物 だと思う。
そして私がやりたいのは前者。
なのに私の楽器はサクソフォン。YAMAHA875EX。んーー・・・
それでも気品ある演奏を目指してがんばってみたいのヨ。

もうひとつとても共感したところは、アマチュアに言及した箇所。
アマチュアのラテン語源は 愛する者 なんだそう。
日本語でいうと 愛好者 が一番近そう…ということでこれから 愛好者 という言葉を使おう!

他にも、
聴くだけではなく演奏(体験)する歓び っていうような言葉や、
100回練習して101回目をステージでするのか
っていう言葉に膝を打った。

そして 調和 という言葉。
音楽はコミュニケーションだ、ということから始まってのこの言葉。
作曲家(故人かもしれないけど)と演奏者の、聴衆と演奏者の、聴衆同士(批評家とも言う)の、演、奏者同士の…いろいろなコミュニケーション。
それぞれの違いを受け入れ、常に自分の価値観を深め広げ、コミュニケーションの場を維持することが大切だと。
もう音楽にとどまらない人生、世界平和への言葉だね。

古い本なのかと思ったら 2018年出版。
著者の大久保賢さんは関西の方。

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コーヒーと紅茶を辞めて2年。
この2年、友人と入ったお店にカフェインレスが無かったときに飲んだことが2,3度あるくらい。
なのに職場に無料のアイスコーヒーが置いてあるのをみつけて2年ぶりにストレートのアイスコーヒーを飲みました。
 "無料" に惹かれて…
カップを口元に近づけて香りを感じた途端に、朝から繰り返していた慣れた作業からくる眠気が吹っ飛んだヨ。
あまりに鮮やかなカフェインの仕事ぶりにビックリ!