黄金時代:ボリショイバレエ
ダンサーの白黒の衣装が動きに合わせてウラオモテヒラヒラ。
不思議な気持ちで楽しい。
乱闘シーン、振り付けは暴力的だけど実際の動きはとても滑らか。
ドンドンドスドス歩いたりしない。
どんなシーンのどんな踊りでも着地はソフト。
どんなに激しい動きでもどんなに高く飛んでもソフトに着地。
動きはめったに止まらない。
鳴ってる音楽からは次々にいろんなフレーズが出てくるように思えるけど、ダンサーはずっと流れるように動いてる。
ああ、もうバレエはほんとになんて音楽なんでしょう!
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この間、先生のところで音楽に合わせた身体の重心移動・・・を教えてもらいました。
曲はラクールの4番。
もうね、この4番!いったいどれだけやってるんでしょう!!
ひたすらクレッシェンドだったり・・・
どこまでも滑らかにクレッシェンド。音色が均一なクレッシェンンド。
ひたすら息継ぎだったり・・・
息継直前・直後の音!
そしてこの間はひたすら体重移動。
前に後ろに右に左に。
足を踏み込んだり、足の裏だけを意識したり。
身体の動きとベルの位置とネックの角度・・・さあ、その時クチはどうなってる!?
右から左に腰をひねって・・・ああ、それぞれの場所で響きが違う!
身体の動きで響きが変わるのがわかると、どこでどういう動きが必要かがわかってくる。
わかるけど・・・できない・・・もはや目を瞑っても吹ける感じの曲なのになんだかもう一度考えなおさないと吹けない・・・
もうラクールなんていややなあ・・・って思う気持ちに蓋をするようにしてたけど、ああ、エチュードってこうやって使うんだ!って。