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2019年10月3日木曜日

演奏行為論: ピアニストの流儀

少し前から1697年の通奏低音とバイオリンのソナタをサクソフォンで練習してる。
バロックをやるたびに疑問だった強弱をどうするかということの答えへの糸口がこの本で見えたかも。
要するにいろんな考え方があって正解はないいうこと。
聴いている限りでの私の好みは強弱が小さいもの。そこに気品を感じる。そしてバロックはピリオド楽器で聴きたい。
大胆な演奏も素敵だと思うけど 別物 だと思う。
そして私がやりたいのは前者。
なのに私の楽器はサクソフォン。YAMAHA875EX。んーー・・・
それでも気品ある演奏を目指してがんばってみたいのヨ。

もうひとつとても共感したところは、アマチュアに言及した箇所。
アマチュアのラテン語源は 愛する者 なんだそう。
日本語でいうと 愛好者 が一番近そう…ということでこれから 愛好者 という言葉を使おう!

他にも、
聴くだけではなく演奏(体験)する歓び っていうような言葉や、
100回練習して101回目をステージでするのか
っていう言葉に膝を打った。

そして 調和 という言葉。
音楽はコミュニケーションだ、ということから始まってのこの言葉。
作曲家(故人かもしれないけど)と演奏者の、聴衆と演奏者の、聴衆同士(批評家とも言う)の、演、奏者同士の…いろいろなコミュニケーション。
それぞれの違いを受け入れ、常に自分の価値観を深め広げ、コミュニケーションの場を維持することが大切だと。
もう音楽にとどまらない人生、世界平和への言葉だね。

古い本なのかと思ったら 2018年出版。
著者の大久保賢さんは関西の方。

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コーヒーと紅茶を辞めて2年。
この2年、友人と入ったお店にカフェインレスが無かったときに飲んだことが2,3度あるくらい。
なのに職場に無料のアイスコーヒーが置いてあるのをみつけて2年ぶりにストレートのアイスコーヒーを飲みました。
 "無料" に惹かれて…
カップを口元に近づけて香りを感じた途端に、朝から繰り返していた慣れた作業からくる眠気が吹っ飛んだヨ。
あまりに鮮やかなカフェインの仕事ぶりにビックリ!