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2018年1月6日土曜日

氏神さま


元旦に実家に帰るのは久しぶり。
氏神さまに初詣。

秋に祖父母の家の近くの梨木神社に行ったときに、鬱蒼と気が生い茂っていて暗いイメージだった昔と比べてずいぶん明るくて隅々まで清潔に整えられていることに驚きました。
母は
「こんなにきれいになったのを、おばあちゃんに見せたかったなあ。長生きしてこういうのを見なあかんなあ」
って。

こちらの氏神さま然り。
小さなお社がたくさんあるんだけど、そこに行く道は昼間でも暗くて細くて。
覆いかぶさるように木が茂って足元は積み重なった落ち葉でいっぱい。
獣道のような先にあるお社はどこもちょっと怖かった。
そんなイメージだったのが、あらびっくり!
いい具合に剪定された木の間から青空が見えて明るいし足元も広くて歩きやすい。
どこも清らかに整えられていたのはお正月だからだけじゃなくてたぶん普段からなんだろうなあって。

廃れていくことなく、また、良かれと思った新しい試みが裏目に出ることもなく良い変化をしていることがとても嬉しい。

老いていく両親と過ごす時間はあとどれくらいあるんだろう。
私はあとどれくらい生きるんだろう。どんな風に生きるんだろう。
既に後半過ぎた人生、もういろいろ予測できる気がするけど、それでもまだいろんな事を空想をして半ば本気で夢見てる。
さて…

写真は神社裏手の道場で初稽古中の小中学生。
そして、大きな山茶花の木。

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おせち料理は"三千院の里"っていうところのお重。
小さくて可愛いいお料理がいっぱいで楽しく頂きました。

私が小学生のころまで、祖父母の家では金屏風の前で銘々膳のお正月。
両親と兄弟だけでマンションで過ごすお正月も、元旦は普段のテーブルじゃなくて畳の部屋でお屠蘇と年末から母と一緒に準備したおせち料理。
たくさんの親戚ひとりひとり、夫婦同士、兄弟同士でも手をついて新年の挨拶。
朗々と歌い上げる百人一首で白熱したり、凧揚げで走り回ったり、デコラティブな飾りの羽子板で羽つきもした。

年とともに一つ一つ消えていって気がついたらぜーんぶ無くなってる。
ウチだけかな?よそはもうちょっとやったはるんやろか?

初詣の帰りにお散歩してたら、門松やしめ縄、国旗を出したはる家の少ないこと!
車にしめ縄したはるのなんて皆無やね。
そういうウチは国旗だけ…

お正月の準備はめんどくさいことこの上ない。
特にお料理。
私が家庭を持っててもゼッタイやってへんやろな。
でもきちんとした挨拶(おざなりじゃないヤツ!)とお正月飾り、お正月遊びはやりたいなあ。
叔父さん、叔母さんたちは懐かしがってくれるかも。来年は用意しようかな。