1935年にイギリスで出版。著者は47歳の女性。100年前の本ってこと。
愉快!愉快!愉快な本!そして最後の10ページほどは美しく、最後の数行はじんわり涙ぐんだ。
イギリス人ぽい皮肉も面白い。皮肉が出てくるたびにこの面白さを誰かと共有したくなる。
近所のプロヴァンス人たちの事ばっかりが書いてあるんだけど、書いているイギリス人マダムの著者の人柄、容姿までも浮かんできたよ。
最後の章[実りのとき]のぶどうの収穫の場面は、映画[雲の中で散歩]を思い出したよ。きれいな映像だったなあ。
全体に散らばるイギリス人ぽい皮肉が面白い。皮肉が出てくるたびに面白さを誰かと共有したくなるなあ。
近所のプロヴァンス人たちの事ばっかりが書いてあるんだけど、書いているイギリス人マダムの著者の人柄はもちろん容姿までも浮かんできたよ。
美しい村での生活だけど、夫婦としては短い時間だったんじゃないかな…少し…悲しいね。
気になった言葉は
「ほんの少しの忍耐力と時間の浪費とひきかえに、プロヴァンスではたくさんの友人ができる」
これはプロヴァンスだけじゃないなあ。古今東西おなじこと。私も心がけねば。
今の私に必要なのはこういう本のような気がする。
以前、サクソフォンで、ポール・モーリスの[プロヴァンスの風景]を吹いたなあって思いだしたよ。
あの頃は、プロヴァンスを知ろうと"プロヴァンス風サラダ" とか "プロヴァンス風チキン料理"を食べて気分出してたなあ…
もしあの頃、この本を読んでたらどんな風に吹いただろう…いやまあ、楽器を再開してもいいんだけど…しちゃおうかな…!?
そして、どの家にもある糸杉。ゴッホの絵もプロヴァンスだねえ。
最近の読書では、[三体]がさっぱり理解できず、アンナ・カヴァンは好きだけどツラい内容だったから、こんな楽しい本を読んで心が軽やか~♪
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髪を切ったよ。ばっさり。
美容師さんが「夏が始まるころに切っとけばよかったですねえ」って言わはったけどまだまだ夏な気がする。あと二か月くらいは。
それともある日突然、冬になるのかな??夏から冬に!
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