ずーーーっと気になってたワイマールという時代。
ワイマール時代が舞台の小説でもよかった。何か知りたかった。で、たどり着いたのがこの本。
いやー難しかったー、でも面白かった気もする、で、ちょっとコワかった。
ま、半分も理解できてないんだけど…
ヒトラーの政権ができあがるのは "不況" がきっかけっていうことなのか?
中間層の人たちがそれ以下になりたくなくて、自分たちの下を作りだして差別が始まった?
で、難しいんだけど、時々とても詩的な文章がある。
「恐慌下の青年層の中にもまた夥しい数の狂熱的支持を獲得したのである。ナチの運動におけるロマンティックなナショナリズム、ミリタントなヒロイズム、指導者への献身と犠牲、使用されるさまざまなシンボル、激しい扇情的なスローガン…(中略)…多くの青年たちのロマンティシズムを強烈にそそり立てた」
「ワイマール共和国は、このようにして、遂に完全に没落した。ワイマールの名はひとをして直ちにゲーテを思い浮かばせる。又シラーを追走させる。世界に誇るべき輝かしい高貴にして永遠なるドイツ文化の伝統と堅く結び合った美しい南独の町ワイマールに生まれた共和国は、十四年の後、その徹底したマキアヴェリズムの故にプロイセン・ミリタリズムの卓越した代表者として数えられるフリードリヒ大帝の眠るポツダムに開院式を挙げた議会によって埋葬された…」
ああ、もうこういう所を読むときの幸せなこと。
難しかったけど、最後の解説を読んだら、なんかわかった気になったのでしたー。
今の日本、小泉農林大臣に大賛成。でもね、こういう本を読むとちょっとコワい気持ちにもなるよ…急展開すぎるのがコワいのかなあ、わからんけど…どうか良くなる方向であってくれ…
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大阪万博に行ってきたよ。
思ったことは「これで、万博行きたいなー、どんなんかなーって思わなくてすむな」
毎日テレビでもネットでも万博のこと言ったはるし、駅はすごい人混みに嵐のようなアナウンスで、万博に押されっ放しやったけど、でも、もう大丈夫。わたし行ったし。
わかったこと
ワタシ待つのは平気。でも並ぶのはちょっと・・・