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2025年6月30日月曜日

ワイマール文化  /ピーター・ゲイ

本の中ほど、バウハウスが出てくるあたりから俄然興味がでてきた。

なるほど、革命がおきて世の中が変わっていくさなかだからこそ芸術・文化にも影響が出てきたということか。


第一次大戦からワイマール時代を経て第二次大戦後へと続く時間の背景を知って聴くフルトヴェングラーや、クライバー、ヒンデミットは違って聴こえるかな?

楽しみが増えました。

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蓮の花を見に早起きしてお散歩。

蓮の花って大きいんだねえ。

近くで見たいけど、水の中には入れなくて残念。


帰りは大阪城公園を通ったよ。

お休みの日はランニングの人たちがいっぱい。

走ってる人たちとおんなじようなTシャツとハーフパンツだけど、私は日傘をさしてとっくりとっくり歩くのですー


そして、蝶々をたくさん見たよ。白いのや青いのやグレーの。ひらひらひらひら。


2025年6月25日水曜日

ワイマール共和国物語 /有澤廣巳

基本的な知識がないから難しくて斜め読み。
それでも思うこといろいろ…

・国民が変えたいと思って、デモやらなんやらするけど尻切れトンボで終わる…リーダーがいないから

・野党も与党も人材不足(リーダーがいても協力者不足)

・野党が与党にいろいろ言うけど、何も変わらない…本気じゃないから

・与党はその場しのぎのなんとなく。危険思想の政党が出てきても大したことないと無視

・きっかけは不景気。今の立場を守るために自分より下の階層を作ろうとする。

・ナショナリズムのスローガンは魅力的。不景気なときは特に。


ああ、なんということでしょう、今の日本、世界とおんなじだ…って思ってたら、読書アプリの感想で「今の日本と同じ」っていう感想が複数。10年以上前からこの感想…
古今東西いつも不安定なのが常、ということなのか。
突如変わるのではなくて、少しづつ少しづつ、気づいたらヒトラーのような人が立っているのか。

私自身どうすればいいのかわからないけど、知れたということで一歩前進か。

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下の写真は紫陽花を見にいったときのもの。

朝早くて水やりの時間でした。

アーチを描く水とその音の涼やかだったこと。

きれいな写真が撮れたなーって。


2025年6月22日日曜日

エージェント:ライアン(原題: Jack Ryan: Shadow Recruit)

おもしろかったー

息もつかず、かぶりつき。

下の写真は、主人公がモスクワに到着したとき。


行ってみたいところ、もうずーっと№1。モスクワ、ロシア。

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部屋に飾ってるのはカーネーション。

バラとカーネーションは、お手頃価格で一年中お花屋さんにあるから、なんとなく素通りしがちだけど、こうして見るとすてき。

ひらひらレースにピンク色の縁取り。

長持ちしてくれてありがとう。

涼しくなるまで部屋のお花はお休みです。


2025年6月14日土曜日

センス・オブ・ワンダー / レイチェル・カーソン

美しい言葉がいっぱい。

海のうなり声、風の音、雨の森…読んでると強烈にそれらを聞きたくなる、感じたくなる。


[沈黙の春]は、過激な内容かと思って読んでなかった。

とんでもないことでした。この人の文章はなんて美しいんでしょう!心が洗われるよ。


そして、嵐の夜の海に小さい子どもとふたり声を上げて笑ったというシーン、そんな魂の根本の感情を共有できたってなんて羨ましい。


本の後半、半分を占める学者先生たちの解説(?)も面白く、これまた感動。


緑地公園の初めて行った本屋さんで買いました。

よい出会いでした。ありがとう。

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下の写真、尾形光琳 燕子花図屏風
いえ、描いたのはワタシ。日本画体験キットで。
日本画の絵の具に興味があったの。

説明書には「水を入れて指で好みの固さにこねる」て書いてあった。
初めてだから好みがない…でも書き終わるころに加減がわかってきたよ。
次はもっとうまくできるはず!・・・次・・・??


2025年6月10日火曜日

海を庭にしてしまった家 / 石田美菜子

なんて素敵なおうち!
なんて手のかかるおうち…
こんな素敵な立地の素敵なおうちは、お金と人手がないと維持できないんだなあと、しみじみ。
行ってみたいけど、個人所有で見学はできなさそう。

そして、光り輝いてる太陽は、写真でもまぶしいんだと知りました。


この家は"気"の良い家なんだそう…よし!私も私の部屋を"気"の良い場所にしよう!

いつもきれいにして、機嫌よく過ごすのだー

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早起きして、あじさいを見に。
ほぼ満開だけど、咲き始めもちらほら。
あじさいの咲きはじめは可愛いねー、近くにあったら満開になるまでの経過を観察できるのになー。

ガクアジサイ"もかわいい。

あじさいってマットな色合いが日本原産って感じでいいねー。日本画の絵の具に合いそうだ。







2025年6月7日土曜日

なぜか「なんとなく生きづらい」の正体 / メグ・アロール

悪夢(不愉快な夢)というのは「目覚めているときには表現しがたいつらい感情を処理している」のだから、むしろ悪夢は喜ばしいこと。

「○○になるというより、○○をする人になる、と考える」

などなど、なるほどと思うことがあといくつかあった。
そもそもこの本を読もうと思ったのは、私の今があんまり良くないから。
で、本を読んでなるほどと思うことを二つ三つ見つけたところで、私の今は良くならない。

ま、タイトルが惹かれるようになってるんだよ。
人生楽勝、仕事も家庭も人間関係もいつだってオールOK、なんて人はいないだろうし。

だから私は私でガンバルのだー

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お米を買ったよ。
備蓄米が出る直前に、今まで空っぽだったスーパーのお米の棚に、お米があって、値段も少し安くなってたから。
ははーん、そういうことか…知らんけど。
春にしようと思ってた、貝の炊き込みご飯を作ったよ。
冷蔵庫に長らくあって自動の古米と合わせて♪

下の写真は、近くの公園のジャカランダの花木。
いつか、外国の写真で見たジャカランダが満開の並木道を歩いてみたいな。
あ、「満開のジャカランダの並木道を仲良しの人とおしゃれをして笑顔で歩く人になる」っていいな。


2025年6月4日水曜日

独逸デモクラシーの悲劇 / 岡 義武

ずーーーっと気になってたワイマールという時代。

ワイマール時代が舞台の小説でもよかった。何か知りたかった。で、たどり着いたのがこの本。


いやー難しかったー、でも面白かった気もする、で、ちょっとコワかった。

ま、半分も理解できてないんだけど…


ヒトラーの政権ができあがるのは "不況" がきっかけっていうことなのか?

中間層の人たちがそれ以下になりたくなくて、自分たちの下を作りだして差別が始まった?


で、難しいんだけど、時々とても詩的な文章がある。


「恐慌下の青年層の中にもまた夥しい数の狂熱的支持を獲得したのである。ナチの運動におけるロマンティックなナショナリズム、ミリタントなヒロイズム、指導者への献身と犠牲、使用されるさまざまなシンボル、激しい扇情的なスローガン…(中略)…多くの青年たちのロマンティシズムを強烈にそそり立てた」


「ワイマール共和国は、このようにして、遂に完全に没落した。ワイマールの名はひとをして直ちにゲーテを思い浮かばせる。又シラーを追走させる。世界に誇るべき輝かしい高貴にして永遠なるドイツ文化の伝統と堅く結び合った美しい南独の町ワイマールに生まれた共和国は、十四年の後、その徹底したマキアヴェリズムの故にプロイセン・ミリタリズムの卓越した代表者として数えられるフリードリヒ大帝の眠るポツダムに開院式を挙げた議会によって埋葬された…」


ああ、もうこういう所を読むときの幸せなこと。


難しかったけど、最後の解説を読んだら、なんかわかった気になったのでしたー。


  今の日本、小泉農林大臣に大賛成。でもね、こういう本を読むとちょっとコワい気持ちにもなるよ…急展開すぎるのがコワいのかなあ、わからんけど…どうか良くなる方向であってくれ…

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大阪万博に行ってきたよ。

思ったことは「これで、万博行きたいなー、どんなんかなーって思わなくてすむな」

毎日テレビでもネットでも万博のこと言ったはるし、駅はすごい人混みに嵐のようなアナウンスで、万博に押されっ放しやったけど、でも、もう大丈夫。わたし行ったし。


わかったこと

ワタシ待つのは平気。でも並ぶのはちょっと・・・




2025年6月3日火曜日

ヴィオラスペース大阪2025 第6回東京国際ヴィオラコンクール入賞記念ガラ・コンサート

あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール

ビオラの音はやっぱり好きだなーと、一曲目のバッハの一音目から思ったよ。
ハイドンのビブラートに「おおっ」となって、"夢"という曲にうっとり。

プログラムノートは冊子になっていて、ちょうどいま気になってる"ワイマール時代"のことがヒンデミットを絡めて書いてありました。
とても面白く読んだよ。

全体的にとても真面目な音楽でした(約2時間半!)

仕事中にあったモヤモヤをひきずったままで、音楽を聴いていても没頭しきれずなんだかあっという間の2時間半だったのだよ…

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御堂筋は万博に合わせ、今年は春からイルミネーション。

フェニックスホール前は紫で、今の季節は遠くから見たらジャカランダみたいに見えた。

きれい。

淀屋橋から南は白のイルミネーション。寂しく感じたのは私の心のせい?