京都市京セラ美術館
去年読んだ、アンナ・カヴァン の世界みたいだと思った。
去年読んだ、泉鏡花 の世界みたいだと思った。
造花で埋め尽くされた部屋…赤い花はポピーかな…垂れ下がっているのは朝鮮朝顔かな…コ、コワイ…
若い女性たちが「キレイ!」って言いながらポーズをとって写真を撮りあいっこしてる…オフィーリアに見えたよ…コワイコワイ、怖すぎる…
売れっ子のアーティストさんたちは、デザインだけして実際の作業はお弟子さんたちがやるらしいけど、蜷川実花さんはどうなんだろう?
小さなガラス細工や、ビーズの装飾は、彼女が自分で作って形作ったのかな? もしそうなら楽しかっただろうなあ!
そしてもう一つ。
額縁が豪華であればあるほど、その中にあるものは強く閉じ込められてる感じがしたよ。これも…コワイ…
もう10年以上前だと思うんだけど、デパートであった彼女の写真展とは随分違うイメージだったよ。
その頃は、ポップでギラギラでギャルって感じだと思ってた。
でも、解説を読むと昔から彼岸此岸の感覚を持ってたらしい。ということは、私の感じ方が変わったっていうことかな。
ああ、アンナ・カヴァン …
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ここの階段は今日も素敵にたたずんでました。彼岸から脱出した身には救われた気分になったよ。
帰りに、高島屋でtopsのチョコレートケーキを買って帰ったよ。
こちらも数十年ぶり♪