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2025年1月19日日曜日

蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影

京都市京セラ美術館

去年読んだ、アンナ・カヴァン の世界みたいだと思った。

去年読んだ、泉鏡花 の世界みたいだと思った。


造花で埋め尽くされた部屋…赤い花はポピーかな…垂れ下がっているのは朝鮮朝顔かな…コ、コワイ…

若い女性たちが「キレイ!」って言いながらポーズをとって写真を撮りあいっこしてる…オフィーリアに見えたよ…コワイコワイ、怖すぎる…


売れっ子のアーティストさんたちは、デザインだけして実際の作業はお弟子さんたちがやるらしいけど、蜷川実花さんはどうなんだろう?

小さなガラス細工や、ビーズの装飾は、彼女が自分で作って形作ったのかな? もしそうなら楽しかっただろうなあ!


そしてもう一つ。

額縁が豪華であればあるほど、その中にあるものは強く閉じ込められてる感じがしたよ。これも…コワイ…


もう10年以上前だと思うんだけど、デパートであった彼女の写真展とは随分違うイメージだったよ。

その頃は、ポップでギラギラでギャルって感じだと思ってた。

でも、解説を読むと昔から彼岸此岸の感覚を持ってたらしい。ということは、私の感じ方が変わったっていうことかな。

ああ、アンナ・カヴァン …

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ここの階段は今日も素敵にたたずんでました。彼岸から脱出した身には救われた気分になったよ。

帰りに、高島屋でtopsのチョコレートケーキを買って帰ったよ。

こちらも数十年ぶり♪